◆どじょう政権、野田佳彦首相が、新聞、テレビ各社の記者団との関係で、ニ者択一の重大な判断を迫られている。
①菅直人前首相が首相番記者に対する「ぶら下がり」を「3.11」を境に中止をして、一方的な記者会見により、「記者団との巨利」をつくったスタイルを継承するか?
②自民党の小泉純一郎首相が、原則毎日、午前、午後の2回記者団に囲まれて、「ぶら下がり」会見を続けて、メッセージを発信し続けたスタイルを復活するか?
◆うっかり失言、引っかけられ失言などを恐れて、「記者団との距離」を作った菅直人首相は、失言を防ぐことができた反面、「良いことをいろいろ行っているのに国民に伝わらない」と嘆き続けた。若い番記者たちは、いわゆる「チビッコギャング」的な記者。これを侮ると、その打ち返しによりひどい目にあう。とは言え、首相に向けられた「ペンと声とカメラ」は、国民への窓なのである。その貴重な窓にブラインドをかけたのでは、首相の真意が伝わることはない。
最近の「首相の動静」を伝えるベタ記事は、首相と会った人たちの声が全く出ておらず、時刻と人物の名前だけの記事になっていて、面白くも何ともない。無味乾燥というしかない有様である。
野田佳彦首相が失言を恐れるあまり、ブラインドをつけてしまうと、文字通り、国民との距離を広げて行き、いくら一方的に宣伝しても、国民に理解されず、短期間に見離されることになる。任期が、菅直人前首相の残余の一年限り、つまり2012年9月に行われる代表選前までという短命政権で終る運命であるならば、それもやむを得ないであろう。
◆小泉純一郎元首相(在任2001年4月26日~2006年9がツ26日)のように、5年5ヵ月も政権を担当しようと思うのであれば首相から強い自信を持って意欲的にかつ積極的に情報発信、つまり、アグレッシブ(攻撃的)に情報を送り続けて、番記者ばかりでなく内閣記者会をこずき回すほどでなくてはならない。
小泉純一郎元首相の前の森喜朗元首相のころまでは、番記者たちは、金魚の糞のように首相の回りを取り巻きながら移動していた。
私が担当した福田赳夫元首相は、首相執務室に入る直前、クルッと振り返り、「エニー クエスチョン?」と声をかけて質問を求めてくれた。大平正芳下首相は、車寄せで降車したときに投げかけられた1問に対し、歩きながら答えを考え続け、首相執務室の前で立ち止まり、「あぅー」と言いながらゆっくりと答えてくれたものである。
首相と番記者は、そうしたやりとりを続けながら心を交わした。
ところが、首相官邸が新築された後は、番記者は首相執務室前、ぞろぞろとついて行けなくなったらしい。この距離感は、そのまま首相と国民との距離感となり、結局、首相を孤独に陥れ、遂には、政権を野垂れ死にさせていくことになっているようだ。
◆首相と、番記者との関係の変化は、取材方法と取材した情報の発信の仕方にも変化をもたらしているのではないか。それは、記者たちが夜回りで得た情報の扱い方にも影響を与えているように見える。
鉢呂吉雄前経産相が「放射能を付けたぞ」と赤坂の議員宿舎に夜回りに来た記者にしゃべったことが、記事にされて、これが辞任の一因になったという。本来、夜討ち朝駆けの対談の場で得た情報は、オフレコであり、それを記事化するときは、「政府首脳」「政府高官」「政府筋」などの匿名にすべきであるのに、ストレートに実名報道されていまったということは、双方の信頼関係が破綻していることを示すものではないか。実名でバラした記者は、夜討ち朝駆けしても2度と懇談の席には入れてもらえまい。民主党幹部が早速、懇談を非公式取材として制限することを検討し始めているという。これは由々しき事態である。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」小沢一郎代表「別働隊」が2012年9月の代表選を目指して準備開始、野田佳彦首相は、前原誠司政調会長潰しを考えて、枝野幸男経済産業相を実現した
◆〔特別情報①〕
小沢一郎元代表の親衛隊「一新会」の幹部でいわゆる「裏の別働隊」のリーダー格である某副大臣(当選5回)の「育てる会」が9月12日、都内某所で「昼食セミナー」を開催、支持者約300人が参加した。野田佳彦政権の誕生に伴い、めでたく「副大臣」に就任したのを祝ういわゆる「政治資金パーティ=パーティ券1枚20000円」である。このなかで、某副大臣は、民主党代表選挙が行われる2012年秋の政局について、重大発言をした。
『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた―欲で結びついた野合政権の醜怪な素顔 (ポケットブック)
価格:¥ 1,325(税込)
発売日:1994-07もくじ
3章 社会党が"野合連合"をした裏にあった台所事情
―官房機密費の蜜の味を求めた社会党
―細川護煕と武村正義の不仲のワケを突いた、渡辺美智雄のカン
官房機密費は、欲望の渦巻く中央政界において、政治家たちが狙う一つの大きな獲物である。お金をめぐる争いだけに、それは熾烈を極める。
清潔イメージで誕生した細川連合政権でさえ、最後は、この官房機密費の取り合いが原因となって、仲間割れが生じた。
このことを長年の政治家歴を持ち、鋭い動物的カンで察知した一人が、渡辺美智雄元副総理(外相)だった。第一二九回国会の平成六年二月十八日に開かれた衆議院予算委員会で、渡辺美智雄元副総理(外相)が、質問に立った。そのときの予算委員長は、社会党の山口鶴男一現在、総務庁長亘であった。委員会でのやりとりを再現してみよう。
四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.131
第三章 ロシヤ革命と猶太
前回からの続き
此等の事柄は益々世界のユダヤをしてロシヤ政體を破壊してユダヤ解放を決行せざる可らざる如く輿諭を喚起したるや明かである。
殊に米國に於てウィルソン大統領などの奔走は露國の革命に拍車をかけた事も確であろう。
新刊本が増刷(4刷)となりました。全国一般書店にて好評発売中!ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)