教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

日本の理数、3~5位=小中の学力低下に歯止め-「意欲で課題」・07年国際調査

2008年12月14日 12時08分25秒 | 受験・学校

『  文部科学省は10日付で、小学4年と中学2年を対象にした2007年の国際数学・理科教育動向調査の結果を公表した。03年の前回調査に比べ日本の平均得点はおおむね上昇。参加国が増える中、各教科の国際順位は3~5位で上位を維持した。
 同省は「学力の低下傾向に歯止めが掛かった。学習意欲では依然課題が多いが、一部で改善も見られた」と分析した。前回調査や03、06年の経済協力開発機構(OECD)の調査では日本の学力低下が指摘され、同省は今年3月改定の小中の新学習指導要領で理数の授業時間を拡大した。』時事通信

小・中学校の「理数」の授業時間数の拡大よりも、基礎的な理科室での実験や野外実験、実習、自然観測や観察を充実することのほうが大切だと思います。理科離れを防ぎ、牽いては数学の力を付けるのにも役立つと思います。理科の実験や実習で、理科の法則を証明する為には計算が必要になりますから数学の計算の能力を身に付ける人にも繋がります。理科を学ぶことは、数学を学ぶことにもなります。教科書の中で学ぶだけではなく、理科の実験や実習、自然観測より観察により物理・化学・生物・地学の基礎の土台が出来ると思います。未来の日本を背負って立つ科学者を養成し、産み出すためには理科教育の幅広い基礎作りと土台が必要です。理科は、教科書の中の知識だけでは、身に付かないということは日夜大学の研究室で実験明け暮れている研究者の須加だを見れば分かります。毎日実験に取り組み新しい発見は無いか、違った実験結果が出て証明されないかコツコツ努力されているのが日本の科学者の姿では有りませんか。

理科の先生が、理科の実験に使う教材費を自腹を切って公立・私立校とも出されているそうですが。日本の理科教育の貧しさや情けなさも感じます。理科の実験費用は、理科教育の充実の為に公費負担すべきでは有りませんか。中学校の理科の実験で事故が起こっていますが、実験の危険性も学ぶことも将来役立つことです。理科の実験中事故が起こらないように担当の理科の先生が指導し、実験器具の点検や生徒自身も先生の指導に従い、注意すれば防げることです。

数学も受験勉強の点数を上げることに第一に考え、試験時間内に多くの問題を解答すること重点が置かれ、早く解答することが求められます。思考力を養う為にもいろいろな数学の公式を使った問題演習に時間も必要では有りませんか。早く、正確に、時間内に解答する受験技術に偏り勝ちでは有りませんか。数学の問題演習や理科の実験や実習、自然観察や観測に力を入れている有名私立、国立の中高一貫校では数学や理科の国際コンクールで実績を上げ、難関国立大学の医学部に合格者を毎年多数出しているでは有りませんか。体験学習や野外学習の大切さを再認識すべきでは有りませんか。

地球の環境破壊で、世界的に環境保護運動が高まっている中、環境教育に取り組む事も大切な分野になっています。みんなの住んでいる地球を真剣に考え、人間が自然に学ぶ大切さや重要性が問われているのも理科教育の現状では有りませんか。自然に学ぶ事が理科教育の原点では有りませんか。果たして、人間は大自然から総てを学んでいたのでしょうか。

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