毎年、ウワミズザクラが咲く谷あいに行ってみると、忘れずに綺麗に咲いていました。
古来日本では、まつりごとを決める時、占いは重要な儀式でした。その占いに使う木としてこの木が使われていたそうです。
古事記によると、天照大神が岩戸に隠れてしまったとき、牡鹿の肩甲骨をウワミズザクラの炭火で焼いて、骨の表面に現れる割れ目の模様によって占ったと記されているそうです。
最近では、令和天皇が即位の礼の後、初めて行う収穫祭(新嘗祭)では、その年に採れた新米を使います。
ウミガメの甲羅をこの木の火にかざして表れたヒビの状態でその新米の産地を、どこにするのかを決めたそうです。
昨夜から強風で雨戸がガタガタと賑やかです。この強風では散歩は無理です。
ウワミズザクラ
アミガサユリ
パンジー・ビオラ