たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「生きているということは」「生きるものの歌」(再)

2021年05月31日 18時38分19秒 | 懐かしいあの曲

多感な少年少女時代だったり、青春真っ只中の時代だったり、伴侶や子供と暮した中年時代だったり、人生の黄昏時だったり、人は、その時々の状況や環境によって、音楽、歌への感受性は千差万別だと思うが、概して、昔 聞いたり、歌ったりしたことの有る、童謡、抒情歌、フォーク、ポップス、ジャズ等は、ボケが始まっている後期高齢者になっても、なかなか忘れないもので、不思議なことだといつも思っている。そんな古い音楽ばかり、懐かしがって聴いて、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に、書き留め置くことにしているが、いままで聴いたことも無く、知らなかった音楽、気が付かなかった曲を、何かのきっかけでふっと聴いてみた時、心打たれたり、心にしみたりすることも少なからず有るわけで、そんな音楽、曲も、出来る限り、書き留め置きたいものだ等と思っているところだ。 

作詞 永六輔、作曲 中村八大、唄 永六輔、
「生きているということは」、「いきるものの歌」
(YouTubeから共有)



「あこがれドキドキ宮仕え」・まんがゼミナール「枕草子」その7

2021年05月31日 12時01分31秒 | 読書記

足腰大丈夫な内に出来る限り、不要雑物処分・身辺片付け整理をしよう等と思い込んでからすでに久しいが、正直なかなか進んでいない。それでもここ2~3年には、押し入れや天袋、物置、書棚等に詰まっていた古い書籍類をかなり大胆に処分してきた。ただ、中には「これ、面白そう・・」等と目が止まり、残してしまった書籍もまだまだ結構有る。その中に 漫画家赤塚不二夫著、元東京学芸大学附属高等学校教諭石井秀夫指導の古典入門まんがゼミナール「枕草子」(学研)が有る。多分、長男か次男かが、受験勉強中に使っていた「枕草子」の解説本・参考書の一つのようだが、錆びついた老脳でもなんとか読めそうな、まんがで描いたくだけた内容、その内いつか目を通してみよう等と仕舞い込んでいたものだ。ながびく新型コロナ禍、不要不急の外出自粛中、ふっと思い出して、やおら引っ張りだしてみた。当然のこと、本格的な「枕草子」解説本、参考書とは異なり、限られたサワリの部分に絞ったものであるが、学生時代に多かれ少なかれ齧っていたはずの日本の代表的な古典、清少納言の「枕草子」も、ほとんど覚えていないし、「古典」に疎く、苦手な人間には、十分楽しめそうで、御の字の書である。(以上 過去記事コピペ文)


「あこがれドキドキ宮仕え」・まんがゼミナール「枕草子」その7

第84段 「宮に初めて参りたるころ」
平安時代の中流以上の階層では、女性は、父や夫以外の男性には、顔も姿も見せないようにするのがたしなみだった。ところが宮廷に上がって女房(女官)となると、当然男性に姿をさらして対応しなくてはならず、環境の変化に戸惑い、辛い気分になったようで、清少納言も、最初の内はうぶで、恥ずかしさと 一方では、華麗な宮廷のやり取りに対する好奇心が綯い交ぜだったことが分かる段になっている。

ゆうべは 一夜 宮のおそばに仕えました・・・。
あのような高貴なお方がこの世にいらはるなんて・・・。
ただただ自分が見苦しく思えたでおます。
ワテは あの女房たちのように、
いつか、物慣れて、伸び伸び出来るのやろか・・・。
殿のおなりー・・、
ワ!、関白道隆様がおいでや・・。
ほんまのおなりは 大納言伊周様でおます・・・。
あら、兄上様、
ワテはどこぞに隠れたいのやが・・・。
体がしびれたようになって動けへん。
これ、そこの女房、ゆうべは 夜遊びが過ぎたのではあらへんか?
いーえ!、おーけなねずみがうるそうて寝られへんどした。
ああ、雪に映えて、みごとな貴人や。
物語の中の人物のようで・・・。
ご冗談ばかりや、大納言様。
こよい付きおうたろか?
まあ!、女房たちと気安く口きかはって・・・。
おやっ、御几帳のかげからうかがっとるのはだれやな・・・?
新しく参った清少納言でおます、
はっ!
ほーう!、ほう!、
才媛のほまれ高い清少納言いうのは、そなたかいな、
ドキ、ドキッ!、
ヒョイ、あっ!
この絵はだれにかかせたのやッ!、
兄上様、あまりからこうてはあきまへん。
いやいや、彼女がワテをつかまえて離さんのやで・・・。
えっ!?


