◆「一強多弱」と言われる政治状況下、安倍晋三首相の強気の快進撃が進んでいるけれど、集団的自衛権行使容認、日本国憲法改正(国防軍創設など)という重大問題をめぐり、いわゆる「ハト派議員」が、安倍晋三首相に噛みつき始めている。もちろん、この「ハト派議員」の勢力は、自民党内では、「弱小集団」にすぎない。
このため、下手を打てば、圧倒的多数を誇る「凶暴なタカ派集団」に食い殺されてしまいかねないので、自民党を割ってでも「反対意志」を貫くのは、絶望的な状況にある。
それでも、この大事なときに、言うべきことは言っておかなければ、後顧の憂いを残すことになるとして、あえて異論を打ち上げている。
◆集団的自衛権行使容認に対して、「反対論」を打ち上げている急先鋒は、村上誠一郎元内閣府特命担当相(規制改革・産業再生機構=第2次小泉改造内閣・第3次小泉内閣)である。戦国期伊予の村上水軍の棟梁であった能島村上氏の血を引き、愛媛2区選出、当選9回。東大学法学部卒、河本敏夫衆議院議員(通産相)秘書を経て、衆院議員に当選した。派閥は高村派→無派閥。民主党衆議院議員の岡田克也は義弟(妹の夫)。
最近、とみに海賊の風貌を持ってきた村上誠一郎内閣府特命担当相が、集団的自衛権行使容認に対して、「反対論」を打ち上げているのは、政治の師匠である河本敏夫衆元通産相(1911年6月22日~2001年5月24日)に思想的ルーツがある。
◆河本敏夫衆元通産相は、兵庫県相生市で生まれ、旧制龍野中学(現・兵庫県立龍野高校)から旧制姫路高校(神戸大学の教養及び文理学部の前身校)にトップの成績で入学。だが、マルクス主義の影響を受けて反戦運動に参加し、1930年に行軍する軍隊に向かって「反戦演説」をして、退学を余儀なくされた。京大か東大へ進学できる能力を持っていたのに、これが禍となり、炭坑夫や職工などを経て日大法文学部に入学。在学中に義兄らと三光汽船(当時、三光海運)を設立、卒業後の1937年から社長に就任した。1949年の総選挙で旧兵庫4区から初当選(同期に池田勇人・佐藤栄作・前尾繁三郎・橋本龍伍・小渕光平・麻生太賀吉・西村英一・橋本登美三郎・福永健司・塚原俊郎・木村俊夫・藤枝泉介・稲葉修・森山欽司・床次徳二・有田喜一など)し、「バルカン政治家」と言われた三木武夫元首相率いる「三木派」の資金調達役として知られ、「一灯を照らす」という言葉を政治信条として連続17回当選した。この間、三木武夫元首相が1980年6月、三木派を解散したので河本派を結成する。要するに経営者と政治家の二足の草鞋で異色の硬骨的政治家人生を歩んだ。
◆河本敏夫元通産相は、現在の兵庫県豊岡市出石町中村出身の斎藤隆夫元国務相(1870年9月13日~1949年10月7日)を「郷里の大先輩」として尊敬していた。斎藤隆夫元国務相が1940年2月2日に衆院本会議場で「反軍演説」(「支那事変処理中心とした質問演説」)を行い、弁舌により帝国議会で軍部やファシズムに抵抗した勇気ある反骨の政治家であったからである。3月7日に議員の圧倒的多数の投票により衆院議員を除名されたにもかかわらず、1942年の総選挙で軍部などからの選挙妨害をはねのけ、翼賛選挙で非推薦ながら兵庫県5区から最高点で再当選を果たし衆院議員に返り咲き、戦後、吉田茂内閣で国務相(無任所)に任命されている。
村上誠一郎元内閣府特命担当相は、こうした先人たちの思想を継受してきているので、日本の政治が軍事色濃厚になるのを嫌っているのである。この大事な時に、何事も物申さないで、大政翼賛的な政治に流されるのを見過ごすわけにはいかないと痛烈に感じているのであろう。
※Yahoo!ニュース個人
※blogos
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
仮想通貨「ビットコイン」の「Mt.Gox」破綻の裏で、小沢一郎代表に敵対する巨大宗教団体潰し ◆〔特別情報①〕
仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」(マーク・カーペレス最高経営責任者=CEO、フランス出身、拠点・東京都渋谷区渋谷2-11-6)が破綻し、約490億円相当のビットコインが消失していたことが判明している。なぜ巨額のビットコインが消失したのかは、謎のままとされてきた。だが、ここにきて、世界支配層(主要ファミリー)が、小沢一郎代表に敵対して前途を阻んでいる特定の巨大宗教団体潰しという「隠された目的」を裏で達成するため、意図的に巨額のビットコイン消失を指示したという情報が、国際金融機関筋の金融のプロの間で流布されている。果たして、特定の巨大宗教団体とは、何か?
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からのアクセスはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話から有料ブログへのご登録※Yahoo!ニュース個人でも「情報局」有料記事の配信をしております。
YahooIDをお持ちの方は簡単に登録できます。ぜひご利用下さい。
お申し込みはこちらから↓「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。お申し込みはこちら↓blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓
第28回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年4月12日 (土)
「中国4分割と朝鮮半島統一」
~ネオ・マンチュリアと大高句麗建国の行方
板垣英憲の最新著書 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない詳細はこちら→
ヒカルランド 板垣英憲の最新著書 「TPP本当のネライ~あなたはどこまで知っていますか」(共栄書房刊) 全国書店で発売中 定価(本体1500円+税)
■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき
**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会2月開催の勉強会がDVDになりました。 「東京都知事選挙と政界再編」~「細川・小泉・小沢の原発ゼロ・トリオ」による文明史への挑戦!その他過去の勉強会18種類をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊) 目次磯崎暁
経営者には五感、七力が必要である五感 一、使命感、
一、正義感、
一、責任感
一、危機感
一、満足感
つづきはこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)携帯電話からのアクセスこちら
→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
蟷螂
(
の斧:原文・書き下し文・意味 - Web漢文大系
- 〔出典〕 『淮南子』人間訓、『韓詩外伝』巻八
- 〔解釈〕 弱い者が、自分の力を考えずに強い相手にたち向かうことのたとえ。
〔淮南子、人間訓〕
齊莊公出獵。有一蟲、擧足將搏其輪。問其御曰、此何蟲也。對曰、此所謂螳螂者也。其爲蟲也、知進而不知却、不量力而輕敵。莊公曰、此爲人而必爲天下勇武矣。廻車而避之。