教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

子どもがよく残す給食の「野菜メニュー」!野菜好きな子供に育てる食育

2018年06月04日 17時01分02秒 | 食・レシピ

子どもがよく残す給食の「野菜メニュー」!野菜好きな子供に育てる食育

(JIJICO) 07:30

子どもが残す給食1位は野菜メニュー!対策のカギは家庭での「ベジトレ」

子どもが残す給食1位は野菜メニュー!対策のカギは家庭での「ベジトレ」

(美容最新ニュース)

野菜を食べることの大切さと嫌いになる原因

『野菜は子どもの健康や成長にとって重要野菜には、ビタミンやミネラルが多く、糖質や、タンパク質のスムーズな代謝を促し、体の調子を調える働きがありま す。また、旬の野菜にはその季節を乗り切るために必要なビタミン、ミネラルがふんだんに含まれています。また、野菜をよく噛んで食べることで虫歯予防にも つながります。

07:30

 

野菜を食べることの大切さと嫌いになる原因

野菜は子どもの健康や成長にとって重要

野菜には、ビタミンやミネラルが多く、糖質や、タンパク質のスムーズな代謝を促し、体の調子を調える働きがあります。また、旬の野菜にはその季節を乗り切るために必要なビタミン、ミネラルがふんだんに含まれています。また、野菜をよく噛んで食べることで虫歯予防にもつながります。

 

成長期のお子さんが、授業への集中力や、学ぶことへの意欲、忍耐力や思いやりのあるやさしい心、また病気になりにくい丈夫なからだ、回復力など、毎日の食事が体と心を作っていくことを考えると、いろんな野菜を食べて欲しいと思います。しかし、嫌いな野菜があるお子さんは多いです。

 

野菜嫌いの原因は独特の香りやえぐみ、酸味など

よく聞くのは、ピーマン、春菊、ブロッコリー、セロリ、ゴーヤなどがあげられます。

それは、香りや、えぐみ、苦味だったり、酸味だったりと、腐敗物や、毒のサインだと脳が判断することが多いからだと考えられています。

 

しかし、成長していくにつれ、様々な料理や、味に触れ合う機会が増え、それは、安全な食べ物であると大脳が学習することで、食べることが出来るようになります。

 

また、味蕾という味を感じる器官の数が大人になるにつれて減少し、味覚が鈍くなって苦手な野菜が食べられるように、味覚の変化がありますので、それまでは無理に嫌いな野菜を頑張って食べるよりも、その他の食べられる野菜で栄養をカバーすることが大切ではないかと思います。食べられる野菜を食卓に出すことで、野菜嫌いという意識を持たずに食事をすることからだと思います。

 

「自分で育てた野菜」をきっかけに野菜が好きになった娘

筆者の娘が小学生のときに、学校で作ったトマトや、なすび、きゅうりなどを食卓に並べると、目を輝かせて、食べるのを楽しみにしていました。スーパーの野菜には、あまり関心を持ちませんが、自分で育てた野菜には、思い入れが深かったようです。実家の畑の野菜を一緒に収穫したのも良かったですね。

 

その育てた喜びと野菜の味が絡み合って、好きな野菜として、娘にインプットされたように思います。

 

プランターでねぎや、パセリなどよく使う野菜などを、お子さんと一緒に育ててみることも野菜に対する興味から食べてみたいにつながるのではないかと思います。

 

一緒に料理をすることで野菜に興味を持ちやすくなる

お子さんと一緒に料理をすると、本当に興味を持って食べてくれます。毎月開催している料理教室でも、皮をむいてもらったもの、一緒に味付けをしたもの、自分で作ったものへの関心が高いです。

 

また、お子さんが苦手な酢ですが、酢は、疲労回復効果や、カルシウムの吸収を助けてくれたりなどで食べて頂きたい調味料ですので、ハートや星形にくりぬいた人参や大根がかわいくて、酢が苦手なお子さんでも、このかわいいピクルスを食べてくれました。

 

見た目の好奇心を誘ったのが良かったのだと思います。それから、料理教室で栄養学のお話をする時に、よく噛んで食べることが、身長が伸びることにつながるという話は、男の子たちに響いて、筑前煮のレンコンなどよく噛んで食べていました。

