子どもがよく残す給食の「野菜メニュー」!野菜好きな子供に育てる食育
(JIJICO) 07:30
野菜を食べることの大切さと嫌いになる原因
『野菜は子どもの健康や成長にとって重要野菜には、ビタミンやミネラルが多く、糖質や、タンパク質のスムーズな代謝を促し、体の調子を調える働きがありま す。また、旬の野菜にはその季節を乗り切るために必要なビタミン、ミネラルがふんだんに含まれています。また、野菜をよく噛んで食べることで虫歯予防にも つながります。
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野菜を食べることの大切さと嫌いになる原因
野菜は子どもの健康や成長にとって重要
野菜には、ビタミンやミネラルが多く、糖質や、タンパク質のスムーズな代謝を促し、体の調子を調える働きがあります。また、旬の野菜にはその季節を乗り切るために必要なビタミン、ミネラルがふんだんに含まれています。また、野菜をよく噛んで食べることで虫歯予防にもつながります。
成長期のお子さんが、授業への集中力や、学ぶことへの意欲、忍耐力や思いやりのあるやさしい心、また病気になりにくい丈夫なからだ、回復力など、毎日の食事が体と心を作っていくことを考えると、いろんな野菜を食べて欲しいと思います。しかし、嫌いな野菜があるお子さんは多いです。
野菜嫌いの原因は独特の香りやえぐみ、酸味など
よく聞くのは、ピーマン、春菊、ブロッコリー、セロリ、ゴーヤなどがあげられます。
それは、香りや、えぐみ、苦味だったり、酸味だったりと、腐敗物や、毒のサインだと脳が判断することが多いからだと考えられています。
しかし、成長していくにつれ、様々な料理や、味に触れ合う機会が増え、それは、安全な食べ物であると大脳が学習することで、食べることが出来るようになります。
また、味蕾という味を感じる器官の数が大人になるにつれて減少し、味覚が鈍くなって苦手な野菜が食べられるように、味覚の変化がありますので、それまでは無理に嫌いな野菜を頑張って食べるよりも、その他の食べられる野菜で栄養をカバーすることが大切ではないかと思います。食べられる野菜を食卓に出すことで、野菜嫌いという意識を持たずに食事をすることからだと思います。
「自分で育てた野菜」をきっかけに野菜が好きになった娘
筆者の娘が小学生のときに、学校で作ったトマトや、なすび、きゅうりなどを食卓に並べると、目を輝かせて、食べるのを楽しみにしていました。スーパーの野菜には、あまり関心を持ちませんが、自分で育てた野菜には、思い入れが深かったようです。実家の畑の野菜を一緒に収穫したのも良かったですね。
その育てた喜びと野菜の味が絡み合って、好きな野菜として、娘にインプットされたように思います。
プランターでねぎや、パセリなどよく使う野菜などを、お子さんと一緒に育ててみることも野菜に対する興味から食べてみたいにつながるのではないかと思います。
一緒に料理をすることで野菜に興味を持ちやすくなる
お子さんと一緒に料理をすると、本当に興味を持って食べてくれます。毎月開催している料理教室でも、皮をむいてもらったもの、一緒に味付けをしたもの、自分で作ったものへの関心が高いです。
また、お子さんが苦手な酢ですが、酢は、疲労回復効果や、カルシウムの吸収を助けてくれたりなどで食べて頂きたい調味料ですので、ハートや星形にくりぬいた人参や大根がかわいくて、酢が苦手なお子さんでも、このかわいいピクルスを食べてくれました。
見た目の好奇心を誘ったのが良かったのだと思います。それから、料理教室で栄養学のお話をする時に、よく噛んで食べることが、身長が伸びることにつながるという話は、男の子たちに響いて、筑前煮のレンコンなどよく噛んで食べていました。
また、生では食べられなくても火を通すと食べられるとか、出汁(だし)の力で野菜を美味しく感じたりとか、調理法で食べられる方法を一緒に探っていくことも一つだと思います。嫌いな野菜でも調理法が違えば好きになるケースは多いので、お子さんに聞いて作ってみるのがいいと思います。
「いただきます」の意味を伝えることから食育は始まる
食事をする前に手を合わせて「いただきます」という意味を知る前、料理してくれた方への感謝の言葉だと、私は思っていました。
いただきますには、食べ物の命をもらって、私たちの命を作っているという食べ物の命に対して感謝を表しているのだと教わった時、感動とともに、食事に対する意識が変わったのを覚えています。食べ物に感謝する気持ちから、この食材を美味しく調理したい気持ちに自然となっていきました。こういった、いただきますの意味から伝えていくことが、食育につながるのではないかと思います。
包丁で切るときも、素材が切られていて喜んでいるような丁寧な切り方だったり、煮込む時にもその野菜から、うま味をしっかりと引き出せるような火加減だったり、アンパンマンの中に登場するジャムおじさんが、「おいしくなーれ」と呪文を唱えているように、そういった気持ちが料理を美味しくしていると思います。ちなみにお子さんと一緒に呪文を唱えることオススメです。本当に美味しくなりますから!
お母さんの料理が、外食には出せないほっと和める味がするのには、そこには、家族への健康に対する愛情が溢れているからではないでしょうか。食事とともに伝わってくる愛情がお子さんの心と体の成長に大きく影響すると思います。
楽しい雰囲気のなかで食事をすることが大切
「食を楽しむ」ために欠かせないのが「味覚」です。「美味しい!」という感激は、気分を盛り上げます。
そして、美味しそうな見た目や香り、歯触りなどの食感、まな板の上で切る包丁や炒めているなどの調理中の音などで五感を刺激しています。見た目では、野菜の色鮮やかな色合いが武器になると思います。
どんな味だろうとか、好奇心もそそられ、そこには、会話も増え、家族の団らんがある「楽しさ」が生まれます。楽しい雰囲気の中で、食事をして元気になれる感覚がお子さんの心を幸せな気持ちで満たしてくれます。その楽しさが、食事において一番大切な要素なのではないかと思います。(水野 直美/健康アドバイザー)』
ママが、スーパーで作って売られている野菜のおかずよりも、野菜を買い家で、子供と一緒に野菜だけのおかずも作って食べることが大切と思います。
子供の頃のママの野菜のおいしい味を思い出し、母親になっても野菜料理の原稿に良い一品を作れるます。
世間で言う順送りの家庭の野菜のおかずの味です。お酢は、加熱しても効果はなくなりません。酢の物の苦手なお子さんには、一工夫されたらよいと思います。