『 愛知県新城(しんしろ)市の私立黄柳野(つげの)高校(辻田一成校長)で、生徒寮に喫煙場所が設けられていたことがわかった。 県警は29日、県青少年保護育成条例違反容疑(喫煙場所の提供)で同校などを捜索し、寮から灰皿などを押収した。県警は今後、辻田校長らから事情を聞き、容疑が固まり次第、書類送検する方針。 同校によると、喫煙場所があったのは男子寮の空き部屋計4室。隠れて喫煙する生徒が後を絶たず、昨年1月には女子寮トイレでたばこの火が原因と見られるボヤが起きたため、同年4月、この4部屋を「禁煙指導室」と名付けて、喫煙場所としていたという。 同校は、不登校などの生徒を支援する全寮制の高校で、1995年に開校。現在、約230人の生徒が在籍している。辻田校長は「20歳以上の生徒もおり、校外での喫煙は山火事の危険もあったため、やむなく喫煙場所を設けた。今後、指導室は廃止し、全校集会などを通して禁煙指導を徹底したい」と話している。 同校では今年9月上旬、2、3年生の男子生徒5人が、隠れてたばこを吸ったとして1年生の男子生徒2人に暴行し、鼻の骨を折るなどのけがを負わせる事件があり、県警は今月17日、生徒5人を傷害容疑で書類送検した。』 読売新聞
喫煙場所が、高校の生徒寮内に有れば未成年の高校生も20歳以上の高校生もタバコを吸うようになります。20歳過ぎてもタバコは体に悪い事には変わりは有りません 。そもそも高等学校にタバコを吸う為に入学しているのですか。もつと高校生として、やるべきことが沢山ある筈です。タバコは、未成年者であろうと無かろうと体に悪いことは明らかで肺がんや他のがんにも成り易く、心臓病、脳卒中へのリスクも高いと言われています。ニコチン中毒になり一度タバコ吸うと止められなくなるのも事実です。不登校の男女生徒を指導する全寮制の高校だからこそタバコの「禁煙教育」を実施すべきでは有りませんか。この高校の生活指導どうなっているのでしょうか。愛知県青少年育成条例違反だからではなく、タバコの不始末で、女子寮のトイレでボヤ騒ぎを起こしたり、学校外での喫煙で山火事の危険まで有り、隠れタバコで暴力事件まで起こして高校としての存在価値が無いのでは有りませんか。生徒に悪いことは悪い、正しいことは正しいと学校の先生が教えるべきでは有りませんか。教育現場では、。けじめを付けることを忘れてはならないと思います。不登校になり遠回りした分、高等学校で学ぶ意義、勉強だけではなく、皆との学校生活や心身の健康管理についても真剣に勉強すべきでは有りませんか。未成年であれ、成人であれ年齢に関係なく高等学校に入れば高校生です。不登校になり、不登校になっていなかった高校生より年齢的に遅れている訳ですから、タバコの吸い過ぎで肺がんや重い病気になったら本当の人生の落伍者になってしまいます。健康が第一です。心身とも健康で無ければこれから先の長い人生、激しい競争社会の中で生き残って行けないのでは有りませんか。もう海外では、公共スペース、学校、図書館では、全面禁煙になっているところが増えています。タバコを吸わない生徒への受動喫煙の危険性も有ります。高校では、全面禁煙にすべきでは有りませんか。指導する高校の先生も 禁煙すべきです。学校の先生がタバコを止めないと生徒にタバコを止めなさいと「禁煙指導」は出来ないと思います。学校の先生もご自分の健康の為にもタバコを止められるのが一番良いと思います。世界の流れを取り入れ日本の学校も「全面禁煙」場所とすべきでは有りませんか。
『海外で迂闊にタバコは吸えません!