 

また、生では食べられなくても火を通すと食べられるとか、出汁(だし)の力で野菜を美味しく感じたりとか、調理法で食べられる方法を一緒に探っていくことも一つだと思います。嫌いな野菜でも調理法が違えば好きになるケースは多いので、お子さんに聞いて作ってみるのがいいと思います。

 

「いただきます」の意味を伝えることから食育は始まる

食事をする前に手を合わせて「いただきます」という意味を知る前、料理してくれた方への感謝の言葉だと、私は思っていました。

 

いただきますには、食べ物の命をもらって、私たちの命を作っているという食べ物の命に対して感謝を表しているのだと教わった時、感動とともに、食事に対する意識が変わったのを覚えています。食べ物に感謝する気持ちから、この食材を美味しく調理したい気持ちに自然となっていきました。こういった、いただきますの意味から伝えていくことが、食育につながるのではないかと思います。

 

包丁で切るときも、素材が切られていて喜んでいるような丁寧な切り方だったり、煮込む時にもその野菜から、うま味をしっかりと引き出せるような火加減だったり、アンパンマンの中に登場するジャムおじさんが、「おいしくなーれ」と呪文を唱えているように、そういった気持ちが料理を美味しくしていると思います。ちなみにお子さんと一緒に呪文を唱えることオススメです。本当に美味しくなりますから!

 

お母さんの料理が、外食には出せないほっと和める味がするのには、そこには、家族への健康に対する愛情が溢れているからではないでしょうか。食事とともに伝わってくる愛情がお子さんの心と体の成長に大きく影響すると思います。

 

楽しい雰囲気のなかで食事をすることが大切

「食を楽しむ」ために欠かせないのが「味覚」です。「美味しい!」という感激は、気分を盛り上げます。

 

そして、美味しそうな見た目や香り、歯触りなどの食感、まな板の上で切る包丁や炒めているなどの調理中の音などで五感を刺激しています。見た目では、野菜の色鮮やかな色合いが武器になると思います。

 

どんな味だろうとか、好奇心もそそられ、そこには、会話も増え、家族の団らんがある「楽しさ」が生まれます。楽しい雰囲気の中で、食事をして元気になれる感覚がお子さんの心を幸せな気持ちで満たしてくれます。その楽しさが、食事において一番大切な要素なのではないかと思います。(水野 直美/健康アドバイザー)』

ママが、スーパーで作って売られている野菜のおかずよりも、野菜を買い家で、子供と一緒に野菜だけのおかずも作って食べることが大切と思います。

子供の頃のママの野菜のおいしい味を思い出し、母親になっても野菜料理の原稿に良い一品を作れるます。

世間で言う順送りの家庭の野菜のおかずの味です。お酢は、加熱しても効果はなくなりません。酢の物の苦手なお子さんには、一工夫されたらよいと思います。

 

 

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「朝鮮戦争を終結させることができる」のは、「戦勝国である超大国米国の最高責任者」、トランプ大統領唯一人である

2018年06月04日 11時31分58秒 | 国際・政治

 

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

自己紹介

広島県呉市生まれ。中央大学法学部卒。海上自衛隊幹部候補生学校を経て毎日新聞社入社。社会、政治、経済部記者を経て評論家となる。著書147冊。http://www.a-eiken.com

~ニュースにブログ~

「朝鮮戦争を終結させることができる」のは、「戦勝国である超大国米国の最高責任者」、トランプ大統領唯一人である

2018年06月04日 07時16分41秒 | 政治

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「朝鮮戦争を終結させることができる」のは、「戦勝国である超大国米国の最高責任者」、トランプ大統領唯一人である

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ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』政治の動きと分析 石原信雄官房副長官 回顧録【書評】

2018年06月04日 11時21分54秒 | 国際・政治

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2018年06月04日

 

竹下内閣(1987年)から村山内閣(1995年)まで7つの内閣で内閣官房副長官を務めた石原信雄氏の回顧録が出版されました。激動期に多くの短命政権に仕えた「名官房副長官」です。石原副長官は、文字通り「余人をもって代えがたい」官房副長官、良い意味で「役人の中の役人」です。石原氏は吏道を極めた官僚と言えるでしょう。石原氏はいまの官僚の劣化をどう思われていることやら。

 

*山中昭栄 2018年 『石原信雄回顧録 我が人生を振り返る』(1~3巻)ぎょうせい

 

実をいうと、私は「官房副長官」というポストにあこがれていました。それでこの本を手に取ったわけですが、官房副長官に関しては思い出があります。衆議院議員に初当選したばかりの13年ほど前、当時の秘書との間にこんな会話がありました。

 

(秘書)代議士、国会議員として将来就きたいポストは何ですか?

