◆「税金ドロボー」というのは、復興庁の水野靖久参事官のようなエリート官僚を言うのだ。官僚の仕事ぶりについて、「遅れず、休まず、仕事せず」という象徴的な言葉があるけれど、水野靖久参事官は、最悪だ。
その身は、仕事場にありながら、意識のなかは、「上の空」で人の言うことは、何も真剣に聞いていない、右の穴から左の穴へ、突き抜けているだけ、あるいは、「今度の花木、花金には、どこの高級クラブに飲みに連れて行ってもらえるのやら」「次の土日には、どこのコースで接待を受けるのやら」などと、接待されることはかり、頭を巡らしている。これは、明らかに「遅れず、休まず、仕事せず」の範疇に入るであろう。
◆復興庁の水野靖久参事官は、おそらくは、復興庁への出向が、そもそも不満だったに違いない。その不満が、ツイッターで爆発したのかも知れない。「なんで自分みたいなキャリア官僚が、被災住民から、やいのやいのと、下らないことで、突き上げられなくてはならないのか」と貧乏クジを引いたような気分だったのであろう。それならば、そのことをツイッターに書けばいいのに、ここのところが、書かれていない。
だが、水野靖久参事官は、「国家公務員=公僕=パブリック・サーバント=国民の召使い」であることを、すっかり忘れてしまっている。なぜ国家公務員に就職したのか。国家公務員を志した初心は、一体何だったのか。
もしかしたら、高級官僚になり、威張り、ふんぞり返りたかっただけなのか。部下に鞄持ちをさせて、役所や国会議事堂で肩をいからせて、風を切って闊歩したかったのか。身内や同級生に出世を見せびらかして、褒め称えられたかったのか。動機きは、いろいろあったに違いない。
◆「税金ドロボー」と言えば、かつて陸海空3自衛隊の自衛官は、制服を着て街中を歩いていると、一般市民から「税金ドロボー」と罵声を浴びせられたものである。さすがに、いまでは、そのような罵声は、どこからも飛んでこない。災害出動で被災地に派遣されて、黙々と任務を遂行してきたからである。まさに身命を賭して活動し、いまもこの姿勢を崩していない。
東日本大震災・大津波大被害・福島第1原発大事故被により、いまでも避難生活を強いられている被災者は15万人に及んでいる。これらの被災者にせめて、まともな住居を確保するという最低の環境すら提供していない。これこそ、復興庁の怠慢というものである。
しかし、復旧・復興の遅れを各省庁の官僚の責任にするのは、筋違いの面がある。決定権がなければ、何も決断できないからだ。この意味では、「税金ドロボー」である水野靖久参事官の責任にするのは、いささか気の毒だが、「官僚主導」が復活しているいまでは、水野靖久参事官の責任にするのは、やむを得ない。
◆復旧・復興は、何と言っても、国土交通省が、主導権を握らなくては、何もスムーズには、進まない。ゼネコン、産廃業者、ディベロッパーなどを動かせないからである。その国土交通官僚を機動的、迅速に動かすには、国土交通族、つまり、建設族と呼ばれる政治家が指揮を取る必要がある。にもかかわらず、この極めて単純なことがよく認識されていない。だから、復旧・復興が遅々として進まないのである。
そればかりか、「兆」の単位の復興予算が、やはり兆単位で余っていたり、目的外に流用されたりと、いわゆる不祥事が立て続けに明るみに出ている。これもまた、復興予算を仕切る実力ある政治家の不在が原因になっている。莫大な予算を目の前にして、これに群がり、食い物にしている官僚や官僚OBたちが、丸で、ピラニアのように群がっている。これらも「税金ドロボー」の典型種だ。
【参考引用】
産経新聞msn産経ニュースが.6.月14日午後4時49分、「幹部のツイッター暴言で復興副大臣が謝罪 福島副知事「危機意識を」」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「[東日本大震災]復興庁の水野靖久参事官によるツイッター書き込み問題で、復興庁の谷公一副大臣と浜田昌良副大臣が14日、福島県庁を訪れ、村田文雄副知事に『福島や被災地の方々を傷つけるような内容があったことを、深くおわび申し上げる』と謝罪した。
村田副知事は『誠に遺憾』と強く抗議し『復興庁一丸で、危機意識を持って復興に取り組んでもらいたい』と、信頼回復に向けた対応を求めた。 水野参事官は『某大臣の虚言癖に頭がクラクラ』『ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席』などと書き込んだ」※Yahoo!ニュース個人
※blogos
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
オバマ大統領が、習近平国家主席と首脳会談したとは真っ赤なウソ、実際には厳しく尋問、「取り調べ」してい ◆〔特別情報①〕
米国オバマ大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談(6月7、8日、米国カリフォルニア州の保養地で)は、超大国の最高指導者どうしによる国際的檜舞台での「首脳会談」と受け取られているけれど、それは真っ赤なウソ、実際には、それとは裏腹に、華々しくも立派なシロモノではなかった。オバマ大統領が、習近平国家主席を一室に閉じ込めて、厳しく尋問して締め上げたというのである。実質的には、「取り調べ」だったといい、このため、習近平国家主席は、ガタガタと震え上がっていたという。これは、中国外交・軍事問題に詳しい専門家筋の情報である。ならば、一体、習近平国家主席は、何をしたというのか?
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からのアクセスはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話から有料ブログへのご登録※Yahoo!ニュース個人でも「情報局」有料記事の配信を始めました。
YahooIDをお持ちの方は簡単に登録できます。ぜひご利用下さい。
お申し込みはこちらから↓「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。お申し込みはこちら↓blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓
第19回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成25年7月13日(土)
参議院議員選挙と今後の政局
~TPP参加で日本はどう変わるか?**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会5月開催の勉強会がDVDになりました。 『アベノミクス相場を食い物にする博徒 ジョージ・ソロスの悪どい手口~日本人投資家は泣きを見る』
その他過去の勉強会8種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊) 第5章 戦前の教科書に記述された国旗「日の丸」と国歌「君が代」① 第二次世界大戦(大東亜戦争・太平洋戦争)後は、文部省が昭和三十三年一一九五八年)十月一日に「小学校学習指導要領」「中学校学習指導要領」を官報に告示して以降、学校において国民の祝日などの儀式を行う場合、国旗を掲揚し、『君が代』を斉唱することが望ましいとされてきた。
つづきはこちら→
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からのアクセスこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊) 『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊) 『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊) 『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊) 『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊 『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊 『政治家の交渉術』2006年5月刊 『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊 板垣英憲マスコミ事務所