原文だよ~ん

宮に初めて参りたるころ、ものの恥づかしきことの数知らず、
涙も落ちぬべければ、夜々まゐりて、三尺の御几帳の後ろに候ふに
絵など取り出でて見せさせ給ふを、手にてもさし出づまじうわりなし。
(略)
しばしありて、前駆(さき)高う追ふ声すれば、「殿参らせ給ふなり」とて
散りたるものとりやりとりなどするに、いかで下りなむと思へど、
さらにえふとも身じろかねば、いま少し奥に引き入りて、
さすがにゆかしきなめり、御几帳のほころびより、はつかに見入れたり。

(注釈)

私が 中宮定子様の御殿に初めて参上したころ
(993年、中宮定子=17歳、清少納言=28歳の頃と推定されている)、
なんとなく恥ずかしいことが数知れず有って、涙も落ちてしまいそうなので、
毎日、夜になると、中宮様のおそばの三尺の御几帳の後ろに控えていると、
中宮様が絵等を取り出して見せて下さるのだが、
それに手も出せそうもない程たまらなく恥ずかしい。

(略)
しばらくして、先払いの声が高らかにすると、
「関白道隆様が参上なさるようです。」と言って、
女房たちが散らかっているものを取り片付け等するので、
私は 何とか自室に帰ろうと思うが、全く直ぐに身動きも出来ない様子なので、
もう1段と奥に引っ込んで、それでもやはり関白様の姿を見たいのだろうか、
御几帳のほころびの所から、少しばかり覗き込んだ。


 


ビヨウヤナギ(未央柳・美容柳)

2021年05月31日 08時19分37秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

当地 今日の日の出時刻は 4時28分頃となっているが
このところ、ずっと雲が多い日が続いていて、日の出を見ることが無い。
気象庁からは まだ「梅雨入り」の発表はされてないが 
実感的には かなり前から梅雨。
梅雨前線の停滞位置等で「梅雨入りの定義」等が有って、
未だ、それに至っていないということなのだろう。

梅雨期でも 雨さえ降っていなければ、早朝は ひんやり、爽やか、
散歩・ウオーキングには 快適だ。
今朝も 近くをぐるっと一回りしてきた。
5時台でも 結構歩いている人が多い。
君の名は?花に尋ねつ爺散歩、
スマホの歩数計で 約4,500歩

君の名は?
(追記)
「キリンソウ(麒麟草)」のようだ。
スマホアプリ「GreenSnap」(調べる)で 教えていただいた。

ヒペリカム・ヒドコート(大輪金糸梅)

ズッキーニ・・・かな?

ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)
この時期、あちらこちらで咲いている。


ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)

オトギリソウ科、オトギリソウ(ヒペリカム)属、半落葉性低木、
    キンシバイ(金糸梅)と同じ、オトギリソウ(ヒペリカム)属
    枝先がやや垂れ下がり、葉がヤナギ(柳)に似ていることから
    付いた花名だが ヤナギ(柳)の仲間ではない。
    玄宗皇帝と楊貴妃との愛と悲しみを綴った「長恨歌」の中に
    「太液の芙蓉未央の柳此に対ひて如何にしてか涙垂れざらむな」と
    玄宗皇帝が、楊貴妃と過ごした地を訪れ、
    太液池の蓮花を楊貴妃の顔に、
    未央宮殿の柳を楊貴妃の眉に喩えて、
    未央の柳の情景を詠んだ一節が有り、
    その故事になぞらえて、美しい花と柳に似た葉を持つこの木が
    「未央柳」と呼ばれるようになった。
    現在、一般的に「美容柳」という漢字を当てられているが、
    その語源は 不明なのだという。
原産地 中国、
    日本には、約300年前、江戸時代に渡来。
樹高 50cm~1.5m程、
花色 黄色
   花弁は、5枚、
   雄しべの花糸が多数に別れ、光輝き美しく、よく目立つ。
開花期 5月~7月頃、長期間、次々と開花する。
花言葉 「気高さ」「多感」