(山内)うーん、官房副長官やりたいですね。

(秘書)・・・(しばし沈黙)・・・。そうですか。しかし、お願いですから、後援会の皆さんの前では、決して「官房副長官になるのが夢です」なんて言わないで下さい。嘘でもいいから「総理大臣をめざします」と力強く言ってください。頼みますよ。32歳で初当選した衆議院議員なんですから、後援会の皆さんは「将来は総理大臣、最低でも大臣」くらい期待しています。お願いしますよ。

(山内)そういうものですか・・・。でも官房副長官って、あらゆる情報にアクセスできるし、官邸の危機管理や首脳外交にも関われるし、やりがいあると思うんですけどね。

(秘書)そうですけど・・・。やっぱり将来の夢が「官房副長官」じゃ地味すぎます。官房長官ならまだしも、なんで「副長官」なんですか。やっぱりダメです。

(山内)わかりました。気をつけます・・・。

 

このように「官房副長官になりたい」という夢を語り、自分の秘書から「夢がない」とダメ出しされた思い出があります。

 

さて、本題に入ります。このところ「省庁再々編」が話題です。橋本行革のときの省庁再編後の組織をもう一度見直そうという動きです。厚生労働省や総務省といった巨大官庁にはムリがあると私も思います。そもそも厚生省と労働省はあまり共通点がなく、あってもせいぜい労働安全行政くらいだと思います。厚生労働省の予算規模は大きくなり過ぎており、「厚生省」と「労働省」と「子ども省」くらいに分けても良いかもしれません。

 

石原氏の橋本行革に対する評価はきびしいです。橋本総理が省庁の数を10に減らすことにこだわったために、まったく無関係な省庁を数合わせで統合することになったと指摘します。たとえば、自治省と郵政省の統合は何の合理的理由がないと、石原氏は批判します。まったく同感です。自治省は独立していた方が良いと私も思います。郵政に関しては、経済産業省の情報通信関係の部署と統合し、郵政放送通信を一元的に扱う役所にしても良いかもしれません。

 

また、石原氏は道州制にも批判的です。私もかつては道州制が良いと思っていた時期もありました。しかし、道州制も、単なる組織いじりになりそうだし、地域の独自色を失わせるかもしれないと思いなおし、道州制には後ろ向きになりました。たとえば、九州で道州制を導入したら、「福岡市の一強」がさらに強化されると思います。また、九州内部の多様性を失わせる可能性が高いと思います。

 

石原氏は、自民党政権、非自民の細川政権、自社さ政権とさまざまな主義主張の政権に仕えながら、どの首相とも上手につきあい、政権を支え続けました。政権が交代しても、毎回のように「官邸に残って引き続き官房副長官をやってくれ」と頼まれ、常にその時の政権を真摯に支え続けました。時の権力者とベッタリではなく、政と官の適切な距離感を保っていたからこそ、政権交代しても官房副長官を続けてほしいと頼まれたのでしょう。

 

ある意味で「官僚道」「官吏道」の鏡だと思います。どんな政権であっても民意を背景にしている以上、政治的中立性を保ちつつも、しっかり首相を支えるというのが、望ましい姿勢だと思います。首相の指示であっても、法規に照らして問題があれば諫言し、身体をはって止めるのが、役人のあるべき姿勢です。そういうことができたのが、石原氏でした。そして、選挙や政局には適切な距離感を保っているのも石原氏の立派なところです。

 

