『ゆったりとした口調で「さかなクン」をたたえた天皇陛下の言葉に、ほのぼのした。西湖で再発見された「奇跡の魚」クニマスは、江戸時代から秋田県田沢湖にすみ、一時は1日の漁獲量が数千匹に上ったという。大正時代には1匹で米1升と交換できたらしい▲さかなクンと並んで耳に残ったのは、天皇陛下が12歳の思い出として語った「少年科学物語」である。田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により、やがて絶滅するであろうと書かれていた。そのことが65年後まで心に残ったという▲著者の大島正満博士は1884年生まれの生物学者で、父親はクラーク博士で知られる札幌農学校の1期生だった。専門書はもちろん、他にも「動物奇談」「理科物語」といった子ども向けの本を書いている。今風にいえば科学を市民に伝えるアウトリーチ活動や若手育成に熱心だったということだろうか▲政府は来年度の予算案を決定し、科学技術分野を予想以上に増額した。この中で、若手研究者の支援や環境整備、小・中・高校生の理科教育のための予算も拡充している▲背景を聞くとノーベル賞効果や「はやぶさ」効果があったらしい。若手からの聞き取りも影響したようだ。人々の夢に後押しされ、将来の人材を育てようという姿勢は歓迎したい。問題は、政権も国民も一時の熱に浮かされず、本気で科学を支援していけるかだ▲「人類をリードする大科学者出(い)でよ。科学の行く道は悠久である」。大島博士は「少年科学物語」のはしがきで、日本の若者への期待を熱く語っている。この時代の熱気も、さかなクンの揺らがない情熱も、なんだかうらやましい。』毎日新聞 2010年12月26日 東京朝刊
新聞記事の『ゆったりとした口調で「さかなクン」をたたえた天皇陛下の言葉は、』敬語の使い方として不適当と思いまして、書き換えました。ゆったりとした口調で「さかなクン」をたたえられた天皇陛下のお言葉は、日本語を落ち着いて話されていると思います。ゆっくりと正確に話されると聞く方の心も落ち着くと思います。最近の日本の世相は、日常生活で正しく正確にはなしているとは言えずぞんざいになっているのかも分かりませんね。昭和天皇は生物学者でいらっしゃいましたので今の天皇陛下も生物学が゜お好きと思います。さかなクンと並んで耳に残ったのは、天皇陛下が12歳の思い出として語った「少年科学物語」である。秋田県田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により、やがて絶滅するであろうと書かれていた。そのことが65年後まで心に残っておられたと思います。クニマスが絶滅していなくて、生存していたのは本当に奇跡です。クニマスの味『深所に生息するためか皮が硬いのが特徴であるが、白身で柔らかく非常に美味であった。地元でも祝い事や正月などのときにしか食べることのできない高級魚で、昭和天皇に献上された事もあり、大正時代には1匹が米1升と交換するほどの魚であったという。豊漁の年でも冠婚といった特別のとき以外は食べなかったといい、大半は雑魚箱に入れて角館町に売りに出るが、 その角館でも買う家は地主、上級武士、豪商など決まっていた。このため売り子は「軒打ち」と称い、あらかじめ買ってくれそうな家を覚えておいて売り歩いたという。一般が口にするのは妊産婦か病人に限られており、田沢湖町田沢、元田沢湖町役場総務課長の羽川は「子供のころよく獲れたものだが、なかなか食べさせてもらえなかった。それでも風邪をひいたりすると、『早く治れ』と母が出してくれた」と当時について語っている。料理する場合は焼魚にする事が多かったようである。現在のヒメマスも美味な高級魚であるが、これと比較しても高品位であったとされている。クニマス、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より一部引用』大正時代には1匹で米1升と交換できたと言うのはおいしくて価値の有る鱒だったのでしょうね。日本の湖では、在来種の鱒も全国的に少なくななっているのではないでしょうか。さかなくんの本名宮沢正之さんは、大学の研究室から生まれたのではなく、ユニークな経歴の持ち主の魚博士です。市井、庶民の生活中から生まれた魚学者です。大島正満博士に習って子ども向けの本を書いたり、魚学者として子供達にアウトリーチ(Outreach)『とは、英語で手を伸ばすことを意味する。福祉などの分野における地域社会への奉仕活動、公共機関の現場出張サービスなどの意味で多用される。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より』活動をしている日本では類稀な魚博士です。魚博士のさかなくんは、子供達に魚を通じて夢と希望を与えている魚の星と思います。さかなくんの呼び方で、失礼には当たらないと思います。子供達や皆に覚えられ親しまれている名前なので、さかなくんさんと呼ばないでも良いと思います。君、くんをつけると日本語の語源や歴史的経緯から考えると失礼じゃないでしょう。皆にあだな、ニックネームとして親しく呼ばれているので良いと思います。さかなくん御本人に直接聞くのがベストな対応と思います。
陛下、会見でクニマス発見の「さかなクン」を名指しで褒め称える 【動画あり】
ところがこのクニマスの卵がそれ以前に山梨県の西湖に移植されており、そこで繁殖して、今日まで生き延びていたことが今年に入り確認されたのです。本当に奇跡の魚(うお)と言ってもよいように思います。クニマスについては、私には12歳の時の思い出があります。この年に、私は、大島正満博士の著書「少年科学物語」の中に、田沢湖のクニマスは酸性の水の流入により、やがて絶滅するであろうということが書かれてあるのを読みました。そしてそのことは私の心に深く残るものでした。
それから65年、クニマス生存の朗報に接したわけです。このクニマス発見に大きく貢献され、近くクニマスについての論文を発表される京都大学中坊教授の業績に深く敬意を表するとともに、この度のクニマス発見に東京海洋大学客員准教授さかなクンはじめ多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います。
クニマスの今後については、これまで西湖漁業協同組合が西湖を管理して、クニマスが今日まで守られてきたことを考えると、現在の状況のままクニマスを見守り続けていくことが望ましいように思われます。その一方、クニマスが今後絶滅することがないよう危険分散を図ることはぜひ必要です。
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