Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

桃尻娘 ピンクヒップガール

2009-12-06 | 映画(ま行)
■「桃尻娘 ピンクヒップガール」(1978年・日本)
監督=小原宏治
主演=竹田かほり 亜湖 高橋淳 片桐夕子 内田裕也

 先日WOWOWで放送されたにっかつロマンポルノ数本。「桃尻娘」は、大学時代に深夜映画で既に観たことはあるのだけれど、なーんとなく観てみたくなってですね。はい。私立高校の同級生であるレナと裕子。異なるセックス観を持つ二人が、旅先で様々なを経験することで成長していく物語。橋本治の原作がしっかりしているせいなんだろうか、エロス抜きでも十分にお話として面白い。それはロードムービーとしての面白さと成長物語がテーマであるからだろう。

 思えば70年代末期の大人たちに、小学校高学年から中学生の僕はたいへん憧れをもっていた。甲斐よしひろファンになったのもこの頃(おマセ)。「サウンドストリート」に竹田かほりが出演した回をなーんとなく覚えている。だから僕はこの映画が観たかったのは後に奥様となった竹田かほりに興味があったからに他ならない。今改めて観て思う。きゃっわいいよね!。ちょっとすねたような表情がいい。(遅れていた生理があって)ベッドの上ではしゃぎまくる場面、「あたしとキスしたい?」って尋ねる場面・・・。経験もないくせに妙に度胸すわってるヒロイン像は、とっても魅力的ですな。

 でも、この映画を味わい深いものにしているのは、内田裕也と片桐夕子の夫婦が出てくるあたりから。ムショ帰りの男(内田裕也)を赤ちゃん抱いて迎える女が片桐夕子。ところが別な女を刺して男はムショ逆戻り。収入がないので仕方なしに売春を始め、レナはその仕事を手伝うことになる。古風な裕子はこれでショックを受けてしまう。このあたりの片桐夕子の枯れた感じが妙に雰囲気がいいんですよね(熟女好きではありません)。人生を感じてしまう。続編観てみたいですぅ。

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