◼️「ラブ・アクチュアリー/Love Actually」(2003年・イギリス=アメリカ)
監督=リチャード・カーティス
主演=ヒュー・グラント コリン・ファース リーアム・ニースン エマ・トンプソン アラン・リックマン
英国ワーキングタイトル社の製作する映画、特にロマコメ路線は大好きな映画ばかりだ。それらの脚本を書いたのがリチャード・カーティス。彼が初めて監督した作品が「ラブ・アクチュアリー」である。世間の評価も高いし、ハズレではないと思えた。でも何故だか今まで観てなかった。クリスマス映画だから普通より甘味料過多の恋愛映画だろう、甘ったるくて食えるもんか、と思ってあの時からずっと避けてたのかもなぁ。やっと観る気になった。
結果。ヤバい。この映画から伝わるこの幸福感はなんだ。人が人を好きになることの高揚感、幸福感、切なさ、友情、いろんな気持ち。多くの登場人物の群像劇だが、これが映画のラストに奇跡的な一体感をもたらす。いわゆるグランドホテル形式で描かれるのは、様々な愛のかたち。英国首相の恋、部下に誘惑される会社社長とその妻、義理の父親が応援する少年の恋、言葉の壁、恋に突き進めない家庭の事情、老いたロックスターと長年連れ添ったマネージャー、スタンドイン俳優の裸で始まる恋、エトセトラ。
数々のエピソードが紡がれるが、中でもマークと友人ピーター、ピーターの花嫁ジュリエットをめぐるエピソードが心に残る。結婚式のビデオを見る場面と聖夜の無言の告白で、僕の涙腺は完全崩壊。ロマコメ映画で泣いたの何年振りだろ。ヒュー・グラントの恋の行方にはワクワクするし、コリン・ファースの告白にはドキドキさせられる。でも年齢的に近いからか、アラン・リックマンが見せる初老男の揺れる気持ちと、エマ・トンプソンがジョニ・ミッチェルを聴いて泣く場面も胸に迫るものがある。
そして何よりも音楽の素晴らしさ、抜群の選曲のセンス。Wet Wet WetのLove is all aroundをクリスマスソングにした替え歌(PVはロバート・パーマーのAddicted To Loveのパロディ?)、葬儀で流されるBCR、首相が踊り狂うポインターシスターズ、パーティで流れるノラ・ジョーンズ。僕はカーティス監督作の「パイレーツロック」が大っっ好きなのだが、「ラブ・アクチュアリー」でもこれまたいい場面でビーチボーイズが流れる。しかもこれまた大好きなGod Only Knowsやん(泣)。あー、あの年なんで映画館で観なかったのだろう。
お気に入りのコミック「木根さんの1人でキネマ」第2巻、「ラブ・アクチュアリー」の回もなかなか名編です。お試しを。
結果。ヤバい。この映画から伝わるこの幸福感はなんだ。人が人を好きになることの高揚感、幸福感、切なさ、友情、いろんな気持ち。多くの登場人物の群像劇だが、これが映画のラストに奇跡的な一体感をもたらす。いわゆるグランドホテル形式で描かれるのは、様々な愛のかたち。英国首相の恋、部下に誘惑される会社社長とその妻、義理の父親が応援する少年の恋、言葉の壁、恋に突き進めない家庭の事情、老いたロックスターと長年連れ添ったマネージャー、スタンドイン俳優の裸で始まる恋、エトセトラ。
数々のエピソードが紡がれるが、中でもマークと友人ピーター、ピーターの花嫁ジュリエットをめぐるエピソードが心に残る。結婚式のビデオを見る場面と聖夜の無言の告白で、僕の涙腺は完全崩壊。ロマコメ映画で泣いたの何年振りだろ。ヒュー・グラントの恋の行方にはワクワクするし、コリン・ファースの告白にはドキドキさせられる。でも年齢的に近いからか、アラン・リックマンが見せる初老男の揺れる気持ちと、エマ・トンプソンがジョニ・ミッチェルを聴いて泣く場面も胸に迫るものがある。
そして何よりも音楽の素晴らしさ、抜群の選曲のセンス。Wet Wet WetのLove is all aroundをクリスマスソングにした替え歌(PVはロバート・パーマーのAddicted To Loveのパロディ?)、葬儀で流されるBCR、首相が踊り狂うポインターシスターズ、パーティで流れるノラ・ジョーンズ。僕はカーティス監督作の「パイレーツロック」が大っっ好きなのだが、「ラブ・アクチュアリー」でもこれまたいい場面でビーチボーイズが流れる。しかもこれまた大好きなGod Only Knowsやん(泣)。あー、あの年なんで映画館で観なかったのだろう。
お気に入りのコミック「木根さんの1人でキネマ」第2巻、「ラブ・アクチュアリー」の回もなかなか名編です。お試しを。
ラブ・アクチュアリー [Blu-ray] | |
ヒュー・グラント,リーアム・ニーソン,エマ・トンプソン,アラン・リックマン,コリン・ファース | |
KADOKAWA / 角川書店 |