どんどん増える公共スペース禁煙の国
公共スペースとは、学校、オフィス、病院、図書館、美術館、駅、空港、レストラン、カフェ、バーなど、人が多く集まるあらゆる室内スペースを指す。それらの場所では、指定された喫煙スペース以外では原則禁煙。 |
また単純な禁煙化以外にも、未成年へのタバコ販売の禁止、タバコ税の増税、そしてタバコ関連広告の規制など、各国ともいろいろな嫌煙政策を実行しています。世界、特に先進国では禁煙の流れが広がっていることは明確になっています。
一方で、先進国でもあまり禁煙化が進んでいないのが、ドイツと日本です。日本はすでに皆様ご存知のことと思いますが、ドイツでもまだ公共スペース禁煙化は実施されていません。現在ドイツ国内では禁煙化について多くの議論が交わされていますが、EU内ではやや遅れているといった感じでしょう。』 All Aboutより引用
『愛知県・タバコ対策のホームページより。
タバコの害
タバコは毒の缶詰
- タバコの煙の中には約4000種類以上の物質が含まれているが、そのうち200種類以上は有害物質です。
- 代表的な有害物質には、ニコチン、一酸化炭素、タールの他、カドミウム、砒素、アンモニア、シアン化水素、さらにはダイオキシンなどがあります。
- ニコチンには、依存性があるほか、血管収縮作用や胃酸の分泌促進作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こします。
- タールには、約40種類の発がん物質が含まれており、肺がんをはじめ、多くのがんを引き起こします。
- 一酸化炭素は、血管内皮を傷害して動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。また、ヘモグロビンとの結合力は酸素の役250倍も高く、酸素の運搬を妨害するため、持久力や作業能率が低下します。
(厚生労働省「禁煙支援マニュアル」から抜粋)
受動喫煙防止に関する情報
受動喫煙の害
タバコを吸わない人が知らず知らずのうちにタバコの煙を吸っていることを受動喫煙といい、最近問題になっています。喫煙している人のそばにいると、タバコを吸わない人までタバコの害を受けるからです。
受動喫煙でなぜタバコの害を受けるのか
タバコに火をつけたとき、先から立ちこめる煙を「副流煙」、喫煙者が吸い込む煙を「主流煙」と呼びます。副流煙はアンモニアなどの刺激性ガスを多く含み、目や咽頭の粘膜に刺激を与えます。また、副流煙にはタール、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙に比べて、二~三倍も濃度が高いのです。換気の悪い部屋で喫煙すると、室内の空気がタバコの煙で汚染され、周囲の人のがん、心臓病等のリスクが増大するなど受動喫煙によってタバコを吸わない人の健康まで脅かされます。とくに、感受性の高い新生児、幼児、学童、老人、呼吸器疾患の人に対する影響は気をつけなければいけません。
受動喫煙防止対策実施施設認定制度
愛知県では、すべての方々が、生涯を通じて、健康でいききと過ごす活力ある健康長寿あいちの実現を目指して、平成22年(2010年)度を、目標とする健康づくりの計画として「健康日本21あいち計画」を平成13年に策定いたしました。この計画における禁煙・分煙を推進するために、受動喫煙防止対策実施施設の認定制度を始めました。
次の基準に適合する施設を「禁煙施設」・「分煙施設」と認定し、ステッカーを交付します。
- 禁煙施設
建物全体が禁煙で 、そのことを標示しており、屋内には灰皿が置いていない施設
- 分煙施設
次のすべての要件を満たしている施設
1 喫煙場所を設置し、標示していること
2 喫煙場所に十分な能力の排気装置があり、非喫煙場所へたばこの煙と臭いの漏れが ないこと
3 喫煙場所以外の屋内に灰皿を置いていないこと
認定は、施設がある地域を所轄する保健所が行います。申請や相談等は、所轄の保健所又は健康対策課へお問い合わせください。(ただし、名古屋市、豊橋市、豊田市、岡崎市を除く)
詳しくは、http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/tobacco/damedas/damedas.html をご覧ください。
。
愛知県立施設受動喫煙防止対策実施状況
部局 | 禁煙 | 分煙 | 未対策 | 計 |
---|---|---|---|---|
県庁 | 0 | 3 | 0 | 3 |
知事政策局 | 1 | 0 | 0 | 1 |
総務部 | 14 | 17 | 0 | 31 |
地域振興部 | 10 | 1 | 0 | 11 |
県民生活部 | 8 | 0 | 0 | 8 |
防災局 | 6 | 0 | 0 | 6 |
健康福祉部 | 80 | 4 | 0 | 84 |
環境部 | 2 | 0 | 0 | 2 |
産業労働部 | 34 | 5 | 0 | 39 |
農林水産部 | 47 | 9 | 0 | 56 |
建設部 | 34 | 9 | 0 | 43 |
企業庁 | 18 | 3 | 0 | 21 |
