2010年12月7日5時44分 大阪府教委は6日、来年度から進学実績の高い府立高校10校に重点的に予算をつける進学指導特色校制度について、10校の通称を「グローバルリーダーズハイスクール」とする方針を決めた。 橋下徹知事は11月に韓国のエリート高校を視察した後、「進学指導特色校」という名称について、「国内の大学への進学だけが目標になっている感じがする。世界を相手にできるリーダーを育てなければ」として、見直す方針を示していた。10校には北野や天王寺など、旧9学区のトップ校と豊中が選ばれている。 府教委はこの10校に対し、生徒の海外派遣や外国人講師の増員、実験設備の充実など計約2億3千万円の予算を組むよう知事に求めている。
府立10校を進学指導特色校に 大阪・橋下徹知事のエリート校構想2009.6.19 12:32 産経新聞
大阪府の橋下徹知事のエリート校構想で、大阪府教育委員会は19日、進学指導特色校に指定する府立高校10校の校名と、体育科を設置する高校と教育センター付属研究学校も発表した。いずれも平成23年度に開設される。 進学指導特色校には、旧9学区のトップ校、北野▽茨木▽大手前▽四條畷▽高津▽天王寺▽生野▽三国丘▽岸和田に豊中を加えた。各校とも進学指導の専門学科(定員160人)を新設、入試は2月の前期選抜で実施する。これまで府立高校から約1000人だった難関国立大(東京、京都、大阪、神戸)と難関私立大(慶応、早稲田)への合格者の6割増を目指す。 一方、「学力に加え多様な進路希望に対応する」という知事の主張を踏まえて体育科を設置するのは摂津高校。また充実した教育と教諭の指導力向上を図る教育センター付属高校には大和川高校に決まった。
旧第一学区のトップ高校、北野高校、二番豊中高校、旧第二学区の茨木高校、旧第三学区の大手前高校、旧第四学区の四条畷高校、旧第五学区の高津高校、旧第六学区の天王寺高校、旧第七学区の生野の高校、旧第八学区の三国丘高校、旧第九学区の岸和田高校と 旧第一学区の二番豊中高校を進学指導特色校に来年度入試から指定しましたが。私立の有名中高一貫校や大阪教育大学付属高校と大學進学率を競い、進学塾の言う府立高校の1番高校の10校間の競争により大學進学実績を上げようとする本音と思います。 橋下徹知事は11月に韓国のエリート高校を視察した後、「進学指導特色校」という名称について、「国内の大学への進学だけが目標になっている感じがする。世界を相手にできるリーダーを育てなければ」として、見直す方針を示していしましたが。 二兎を追うもの一兎を得ずと言いますとおり受験教育で、大学への進学実績を上げることと世界を相手にできるリーダーの養成とは相容れないものと思います。3年間のカリキュラムの府立高校が、私立の有名中高一貫校に大學進学者数でどこまで迫れるかは、三年後の大學入試の合格者数に教育成果として出ると思います。 大阪は、橋本大阪府知事の進学指導特色校制度の導入で、国立、私立、府立の当分は大學受験実績数による競争時代の幕開けです。 なぜ旧学区のトップ高校を選んだのか、トップ高校の二番高校との大學合格者実績数で かなり較差が開いているのも事実で早く大學受験合格者を増やしたい思惑も有ると思います。大阪の旧制中学校や 旧制女学校の伝統ある府立名門高校の復活を目指しているエリート校構想と思います。今後大阪市内で、交通機関の便利な進学重点高校には、人気が集り志願者は増えるのでは無いでしょうか。
『最近特に国立や私立の有名進学校で、男子校で家庭科教育に力を入れる動きが強まっているその傾向が強い。調理や裁縫だけでなく、子育てや介護、男女共同参画といった今日的テーマを考えさせているのが特徴で、体験型学習のメニューも豊富。社会に貢献できる人材を育てるには生活や社会に密着した体験を積ませることが大切、と先生たちは話す。 』少子化による18歳人口の減少も有り、大學進学の合格率を上げる受験教育から、家族や社会の多様性を中高一貫教育の中で学んで行こうと言う方向に時代と保護者の学校ヘの期待もリ変わって来ている。