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お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

下関に行ってきました。

2010-09-23 | その他のつぶやき
9月の連休。配偶者アミダラMは下関でお仕事。長男ルークは修学旅行中。長女レイアはおじいちゃんおばあちゃんとお出かけ。で、アナキンtakは一人下関をぶらぶらすることになった。

これまで仕事では何度も来たことがあるけど、じっくりと歩き回ったことがないもんで、お気楽な観光をして参りました。

何に目がいくか・・・ってやっぱり関門橋なんだよね。

「若松に行ってきました。」の回もそうだったんだけど、やっぱり建築物やら橋の構造体やらに見とれてしまう。橋フェチ・・・かも。でもいざ渡るとなるとビビる人でもあるのです、はい。

今回の下関に来たらまず行きたかったのは、田中絹代ぶんか館。映画ファンですもん。

写真の建物の2階に、下関出身の名女優田中絹代の活躍を知ることができる資料や遺品が展示されている。建物は大正13年に旧逓信省下関電話局電話課庁舎として建てられた歴史的なもの。古い建造物にやたら興味あるだけにちょっと嬉しい。1階は上映会が行われる小さなホールと、下関ゆかりの文学者について学べるふるさと文学館を備えている。入場チケットが栞になっているのも気配りですね。ベルリン映画祭銀熊賞のトロフィー、代表作の動画が見られるデータベース、シナリオや愛用した品々。映画監督をしたことは知っていたけど、6本も撮っていたのは知らなかった。晩年の「サンダカン八番娼館 望郷」は特に忘れられないよなぁ。溝口健二監督作とか古い映画をじっくり観たい、と思った。建物にはガラスで仕切られた吹き抜けがあって、大きな機材を吊って搬入できるように天井にフックが取り付けられていた。

旧秋田商会ビルは大正4年に建てられた3階建て。1階は現在観光情報センターとして使用されている。2,3階は書院造りの和室、屋上には日本庭園。屋上緑化の先駆だったのかも。外から観ても屋上の緑と外壁の茶色のコントラストが美しい。

すぐ近くに旧英国領事館があるのだが、残念ながら改修工事中。そういえば、レトロな風景を求めて愛車フィガロと写真を撮りたくて一度来たことがあるんだよね。

唐戸は金子みすずゆかりの地でもある。20歳くらいの頃から下関に住んでいて、26歳で亡くなるまで多くの詩を綴った地。
街のあちこちに歌碑が建てられている。碑をたどることでみすずの生涯をうかがうことができる。これは素敵な取り組みだなぁ・・・と感心!。住んでいた上山文英堂から死の前日に写真を撮った写真館跡まであちこちを巡ることができる。
近くの商店街ではBGMとして静かな音楽とみすずの詩の朗読が流れる(なんて素敵!)。
写真は唐戸市場前にある「私と小鳥と鈴と」。


下関は坂本龍馬ゆかりの地でもある。市内各地にそうしたポイントが紹介されている。何カ所か行ってみたけど、そのひとつ伊藤助太夫邸跡の写真を。

ここにあった邸宅の一室がお龍と生活した場であったとな。

ちょっと足をのばして、市立長府博物館にも行ってきた。龍馬直筆の手紙や朝鮮使節の様子などが記された文書などを展示。すぐそばにある功山寺では龍馬と交流あった藩士たちの墓がある。高杉晋作の乗馬像を見ることもできる。

城下町長府の街並み。是非徒歩で楽しみたい。

下関市立美術館では、ピーター・ラビットを描いたビアトリクス・ポターの展覧会が開催中。こちらは配偶者と行った。きゃわいいピーターがお出迎え。

そもそも知人の子供に絵入りの手紙を送ったのが、ピーターの物語の最初。そのオリジナルを見ることができるのは貴重な機会だ。茶目っ気と心遣いから始まったことだろうけど、今や多くの人に愛されるピーター。映画で予備知識があったもんだから、編集者ノーマンとのロマンスについてアミダラMに語りたくなっちゃった。

最後は海峡ゆめタワーからの風景を。結局僕の興味は橋か?。

ここは対岸門司港のはね橋ブルーウイングと並んで”恋人の聖地”でもあるのだ。アミダラと恋みくじ・・・?今さら・・・ね(笑)。

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コメント (2)
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