逆に「安倍総理と一蓮托生」みたいな官僚は、猟官制(spoils system:幹部公務員が政治任用される仕組み)のアメリカならともかく、日本型の公務員制度のもとでは望ましくないと思います。首相が代わっても変わらずに日本政府の屋台骨として働くという気概が、国家公務員に求められる姿勢だと思います。ひたすら安倍総理に忖度して行政をゆがめている最近の幹部公務員は、石原信雄官房副長官を見習ってほしいものです。

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ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』国会対策委員会 便り 党首討論の限界:「安倍論法」では。。。

2018年06月04日 11時18分24秒 | 国際・政治

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2018年05月31日

 

昨日(5月30日)1年半ぶりに党首討論が開催され、立憲民主党の枝野幸男代表も初参加でした。しかし、その結果はとてもほめられたものではありませんでした。枝野代表は記者会見で「党首討論はほとんど歴史的意味を終えた」と発言しましたが、その通りかもしれません。

 

私は野党第一党の国対委員長代理として党首討論開催に向けた交渉を担当してきました。自民党の国対委員長代理と何度も交渉し、衆議院事務局とやり取りし、立憲民主党の参議院側の担当者と調整しと、ずっと準備作業に関わってきました。それだけに残念です。

 

そもそも党首討論は二大政党制のイギリス議会のまねです。二大政党制のもとで毎週水曜日に45分間の党首討論をやるのであれば、深みのある議論になるかもしれません。しかし、現在、党首討論に参加する資格のある野党は、5党(正確には4党と1会派)です。立憲民主党、国民民主党、日本共産党、日本維新の会、無所属の会の5人の党首で45分の質疑時間を分け合えば、短い議論になってしまいます。

 

議席配分に比例して審議時間を割り振れば、立憲民主党17分、国民民主党14分、日本共産党6分、日本維新の会5分、無所属の会3分です。とても3分では議論にならないので、無所属の会の岡田克也代表はご辞退されました。その結果、うちの党の枝野さんが19分の質疑時間になりました。しかし、19分でも短いことは短いです。

 

しかも、安倍総理の無駄が多く、だらだらした話し方では、19分ではとても足りません。安倍総理は、論点をずらし、本質をそらし、質問をはぐらかせ、詳細にわたる余計な情報を出して、逃げの答弁に徹しました。冒頭から安倍総理は「枝野代表とは25年前に同期当選してうんぬんかんぬん・・・」と本質とは無関係なあいさつで時間を浪費しました。朝日新聞が社説で「安倍論法もううんざりだ」と書きましたが、全く同感です。

 

枝野さんと安倍総理の19分のやり取りのうち、約7分が枝野さんの発言で、約12分が安倍総理の発言でした。安倍総理は、不必要な詳細について長々と語ることで時間を浪費させる戦術を採用し、まんまと本質的な議論から逃げました。ある意味で上手ですが、こういうスタイルで党首討論に臨むなら、党首討論に意味はありません。予算委員会の集中審議で9時から17時まで安倍総理を追及する方が有意義です。

 

枝野代表が森友・加計学園の問題を取り上げたことを批判するマスコミもありますが、まったく的外れです。これらの問題は安倍総理の政治姿勢そのものを示す本質論です。たとえば、日本経済新聞は「党首討論 外交素通り」というタイトルで記事を書き、「党首討論で外交を取り上げない党首はダメだ」という感じで野党を批判していました。しかし、基本的に外交は政府の専権事項であり、外交について野党が批判しても政府はほとんど取り合いません。外交交渉中の案件について質問しても、相手国に手の内をさらすことになるので、やはり政府は答えません。党首討論では、フワッとした外交論ならともかく、突っ込んだ外交論議は難しいです。日経新聞記者の見識を疑います。

 

確かに、民主党への政権交代前の党首討論は盛り上がり、中身のある議論ができていたかもしれません。当時の自民党の総理大臣は、真正面から議論していたということもあるかもしれません。また、野党第一党の民主党の議席数が多く、質疑時間が長かったことも、党首討論が盛り上がった理由のひとつかもしれません。いずれにしても今の総理大臣と今の野党乱立状態では、党首討論にはあまり意味がありません。むしろ予算委員会で落ち着いた審議をする方が意味があると思います。昨日の党首討論は、党首討論という制度の限界を示した結果に終わりました。