病院事業庁 | 4 | 1 | 0 | 5 |
教育委員会 | 196 | 2 | 0 | 198 |
警察本部 | 59 | 4 | 0 | 63 |
合計 | 513 | 58 | 0 | 571 |
愛知県内公立学校敷地内禁煙実施状況(平成20年5月1日現在)
年度 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
開始自治体数 | 0 | 6 | 17 | 2 | 2 | 1 | 1 |
累計 | 0 | 6 | 23 | 18 | 20 | 21 | 22 |
内訳 | 4月 犬山市 9月 木曽川町 12月 稲沢市 1月 碧南市 2月 新川町 不明 阿久比町 |
4月 尾張旭市 春日井市 名古屋市 尾西市 豊明市 刈谷市 一宮市 田原市 祖父江町 平和町 師勝町 扶桑町 足助町 豊根村 高浜市 6月 大治町 10月 長久手町 |
4月 津島市 3月 北名古屋市 合併減 木曽川町 尾西市 祖父江町 平和町 足助町 師勝町 新川町 |
4月 豊田市 三好町 合併減 旭町 稲武町 下山町 |
5月 大府市 |
4月 東郷町 5月日進市 |
禁煙支援に関する情報
あなたのニコチン依存度を判定(TDS)します
次の10の質問に答え、はいの合計点数が5点以上になった場合、あなたはニコチン依存症である可能性があります。
| 質問項目 | はい(1点) | いいえ(0点) |
---|---|---|---|
1 | 自分が吸うつもりよりも,ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか? | ||
2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて,できなかったことがありましたか? | ||
3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに,たばこが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか? | ||
4 | 禁煙したり本数を減らしたときに,次のどれかがありましたか?(イライラ,神経質,落ち着かない,集中しにくい,ゆううつ,頭痛,眠気,胃のむかつき,脈が遅い,手の震え,食欲または体重増加) | ||
5 | 問4でうかがった症状を消すために,またたばこを吸い始めることがありましたか? | ||
6 | 重い病気にかかった時に,たばこは良くないとわかっているのに吸うことがありましたか? | ||
7 | たばこのために,自分に健康問題が起きているとわかっていても,吸うことがありましたか? | ||
8 | たばこのために,自分に精神的問題(※)が起きているとわかっていても,吸うことがありましたか? | ||
9 | 自分はたばこに依存していると感じることがありましたか? | ||
10 | たばこが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか? | ||
合計 ⇒ 5点以上で「ニコチン依存症」と診断 |
<ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」について>
保険適用の対象患者を抽出するために実施するニコチン依存症のスクリーニングテストは(TDS)は、WHOの、「国際疾病分類第10版」(ICD-10)やアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の手引き」の改定第3版及び第4版に準拠して、精神医学的な見地からニコチン依存症を診断することを目的として開発されたものです。
このテストは、上記の10項目の質問で構成されています。「はい」を1点、「いいえ」を0点とし、合計得点を計算します。質問に該当しない場合は、0点と計算します。このテストは、日本人を対象に信頼性と妥当性の検討がなされており、WHOの統合国際診断面接を用いたICD-10の診断結果をGoldStandardとした場合のTDSの感度は95%、特異度は81%と報告されています。ファーガストロームのニコチン依存度指数(FTND)は、生理学的な側面からニコチン依存症の程度を容易に評価するためのスクリーニングテストとして、国際的に広く用いられていますが、FTNDの旧版であるFTQとICD-10との相関は、TDSに比べて低く、精神医学的な立場から薬物依存症としてニコチン依存症をスクリーニングする場合はTDSを用いるのが正しいと考えられます。
(厚生労働省「禁煙支援マニュアル」から抜粋)
禁煙治療に保険が適用されるようになりました
平成18年度から、禁煙治療に保険が適用されるようになりました。
以下の条件をすべて満たす人が、保険治療対象者となります。これまでに禁煙に成功しなかった人も、医療機関を受診し、喫煙という病気を克服しましょう。
条件1 ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断されること。