東京の私立御三家の一つ、麻布中高(港区)は「息子たちに、女性や子ども、高齢者と心豊かに生きることの価値を知ってほしい」と保護者らが運動したのをきっかけに、96年から中学では「生活科学」、高校では「生活総合」という科目名で家庭科を導入した。 高1の夏休みには、産婦人科の病院での子どもの世話や遊び相手、老人ホームでのレクリエーションの手伝い、障害者の作業所で一緒に仕事をすることなど18のメニューから選べる体験学習がある。高1の佐野悠太君は山梨と長野の県境にある八ケ岳で有機野菜を作る農業体験をした。土づくりから始め、「有機が良いとか言うけど、そんなに簡単なことじゃない」と実感。「勉強ばかりしているよりも、身近なことができないと人間としてダメなんじゃないかと思いました」 小谷教子教諭は「家庭科は人間力を育む。社会に出たときにリーダーになる人にこそ、生活者の視点を持ってもらいたい」と話す。高1の佐野悠太君は山梨と長野の県境にある八ケ岳で有機野菜を作る農業体験をした。土づくりから始め、「有機が良いとか言うけど、そんなに簡単なことじゃない」と実感。「勉強ばかりしているよりも、身近なことができないと人間としてダメなんじゃないかと思いました」 国立の筑波大学付属駒場中(東京都世田谷区)の中1のクラスで、植村徹教諭が「仕事と生活の調和」をテーマに授業をした。 「中学受験するには専業主婦家庭のほうが良いのか?」 入試から日の浅い1年生には身近なテーマ。活発な意見が飛び交った。 「塾通いの弁当を作ったり、お迎えに来てくれたりするのは、専業主婦でないと難しい」「うちの母は働いていた。夜はコンビニで弁当を買える。口うるさく言われず、自分のペースで勉強できた」 家事労働を年収に置き換えると約280万円、という内閣府のデータを植村教諭が示すと、さっそく時給計算を始めた生徒が「えー、低すぎるんじゃない」。男女の役割や分業へと議論が広がった。」と話す。 有名進学 男子校、家庭科に力 調理以外にも子育て・介護アサヒコム. 』学力向上や偏差値教育の受験勉強重視するので無く、生活と労働に根差して、社会性を6年間学校を生活を通じて学ぶ、勉強ばかりしているよりも、身近なことが出来ないと人間としては駄目なんじゃないかと小学校から塾が通いで、私立有名進学校、麻布高校佐野悠太君の言葉、受験一辺倒教育の弊害と矛盾への生徒の目から見て直言と思います。有名私立進学高校の先生も子供達も保護者も人間力を培う教育、人間性尊重の教育に目覚める時期が来たのでは無いでしょうか。大阪府や東京都の進学重点高校の指定とは、違う昨今の国立や有名私立中高一貫校の新しい教育の芽生え現象と思います。有名中高一貫校に入学後勉強の意欲を失った子供達や落ちこぼれた子供達、心の病に悩む子供達への学校と保護者の良き処方箋になるのでは無いでしょうか。家庭生活や社会のニーズや要求により、競争を伴う受験験育にも変化の訪れが、身近な学校や家庭から起こっていると言うことです。
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大阪阪立天王寺高等学校
校 長 兵 庫 將 夫
~理数科17年の伝統と実績・さらなる飛躍と発展~
6月19日に大阪府教育委員会から「大阪府立天王寺高等学校を進学指導特色校の対象校とす
る」との発表がありました。この発表は、本年1月に策定された「『大阪の教育力』向上プラン」に示
されている「進学指導特色校の設置」事業にもとづき、大阪府教育委員会の総合的な判断から決
定されたものです。
この事業の目的は、「高等教育につながる学習を深化させることにより、生徒の進学希望の的確
な実現を図るとともに、豊かな感性と幅広い教養を身に付けた、社会の発展に貢献する志を持つ、
知識基盤社会をリードする人材の育成をめざす」とされています。
本校に於いては、普通科・理数科の実績を踏まえながら、学習指導、生徒指導、進路指導等に
おいて、さらなる工夫・改善を図るとともに、教育課程の工夫により、生徒同士が互いに切磋琢磨
できる学習環境を創出するなど、これからも普通科と専門学科が一体となった進学指導特色校とし
てさらに発展させてまいりたいと存じます。
<<< 天王寺高校の取り組みを紹介します。 平成22年6月発表(抜粋) >>>