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ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』子どもと教育 大学教員の半分が非常勤という異常さ

2018年06月04日 11時14分57秒 | 国際・政治

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2018年05月29日

ク 69F 69

これまで大学教育の危機や安倍政権の教育再生の問題点について何度も書いてきましたが、あらためて深刻な事態を浮き彫りにした記事を見てがくぜんとしました。朝日新聞の2018年5月20日朝刊の「大学教員 半数は非常勤」という記事によれば;

 

全国の大学教員の約半数は非常勤

 

常勤の専任教員も約4分の1が任期付き雇用(「特任」や「特命」など)

 

任期なしの専任教員は約36.9%

 

これはかなり深刻な事態です。安定した雇用で教育や研究に従事している大学教員がだいたい3人に1人というのは、大学教育の危機です。非常勤の不安定な雇用の教員は、自分の研究に集中することも難しいでしょうし、研究休暇(サバティカルリーブ)ももらえないことでしょう。大学教員という仕事柄、自分の専門分野の最新の研究動向を知ることも必要でしょうし、自ら論文を書いて自己研鑽をしていないと、大学レベルの教育はできないと思います。しかし、非常勤の採用だと、自分の専門分野に本腰を入れて研究する余裕もなかなかないと思います。

 

また、非常勤講師をいくつも掛け持ちしても、食べていくのは大変です。私も浪人中に北海道大学公共政策大学院で非常勤講師をさせていただきましたが、時給が安くておどろきました。講義の時間数に応じた時給をもらうのですが、実際には講義の準備や宿題の採点にかなり時間がかかります。講義の時間よりも準備の時間の方が長いくらいでした。しかし、そういう講義時間以外の時間は無償労働になります。大学の非常勤講師というのは、たいへんな仕事の割に金銭的にはまったく割にあいません。

 

せっかく苦労して博士号を取得しても、正規の教員になれる見込みが少ないとなれば、博士号取得を目指す人は減ることでしょう。優秀な人材が、博士課程を目指さない、大学教員の職を目指さない状況を招きかねません。優秀な人材が大学教員になれないと、大学教育の質は低下して当然です。大学教育の質の向上を目指すなら、大学教員の質を向上させる必要があります。

 

大学教育の充実のためには、大学教員の待遇改善や非常勤講師の正規化が必要だと思います。それには予算の拡充が不可欠ですが、知識経済化がすすむ中で必要不可欠の投資だと思います。経済成長戦略の一環としての大学教育への投資を強化すべきだと思います。

 

 

2016年6月24日付ブログ「大学の世界ランキングに意味はあるのか?

https://www.kou1.info/blog/education/post-869

 

2017年4月5日付ブログ「なぜ日本の公教育費は少ないのか【書評】」

https://www.kou1.info/blog/education/post-1369

 

2017年6月5日付ブログ「大学と政治【日英比較】」

https://www.kou1.info/blog/education/post-1491

 

2017年9月12日付ブログ「日独の科学政策:首相のちがい」

https://www.kou1.info/blog/education/post-1685

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天木直人のブログ安倍首相の足を引っ張る麻生財務相を更迭出来ない安...

2018年06月04日 11時06分37秒 | 国際・政治

 

安倍首相の足を引っ張る麻生財務相を更迭出来ない安倍首相 

2018-06-04

 

 

 誰が言い出したか知らないが、安倍首相は麻生財務大臣を更迭する事は出来ないという。

 

 その理由は、麻生財務大臣が閣外に出ると、自民党内の安倍派と反安倍派のバランスが狂い、反安倍派包囲網が出来るからだという。

 

 政治の世界ではそういう事なのかもしれない。

 

 しかし、どう考えても麻生財務大臣は安倍首相の足を引っ張っているとしか見えない。

 

 言いたい放題言って安倍政権を困らせているからだ。

 

 内政だけではない。

 

 外交でもそうだ。

 

 Q7の財務相会談に出席した麻生大臣は、会議後の記者会見で、これほど米国が孤立したG7は見た事がないと人ごとのように言った。

 

 私から言わせれば、そのような発言をする閣僚を見た事がない。

 

