Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

大奥

2007-04-06 | 映画(あ行)

■「大奥」(2006年・日本)

監督=林徹
主演=仲間由紀恵 西島秀俊 高島礼子 井川遙

小倉昭和館で「大奥」を観てきた(ぬぁんと「犬神家の一族」と2本立て!1000円!)。テレビシリーズはまったく見ていなかった。女性のドロドロした人間関係が描かれている訳だが、だいたいいびられる女性を見るのって好きじゃないから、なかなか観ようとは思わなかった。だがお得な2本立ての誘惑に負けて観てきた。思ってたよりも面白かった。それは演じている人々が役柄を楽しんでいるように感じられたから。

感情や欲望にストレートに生きてる役柄の人々、特に楽しそうに演じている。つまりいびってる側。高島礼子なんてチオビタのCM以上に生き生きしてるし、松下由樹や浅野ゆう子も然り。一方でいびられる側の、不安そうな居心地の悪さも”らしい”キャスティングでわかりやすい。井川遙チャンなんて、茶会で苦いのを飲まされたり、歌会で悪口言われたりと踏んだり蹴ったり。麻生祐未の「お暇をください」って表情は真に迫ってた。仲間由紀恵はそうしたお局女優たちの中で頑張ってる。実は一番品があるんじゃないの?とすら思った。花火を見て涙するところ、世間離れした絵島の悲しさがにじむ。女優たちの熱演の中、僕が一番迫真!と思えたのは杉田かおるだった。高島礼子扮する天英院派の一人。冷静に振る舞いながらも、嫉妬の情から芝居小屋に火を放つ場面の何とも言えない表情が素晴らしい。やっぱりこの人は巧いよね。「私で試してみるか?」と言い放ちながらも、「気が変わりました」と生島から身を離す場面。いいです。

西島秀俊って自信なさそうな男の役が多いと感じていたのだが、この映画の生島新五郎役はなかなか。「私を買いたいですか?」・・・男娼まがいの歌舞伎役者。あの時代の役者って、そういう格なの?と疑問に思ったり。しっかし、絵島への恋心が丁寧に描かれているとは思えない。処刑される場面の表情を見るまで、僕は彼の本当の恋心を信じられなかった。それにしても、東映のお正月映画で「大奥」!ときたら、どうしてもお色気路線を期待してしまうのが男の性(さが)ってやつで。特に20年前に「大奥十八景」とか観ているから、なおさら。そういう意味ではちょっと物足りなかったが。



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「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のルーツを探せ!(その4)

2007-04-02 | テレビ・アニメ
●4月1日放送の「シュバシュバ踊ろう!」
 今回の敵は、臨獣スコーピオン拳のソリサ。リンシーたちを従えて、”蠍舞踏”と名付けられたダンスでゲキレンジャーを苦しめる。何せダンスだからテンポよく次々に手が足が繰り出されてくるのだ。珍しくいきなり巨大化した戦いが繰り広げられるエピソードだった。

 今回のルーツ探しは、リンシーを従えての群舞。蘇った死者であるリンシーたちと一緒に路上で踊り狂うなんて・・・80年代青春組には説明するまでもなかろう、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を思わせるじゃない!。どことなく振り付けもところどころ似ている気も・・・。バックに流れてた音楽はスリラーぽくなかったけど、コテコテのディスコ調アレンジ。思わず足踏みしていたお父さんお母さん、いたのでは?。



 「スリラー」はマイケル・ジャクソンの世界的大ヒット曲。PVが短編映画仕立てになっていて、監督はジョン・ランディスが手がけていた。死者が蘇ってマイケルと一緒に路上で踊りまくるこのビデオは衝撃だったよねぇ~。だんだんマイケル自身もお化けになっていって・・・あ、ビデオでですよ!(現実じゃなくて)。この辺りは「狼男アメリカン」を撮ったランディスらしいところ。特殊メイクも凝ってたよね。

 ラジオ体操みたいに、みんなが同じ向きに並んで同じ振り付けで踊るのが70年代調?。「サタデー・トナイト・フィーバー」ってそういう群舞だったね。80年代半ば、僕らがディスコ通いしていた頃はお立ち台で踊る黒服のステップをみんなで真似していたっけ。曲によって振り付けも決まってたね。あー懐かしい。

 今回は周囲と息を合わせることを学んだジャンたち。シュバ!シュバ!のかけ声と共に、動きがそろった戦闘シーンはかっこよかったね。伊藤かずえ扮する美希の娘が登場するのに時代を感じる・・・。そっかぁそういう年齢なんだよな・・・あ、僕は伊藤かずえと同い年だった(汗)。

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CDジャケットクイズ

2007-04-01 | Weblog
4月。もう新年度がきちゃったのか。早いよなぁ・・・。
今の仕事を始めてから早10年が経った。不満に思うことがないと言えば嘘になるけれど、嫌いな仕事ではないし、けっこう日々楽しんでいる自分がいるので、大丈夫。一般的につまらないと思える仕事や作業でも、その中に楽しみを見いだすことがけっこうできる性格だと思っている。自分がノラなきゃ周りもノラないし、折角する仕事なんだから楽しまないと損だし!(この辺りがB型たる所以なのかな)。いろいろあるけど、頑張っていきましょう!。

さて、今月のCDジャケットクイズは、青空が印象的なジャケット6枚。
ロックのアルバム3枚とサントラ3枚。
それぞれのタイトル又は映画名を答えなさい。
答えは10日頃。コメントお待ちしてまーす。

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