はじめてのポップス

「洋楽は何から聴き始めた？」って音楽ファンの間ではよくある会話。僕は小学校高学年にアバから。同世代ならよくある話ですよね。続いてビリー・ジョエル、ビートルズ・・・と進みます。一方で甲斐バンドが好きだった僕（既に雑食？）。中坊の頃、ラジオの番組で甲斐よしひろ氏が「ストーンズ」に影響を受けたと発言した。翌日洋楽に詳しい友人に「ストーンズってかっこいいの？」と尋ねた。彼は「お前みたいな育ちのいいのはストーンズとか聴かない方がいい。」と言うのね。家は自営業だったけど、別に僕は”お坊ちゃん”ではなかったからねぇ。その発言はピンとこなかったのを覚えている。

さて、うちのルーク・スカイウォーカーくん。近頃あるテレビ番組が好きらしい。それはよゐこが無人島でサバイバルするとか、芸能人が１万円で生活するとか言うヤツ。僕は近頃あんまりバラエティーを見なくなったのでようわからんが、何か気に入っているらしいのだ。それで・・・近頃ルークがやたらと口ずさむ曲がある。よりによってアバなのよ。
♪まね、まね、まねぇー、へへふふーん、わだへへーんほん（ここは鼻歌）
ご存じ♪Money Money Money。まぁピンクフロイドじゃなくってよかった（笑）けれど、初めての洋楽がこれかぁ・・・と複雑な心境のアナキンでした。
S.O.S.～ベスト・オブ・アバ

ところで配偶者アミダラＭがルークとレイアを産んだとある病院の産婦人科の先生は、洋楽好きな方だった。分娩室にＣＤがいろいろ置いてあり、出産中に女性の緊張を和らげる為に流している。持ち込みも認めてくれていた。ルークの出産の日、その分娩室に流れていたのはエリック・クラプトンのアルバム「ピルグリム」。♪My Father's Eyesが流れたときに、もうすぐ父親となる僕はやたらとグッときたのを覚えています。ところが２年後のレイアのとき。分娩室に流れたのはクィーンのベストアルバムでした。そして出産がクライマックスにさしかかった頃！
ず、ず、じゃん！　ず、ず、じゃん！　おぉーっ！♪We Will Rock Youだ！産科の先生は口ずさみながら分娩室を歩き回っている。なかなかすごい光景だった。後からアミダラに尋ねたら「おかげで力入った」とか。ちなみにアミダラはクィーンの熱狂的ファンなのでした。こっちが本当の初めての洋楽なのかなぁ？。
ピルグリム