あなたは『海』派?『山』派?
近頃はゆっくり海を眺める機会が少なくなってきたが、釣りなどに行って『海』をゆくり眺めていると、体だけでなく心まで洗われて、気持ちが随分大きくなったりすることがあった。
『山』も少し高い山へ行くと、地球と自然の偉大さを感じ、ゆったりした気分で森林浴を楽しむこともあった。
それぞれが、自然の恩恵を私たちに与えてくれている。
『海』には当然、干満による潮の流れがあり、潮位があり、太陽の明るさによって大きく色も変化してくる。
27日夜、関門海峡で護衛艦と韓国船籍のコンテナ船が衝突し、テレビの生中継などに見入っていた。当日は真っ暗闇の中に護衛艦から火や煙が立ち込めていたが、28日朝になって、明るい場所に両方の船が姿を現し、衝突の凄さを物語っていた。
狭いところは、幅が500mぐらいしかない海峡で、右側航行の原則を守っていたら、そんな事故が発生することはないのだがと考えさせられた。
幸い?客船が絡んではなく、護衛艦サイドに数人のけが人が出ただけですんで良かったけれど、もし、客船だったらどうなったのか?想像するだけでゾッとしてしまう。
高速道路料金値下げで、船会社の経営が困窮を極め、航路廃止や便数削減などで、交通体系が大きく変わろうとしている時勢だが、わが国の歴史からしても、安全な乗り物といわれる『船』便確保のため、狭い海峡の安全性確保を確立して、よりしっかりした海上交通ルールの徹底が望まれる。
秋の行楽シーズン真っ只中、陸、海、空それぞれの交通機関で事故のないことを願ってやまない。