(文理学科の入試選抜について 平成22年5月14日発表(抜粋) >>>
全日制の課程文理学科の入学者選抜
(1)対象校:北野高校、豊中高校、茨木高校、大手前高校、四條畷高校、高津高校、
天王寺高校、生野高校、三国丘高校及び岸和田高校
(通学区域は、各校とも府内全域)
(2)選抜の時期:前期入学者選抜の一部として実施
(3)選抜の資料:学力検査、小論文、調査書
|
学 力 検 査 |
小論文 |
調査書 |
国 |
数 |
英 |
国 |
数 |
英 |
社 |
理 |
音 |
美 |
保体 |
技・家 |
文理学科 |
100 |
120 |
120 |
20 |
15 |
15 |
15 |
30 |
30 |
15 |
15 |
15 |
15 |
これまでの発表資料
<<< 進学指導特色校 設置計画について(抜粋) >>>
■事業目的
「豊かな感性と幅広い教養を身に付けた、社会に貢献する志を持つ、知識基盤社会をリード す
る人材を育成する。」
■事業概要
生徒の学習ニーズや保護者・府民の府立高等学校における進学指導の充実を求める声に応え
るため、府立高等学校の特色づくりの一環として、10校を「進学指導特色校」とし、文系・理系と
もに対応した進学指導に特色を置いた専門学科を設置する。
■基本計画
Ⅰ 実施対象校
設置計画 |
対象校 |
学区 |
所在地 |
募集開始 |
進学指導特色校 (普通科・専門学科併置) |
北野高校 |
1学区 |
大阪市淀川区 |
平成 23 年度 入学生募集時 |
豊中高校 |
豊中市上野西 |
茨木高校 |
茨木市新庄町 |
大手前高校 |
2学区 |
大阪市中央区 |
四條畷高校 |
四條畷市雁屋北町 |
高津高校 |
3学区 |
大阪市天王寺区 |
天王寺高校 |
大阪市阿倍野区 |
生野高校 |
松原市新堂 |
三国丘高校 |
4学区 |
堺市堺区 |
岸和田高校 |
岸和田市岸城町 |
Ⅱ 対象校の選定
<選定方針>
ⅰ)進学指導特色校の趣旨を踏まえ、教育課程、進路指導、特色ある教育活動等の観点から、
これまでの教育実践や実績を総合的に判断し、選定する。
ⅱ)府内における地域バランスや通学の利便性を考慮して、府域全体からの通学が見込まれる
高校を選定する。
<対象校の共通事項>
ⅰ)次代をリードする人材育成研究開発重点校(エル・ハイスクール)やスーパーサイエンスハ
イスクール等、府や国の研究開発事業に積極的に取り組み、高大連携や公開授業、授業評
価を先進的に実施し成果をあげてきた。
ⅱ)二学期制や65分、45分授業の導入、1 週30単位を超える授業時数の設定等に早くから
取り組み、その成果を他の府立高校に普及してきた。
ⅲ)他府県の公立高校に勝るとも劣らない進学実績をあげ、生徒の進学希望の実現を果たして
いる。
以上から、上表の10校が進学指導特色校として適当であると考え、対象校とした。
Ⅲ 募集・入学者選抜
ⅰ)「専門学科」は「普通科」との併置とし、定員は、各校1学年4クラス、160名とする。
ⅱ)「専門学科」は、前期選抜により府内全域から生徒を募集する。
ⅲ)募集は、専門学科として一括して行い、入学後、文科(人文・国際)と理科(理数・自然科学)
に分かれることとする。
Ⅳ 取組み内容
ⅰ)各対象校が、自校の伝統や実績、教育目標等を踏まえ、それぞれの特色を生かしながら、
学習指導、生徒指導、進路指導等のさらなる工夫・改善を図るとともに、10校間の連携・交
流を推進し、情報の共有と活用を図ることにより、教員の指導力と学校力の向上をめざす。
ⅱ)「専門学科」・「普通科」併置のメリットを生かした教育課程の工夫により、生徒同士が互い
に切磋琢磨できる学習環境を創出し、教育効果の向上を図る。
ⅲ)きめ細やかな進学サポートを可能にする体制づくりや対象校間の切磋琢磨を図ることにより、
生徒の進学希望の実現をめざす。
ⅳ)研究・公開授業、成果発表会の開催や情報提供等により、取組みの成果を発信し、府内全
域で共有し、大阪の教育力の向上を図る。
URLhttp://www18.ocn.ne.jp/~abc8181