日本三大銅山の一つだった『別子銅山・山根製錬所のレンガ造りの煙突』が頂上に残る山をえんとつ山という。
建設から120年以上が経ち、新居浜市の産業遺産のシンボルとして地元の人たちに親しまれている。
山頂の煙突まで整備された遊歩道ということだったので、先日『えんとつ山頂上』めざしハイキングしてみた。
入口には『頂上まで健康な人で10分、お年寄りで18分』の表示があり、入口にある杖を借りて登り始めたが、結構急坂。結局15分ほどでえんとつ山頂上に到着した。
そこには高さ20mあまりの赤レンガ造りの旧精錬所の煙突が1本立っていた。この煙突は、日本国内でも最古級の重化学工業の形見とされ、国の有形文化財に登録されている。
明治21年に建設された煙突は、建設から120年以上の時が過ぎたがしっかり立っている。
明治、大正、昭和そして平成の時代を越えて、新居浜の産業遺産のシンボルとして生子山の頂上にどっしりと立ち、市の発展を見守っているようだった。