テッポウユリ(鉄砲百合)は日本の固有種の1つで、主に九州から沖縄にかけて分布しています。
ラッパのような形状の大きな花と、真っ白な花色が特徴です。庭植えや切り花によく利用されています。
日本にはテッポウユリを含めて15種類のユリの固有種が存在します。
その美しさから明治時代に入ると、日本のユリの球根が海外へ輸出されるようになりました。キリスト教では白いユリは「聖母マリアの象徴花」として、古くから大切にされてきた歴史があります。そのため純白のテッポウユリが紹介されると大変な人気を呼び、一時期はテッポウユリの球根が重要な貿易商品になったほどでした。
テッポウユリ