山形新聞社 6月24日(月)11時17分配信
『山形市の男性職員=当時(59)=が今年4月、飲酒運転の摘発を受け、その5日後に遺体で見つかっていたことが23日、関係者への取材で分かった。自殺とみられる。男性職員は複数の遺書を書いており、うち1通は職場に宛てたもので、迷惑を掛けることをわびる内容だったという。
関係者によると、職員は4月22日、コンビニエンスストアで缶ビール5、6本を飲んだ後に車を運転し、寒河江市内の国道112号で物損事故を起こした。駆け付けた寒河江署員から飲酒検知を受け、酒気帯び運転が判明し、摘発された。職員はその後、自宅や職場に現れず、行方が分からなくなった。5日後の同27日、大江町内で散歩中の人が首をつって死亡しているのを発見した。
市は職員が飲酒運転で摘発されたことを確認し、職員審査委員会を開いたが、本人から事情を聴けないため懲戒処分をしていない。退職金は既に支払われている。職員は8年前にも酒気帯び運転をしたとして摘発を受けたことがあったという。
県内では昨年、飲酒運転で摘発された364人のうち10人が公務員で、5人は道交法違反などの容疑で逮捕されている。今年は5月末現在、摘発された公務員は3人で昨年同期比で1人増。近年、飲酒運転の厳罰化に伴い、官公庁、民間企業とも内部での処分が厳しくなっている。公務員は特に法令順守が求められ、摘発が発覚すれば懲戒免職となるケースが多い。』
山形市のこの男性職員は、アルコール依存症に既になっていたのでは有りませんか。山形県内では昨年、飲酒運転で摘発された364人のうち10人が公務員で、5人は道交法違反などの容疑で逮捕されているのは、アルコール依存症に掛かっている山形職員が現実に増えているのでは有りませんか。道路交通法で、飲酒の運転の罰則を強化しても人身事故の防止の抜本的な改善に繋がるでしょうか。日本で酒気帯び運転の事故が無くならないのは、鬱病によるアルコール依存症が増えアルコールが本人の意志で止められない状態の人が今増えているとの精神科医の指摘も有ります。アルコール依存症の専門医による診断と適切な治療、入院施設の充実が急務のように思います。