明るいことも書かなければいけないと思って書いているのではない。 これは本物の明るい記事だ。
1月3日の東京新聞がニュースの追跡で我々に教えてくれた。
神奈川県の一人の女性が「憲法9条にノーベル平和賞を」という呼びかけの活動を行っているという。
この種の呼びかけはこれまでにも耳にしたことはある。
世界に憲法9条を掲げて日本外交を行えと私も言葉では訴えてきた。
しかし、ここまで具体化な動きが始まっているとは知らなかった。
神奈川県座間市の主婦である鷹巣直美さん(37)という人が1年ほど前からネット上で「九条にノーベル平和賞を」というキャンペーンを始めたという。
そして鷹巣さんはその署名をノルウェーのノーベル委員会に送ったという。
そうしたら委員会からメールで「個人か団体に授与するもので憲法のように抽象的なものは候補になれない」という返信があったという。
私が驚いたのはそれにもめげず、さらなる活動を発展させた鷹巣さんの行動力である。
ノーベル委員会の返答を見て、それなら「9条を保持している日本国民」とすればいいのではないかと考えたという。
地元の市民団体などに話し、賛同する市民らによる実行委員会が昨年8月に発足したという。
ノーベル平和賞のノミネートには、推薦人が必要であり、その資格は国会議員や閣僚、大学学長など一定の要件を満たした者であるというが、実行委員会が呼びかけたら推薦人が集まり始めたという。
私は直感的にこの運動は憲法9条を守るための最強の方策になると思った。
なぜか。
世界はまだ日本が憲法9条を掲げている国であることを知らない国や国民が多い。
それを知れば憲法9条に賛同する国や国民が急増することは間違いない。
それほど平和を希求している国と国民が世界に多数存在することを私は知っている。
戦争を望むのは一部の権力者でありその権力者が仕掛ける戦略に翻弄されるからだ。
もはや安倍政権の改憲の動きを止められる政治力は日本にはない。
このままでは改憲されてしまう。
そしてそのための事実上の政策はどんどんと進んでいる。
日本の政治はそれを容認し国民を改憲に追い込もうとしている。
もはや日本国民だけでは憲法9条は守れない。
政治的利害関係を何も持たない本当の意味での、平和を願うひとりひとりの力で憲法9条を守る。
そしてそれを世界に訴えて憲法9条にノーベル平和賞を与える。
それこそが最強の護憲活動だ。
しかも我々がすることは賛同の思いをメールで伝え、声を上げるだけでいいのだ。
特定の政党や指導者の手柄ではなく、我々ひとりひとりが主役だ。
私はさっそく賛同のメールを送った。
その時点で5600人ほどの賛同だったが1万人を超えるとあらたな展開になるという。
これは大きな動きになる。
ひょっとしたら本当に憲法9条を守る日本国民がノーベル平和賞をもらう日がくるかもしれない。
今年が間に合わなくても来年がある。
来年がだめでも再来年がある。
どんどんとその動きは大きくなり、かならずノーベル委員会はノーベル平和賞を授与せざるを得なくなる時が来る。
この広がりは安倍政権の改憲の動きなど吹っ飛ばす威力を持つ。
思いを共有する読者は、私と同様に以下の「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会のサイトで署名してみたらどうか。
新年最初の善行だ。
いいことを始めるには早いほうがいい(了)
引用元www.amakiblog.com