 米国が孤立しないように取り持つのが、これまでの日本の閣僚のあるべき姿であるからだ。

 

 ところが麻生財務相がそれをした形跡はない。

 

 それどころか、米国が孤立した事を、メディアと一緒になって暴露している。

 

 もはや日本の閣僚としての職場放棄に等しい。

 

 そう思っていたら、麻生大臣はそれに続く発言の中でもう一つ、驚くべき発言をした。

 

 つまりトランプの保護貿易にどう対応するかを聞かれて次のように答えたのだ。

 

 その問題は、世界で一番トランプ大統領にものが言えるドナルド・シンゾウの仲である安倍首相に説得してもらうしかないと。

 

 これは自らが役立たずであることを認めたようなものだ。

 

 そもそも日米間の経済・貿易問題は、トランプ政権発足時には、ペンス副大統領と麻生副総理の間で話し合うはずだった。

 

 ところが、麻生財務大臣のヒトラー発言で麻生財務大臣の米国内における信用は失墜した。

 

 ペンス副大統領から相手にされず、米国から失格の烙印を押されたのだ。

 

 安倍首相が米国の事を本当に理解していたら、あの時点で即刻麻生財務大臣を更迭して米国に忠誠を尽くすべきだったのだ。

 

 自民党内の党内力学などとは比べものにならないくらい大きな問題だ。

 

 その麻生首相が、閣内にとどまり続け、野党追及の標的になると同時に、経済外交で職場放棄してすべてを安倍首相に丸投げする。

 

 まさしく安倍首相の足を引っ張るようなものだ。

 

 それでも安倍首相が麻生財務大臣をかばい続けるのなら、安倍首相は、結果的に麻生大臣に潰される事になる。

 

 モリカケ批判で潰されるのではない。

 

 日米関係で潰されるのだ。

 

 麻生財務相のG7財務相会議後の記者会見を聞いて、私はそう直感した。

 

 前代未聞の、やりたい放題の副総理であり、財務大臣である(了)

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天木直人のブログ勝っても負けても野党を苦しめる事になる新潟知事選..

2018年06月04日 10時56分08秒 | 国際・政治

勝っても負けても野党を苦しめる事になる新潟知事選挙 

2018-06-04

 

 

 

