映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

素晴らしき日

2009年02月19日 | 映画(さ行)
素晴らしき日 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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子持ちの二人の最悪で最高の一日

                * * * * * * * *

1997年作品、とちょっと古いのですがジョージ・クルーニーが若い!
ビジネス最前線で働きながら、バツイチ。
こんな男女の、初対面のめまぐるしい一日を描いたロマンチックコメディーです。

建築家メラニーは夫とは離婚。
息子サミーを育てています。
一方新聞記者ジャックは、別れた妻が別の男性との新婚旅行に行くというので、
娘マギーを預かることに。

二人は社運と自分の首をかけた大事な仕事の控えたその日、
子どもたちの野外授業の船の出発に遅刻してしまった。
・・・ということは、今日一日この子をどうすればいいんだ・・・?!
初対面の二人で、お互い第一印象は最悪ながら、
ここは目をつぶり、お互いの絶対はずせない仕事の間、
交代で子どもを預かるということになるんですね。
仕事のアクシデントやら、子どもたちのアクシデントやら、てんやわんやの一日。
さて、二人の仕事の守備はいかに?
・・・そして二人の関係は?

テンポいい展開が小気味良く、楽しめる作品です。
まあ、結末は読めてしまいますが、
こういう安心して楽しめる作品もいいですね。

子どもを育てながら仕事をする。
保育園や学校への送り迎えに悪戦苦闘。
そういう映画は多いですね。
離婚して1人で子育てをしたり、
子どもたちが別れた両親のところをいったり来たりしたり。
なかなか子どもたちも大変です。
こうして育った子どもたちが、
今度はまもなくどのような親となってどのような物語を綴っていくのか・・・、
多分、そういう話が今後ドラマの中で多く語られるようになってくるかもしれません。
渋い役どころの多いジョージ・クルーニーが
こんな普通っぽいお父さん役、というのがちょっと得した気分なんですよ。
でもやっぱりダンディーですね!

1997年/アメリカ/110分
監督:マイケル・ホフマン
出演:ミシェル・ファイファー、ジョージ・クルーニー、メイ・ホットマン、アレックス・ディー・リンツ