条件2 ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること。
条件3 ただちに禁煙しようと思っていること。
条件4 禁煙治療について説明を受け、治療を受けることを文書により同意していること。
ただし、すべての医療機関が禁煙治療に保険が適用できるわけではありません。
禁煙治療に保険が適用できる医療機関の一覧はhttp://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/tobacco/supporters/supporters.html を参照してください。
世界禁煙デー・禁煙週間に関する情報
1987年の世界保健機関決議WHA40.38により、世界保健機関が設立40周年を迎える1988年4月7日が「第1回世界禁煙デー」と定められた。1988年に採択された決議WHA42.19で世界禁煙デーを毎年5月31日とすることが定められ、翌1989年以降この日に実施されています。
WHOは、この禁煙デーを機会に、喫煙者にはタバコを控えるように、各国政府、自治体、個人などには喫煙と健康について考えるよう呼びかけでいます。
この日にあわせ、世界中でさまざまな禁煙に関するイベントが開催されています。
禁煙週間
日本では、厚生労働省が、平成4年から世界禁煙デーにあわせ5月31日から一週間を禁煙週間として国民に禁煙を呼びかけております。世界禁煙デーとあわせ禁煙週間中は日本においても各種のイベントが開催されています。
愛知県の取組は http://www.pref.aichi.jp/0000014522.html を参照してください。
愛知県の喫煙率
年代 | H12 | H16 | H19 |
---|---|---|---|
16歳から19歳 | 18.7% | 6.7% | - |
20歳代 | 48.8% | 38.2% | 35.8% |
30歳代 | 49.7% | 46.8% | 40.7% |
40歳代 | 48.7% | 47.4% | 41.6% |
50歳代 | 49.3% | 42.2% | 47.9% |
60歳代 | 39.8% | 34.2% | 36.6% |
70歳代以上 | 27.7% | 23.2% | 29.7% |
平成12年度生活習慣関連調査 | 平成16年度生活習慣関連調査 | 平成18年度愛知県健 康増進計画見直しに係る調査 |
年代 | H12 | H16 | H19 |
---|---|---|---|
16歳から19歳 | 3.2% | 4.5% | - |
20歳代 | 19.5% | 15.7% | 13.3% |
30歳代 | 17.3% | 11.9% | 15.6% |
40歳代 | 10.7% | 13.9% | 15.8% |
50歳代 | 9.1% | 14.5% | 11.5% |
60歳代 | 6.1% | 7.9% | 7.9% |
70歳代以上 | 5.0% | 3.7% | 7.5% |
平成12年度生活習慣関連調査 | 平成16年度生活習慣関連調査 | 平成18年度愛知県健 康増進計画見直しに係る調査 |
愛知県のタバコ対策の年表
年 |
愛 知 県 |
厚 生 労 働 省 等 |
H4 |
○禁煙教室(8HC) ○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 |
○厚生省「禁煙週間(5/31~6/6)」設定 ○労働省「快適職場指針」公表 |
H5 |
○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 ・キャンペーン、禁煙タイム、シンポ |
○喫煙と健康問題に関する報告書 (たばこ白書改訂版) |
H7 |
○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 ・禁煙タイム、禁煙シンポジウム ・職員の喫煙に関する調査(職員課) |
○厚生省「たばこ行動計画検討会報告書」 (公衆衛生審議会から意見具申) →「今後のたばこ対策について」(防煙対策、分煙対策、禁煙サポート・節煙対策の3つの柱により今後のたばこ対策を推進/厚生省事務次官通知) ○労働省「職場における喫煙対策のためのガイドライン」策定 |
H8 |
○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 ・禁煙タイム、世界禁煙デー記念講演会 ○職場の喫煙対策に関する指針(職員課) |
○厚生省「公共の場所における分煙のあり方について」 (保健医療局長通知) ○人事院「公務職場における喫煙対策に関する指針」策定 |
H9 |
○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 ・世界禁煙デー記念講演会 ・衛生部内事務室の禁煙(終日、週間中) ○たばこ対策連絡会開催 |
|
H10 |
○「あいち健康づくりプラン」策定 ○世界禁煙デー・禁煙週間の実施 ・世界禁煙デーコーナー開設等(金山駅) ○衛生部内事務室禁煙、喫煙室設置(通年) ○たば |