 事実上の安倍政権と野党共闘の一騎打ちとなる天下分け目の新潟知事選挙まであと一週間を切った。

 世論調査によれば伯仲の選挙戦だという。

 もし野党共闘候補が勝てば安倍首相は打撃を受ける。

 自民党総裁三選が難しくなる。

 だから私は野党共闘候補が勝つことに期待する。

 しかし野党にとっては今度の新潟知事選ほど複雑な選挙はないだろう。

 なにしろ負ければ野党は終わりだ。

 だから何としてでも勝たなければいけない。

 ところがたとえ勝ったとしても、その後にさらなる、難問が待ち構えているのだ。

 そのことを今日発売の週刊誌の二つの記事が教えてくれている。

 一つは今日発売の週刊現代の記事だ。

 それは小泉進次郎が自民党候補者の応援を拒否したという記事だ。

 もしこれが事実ならビッグニュースだ。

 もし小泉進次郎が新潟へ応援に行かないとなれば野党が勝つ可能性が俄然高まる。

 その限りでは小泉進次郎が応援を拒否した事は野党にとってありがたい。

 しかし、その週刊現代の記事はこう書いている。

 つまり小泉進次郎は野党を応援するつもりで拒否したのではない。

 損得勘定で自分に不利に働くと判断して断ったのだと。

 つまり自分が応援して負ければ自らの人気に傷がつく。

 もし自分が応援して安倍首相に勝たせたら、その時点で安倍首相の三選が決まる。

 自分が応援して来た石破茂氏の総裁選での勝利の芽を、みずからが摘むことになる。

 だから応援を断ったというのだ。

 二つ目は今日発売の週刊プレーボーイの記事だ。

 その記事の冒頭で元通産官僚の古賀茂明氏が書いている。

 野党候補が勝てば、自民党は安倍首相では来年4月の地統一選に勝てないと見て安倍降ろしに動く。

 安倍首相を代えて自民党が巻き返しに出れば、来年7月の参院選で野党共闘は苦しくなると。

 確かにそうだ。

 安倍暴政の反動で、誰が安倍首相の後任になっても、安倍首相よりはまともな政治をするだろう。

 当然ながら安倍自民党政権よりも支持率が上がる。

 そうなっては野党はますます苦しくなる。

 いまは打倒安倍で共闘出来ても、安倍なき後の野党は共闘できるのかという問題が表面化する事必至だ。

 野党は新潟知事選に負けるわけにはいかないが、たとえ勝ったとしても、その後こそ野党共闘の正念場が来る。

 やはり野党は自らの力で政権を取れる努力をしなければいけないという事である(了)

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天木直人のブログ中曽根大勲位と安倍首相のかくも大きな違いと共通点

2018年06月04日 10時52分11秒 | 受験・学校・学問

中曽根大勲位と安倍首相のかくも大きな違いと共通点

2018-06-04

 

 

 

 きょう発売の週刊ポスト(6月15日号)に、同じ改憲論者でも中曽根元首相と安倍首相では大きな違いがあると解説する特集記事が掲載されている。

 すなわち、衆参三分の二を超える議席を持ついまこそ改憲だと思い込む安倍首相に対し、中曽根元首相は「時に非ず」と判断すれば、強引に押し切るような事はしなかったというわけだ。

 私がその記事で注目したのは、引用されている中曽根元首相の自叙伝ともいうべき「自省録」の中の、次の言葉である。

 「もう戦争はこりごりだという国民の思いに理解を持った人間でなければ、民衆の協力を得て、改憲などできるわけがありません」

 この言葉は、かつて私がどこかで目にした、「大多数の国民が改憲に賛同するような状況にならない限り、強引に改憲をしようとすれば血なまぐさくなる」という中曽根元首相の言葉と表裏一体だ。

 まさしく、戦後生まれの安倍首相が、自らの思い込みと政治的野心で強引の改憲しようとすることに対する痛烈な批判だ。

 しかし、その中曽根元首相も、日米同盟重視ではまったく同じだ。

 そして、物事がわかっているだけたちが悪い。

 週刊ポストのその記事の中で、後房雄という名古屋大学大学院教授(政治学)がこうコメントしている。

 「当時の政治状況は、日米同盟強化が重要課題で、米国が望んでいない改憲は事実上不可能だった」と。

 中曽根元首相が総理になって真っ先に行ったのが、前任者である鈴木善幸元首相の「日米同盟には軍事的意味はない」という発言の軌道修正だった。

 その発言が米国を怒らせ、責任を取って辞めざるを得なかった鈴木善幸氏の後を継いだ中曽根元首相は、「不沈空母」発言をして一気に日米軍事同盟へと舵を切った。

 憲法9条に手をつけて護憲的な国民の反発を買うようなマネは愚の骨頂と言わんばかりに、改憲には手をつけず、事実上の改憲の道を拓いたのだ。

 日米同盟最優先と言う意味では、中曽根元首相も安倍首相も同じであり、改憲に手をつけずに日米同盟を進めた中曽根元首相のほうが、改憲も日米同盟もと欲張って国民の反発を買う安倍首相よりはるかに賢明で悪質だと言える。

 因みに、中曽根元首相と安倍首相の間で、国民的人気を得て長期政権を誇った小泉純一郎元首相もまた日米同盟最優先の首相であった。

 しかし、小泉首相には外交・安保についての自らの政治信念は何もなく、ただひたすら日米同盟重視に走っただけだ 。

 一番たちが悪く、危険な首相であったということだ。

 長期政権を誇る三人の首相に共通する事は、憲法9条より日米同盟を優先する首相であるということだ。

 その反対でなければいけない。

 日米同盟よりも憲法9条を優先する首相が出て来なくてはけない。

 そのためには、憲法9条こそ日本の国是とすべきだとはっきりと主張する政党、政治家が現れなくてはいけない。

 それこそが新党憲法9条が目指すものである。

 そして、その時は、今をおいて後にも先にもないのである。

 日本の戦後の政治の正念場である(了)

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6月3日(日)のつぶやき

2018年06月04日 05時40分54秒 | 受験・学校・学問
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