数年前、庭に植えた”ミツマタ(和名)”の木に花が咲きました。
この花は、仲春から清明の前日までの季語にもなっています。
ちょうど、今頃です。
落葉性の低木、ジンチョウゲ科のミツマタ属に属する木で、
原産地は、中国中南部、ヒマラヤ地方だそうです。
古代より、三枝(ミツマタ)=先草「サキクサ」とよばれ
また、縁起の良い吉兆の=幸草(サキサク)と呼ばれてました。
古くは万葉集
柿本人麻呂歌集にも
「春されば
まず三枝(みつまた)の
幸(さき)くあらば
後にも逢はむ
な恋そ吾妹」
と歌われています。
悲しいことがあった3月ですが、
ようやく春を実感してます。