無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

GW自然菜園応援キャンペーン中~

2022-05-01 07:04:29 | 自家採種

「これならできる!自然菜園入門コース」 オンラインで座学に限定した入門コースです。 すでに1回めが開催済ですが、録画でご覧いただけます。また、ZOOMでリアル開催に参加できなくても、常に録画が配信されますし、年内いっぱい、すべての録画動画をご覧いただけます。 ※「これならできる!自然菜園入門コース」は、町田校の入門コースから畑の実践動画を覗除いた座学のみに特化した講座です。

 

昨日は、自然菜園入門コース第2回目の座学を行いました。本日は、これから町田校で実技です。

座学は、zoom参加型なので、リアルタイムで、どこからでもご参加でき、アーカイブ(録画)が30日間視聴できます。

その場でご質問できます。

このコースは、現在自然菜園スクール初のいつでも年間参加できる(開催後のものはアーカイブで1年間視聴できます)コースにバージョンアップ試験運営しております。

 

それでは、町田に行ってきまーす。

 

明日は、

5/2(月)17:00~18:10 【無料zoom100名配信】竹内孝功著 新刊『苗で決まる!自然菜園』発売&自然菜園シリーズ累計15万部突破ダブル記念オンライントークイベント[ゲスト:『タネの未来 僕が15歳でタネの会社を起業したわけ』著 小林宙さん]

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自然菜園育ちの固定種タネたちの嫁入り準備(速報)

2022-02-28 20:18:45 | 自家採種

【速報】完売のお知らせとその他種子販売のご案内
沢山のご注文、ありがとうございました。まさかの一晩(開始10分で半分、Bセット1時間、Aセットも含めて2時間以内だったようです)で娘たちは嫁入りが決まってしまいました。何分10年以上自家採種してきた自家用のタネのシェア販売だったので、タネの量も1年分、タネ詰め3日プラスなので、数が50セットがやっとでした。運よく手もとに届いた方は、ラッキーでしたね。長野育ちでふつつかな娘たちですが、どうぞ皆様の菜園の仲間の一人としてよろしくお願いいたします。

購入できなかった方申し訳ございませんでした。(今回大好評&関心が非常に高かったので、自然菜園スクール生は、各コースでも、自然菜園にピッタリなタネの直売を検討しております。各コースご参加の際にお声かけください。運が良ければ、各コースにて現地で直売させていただくかもしれません。来年も無理のない範囲で、自家用を直売シェアしたいと思います。)

地元松本の在来種・固定種を多く取り扱う老舗種苗店「つる新種苗」では、10数年にわたって、我が家で選抜育成した固定種の自家採種種子を取り扱っていただいております。つる新種苗さんの販売サイトが新しくなり、「自然菜園」で検索すると、『自然菜園ハンドブック』『緑肥mix』だけでなく、我が家で種子生産した「自然菜園で育てた厳選固定種」が17種類以上購入することが出来ます。
↓から「自然菜園で育てた厳選固定種」購入できます。

 

オンライン自然菜園セミナー 新春ステップアップ講座

★3/ 5(土)10:00~【ZOOM配信】『失敗から学ぶ⁉やってはいけない無農薬・家庭菜園の法則』

★3/ 5(土)13:30~【ZOOM配信】『どんどんよくなる!自然菜園プランニング講座』※

 ※この講座は、自然菜園スクール安曇野校初回3/19(土)の午前中と同じ内容になります。

みなさまのお蔭様で、『コンパニオンプランの極意』Amazon1位(家庭菜園部門)ありがとうございます。

3/2(水)20:00~

 

先日ブログでご紹介した

【続報】『自然菜園育ちの固定種タネ』タネの調整、タネ詰め、終了~。発送準備中です。

の続報です。

15年の自家採種&品種育成の集大成。自家採種をはじめて25年。
家庭菜園と同時に始まった自家採種。とりあえず自家採種できたオクラは、市販のタネと比べて目を見張る素晴らしき成長でした。ただし、美味しくなかった(笑)。それから10年、川口さんの自然農と出会い、自家採種=自然農でした。
15年前、現在の(公財)自然農法国際研究開発センターの育種課に本科研修生として入門。恩師中川原さんとの出会いが、自家採種のプロ化(品種育成)への第2ステージでした。
自家採種&育種目標としては、無農薬・家庭菜園、自給菜園で育てやすく、美味しく、自家採種しやすいことの3つでした。
①農家さんの目指す、多収穫よりも、育てやすさを重点におき、耕さない自然耕の畑でも、草と共育ちできる品種。
②農薬だけだなく、化学肥料はもちろん、無肥料でも育つほどの根張り重視。
③そして何より、週一家庭菜園でも収穫しやすく、美味しい、自給率アップの魅力的な風味野菜。
④種苗法の改正もあり、登録品種ではないので、家庭菜園で自家増殖できる固定種、在来種品種を厳選。純系ではんく、雑ぱくな固定種なので、多様性を秘めているので、各ご家庭の地域風土や農法に合わせて、自家採種しながらカスタマイズ可能。
⑤いずれは、家庭菜園ネットワークで、みんなで残したいタネを維持できるようにしたいので、その先駆けとして
今回、はじめてチャレジします。

★Aセット(ランニング夏野菜)の組み合わせで、

以下4種類の野菜と1種類のプレゼント種子(タカキビ1cc)の5種類です。
小布施長丸ナス、伏見甘長とうがらし、韓国唐辛子、各10粒(11粒入っております)、モチットコーン30粒、

 

★Bセット(半袖夏野菜)の組み合わせで、
以下4種類の野菜と1種類のプレゼント種子(赤ジソ1cc)の5種類です。
昔大玉トマト、10粒(11粒入っております)、若緑地這えキュウリ、打木赤皮甘栗南瓜、コスタータロマネスカズッキーニ各8粒、

各野菜の特徴を紹介したYouTube動画も編集が無事終わり、

Aセット5種類。Bセット5種類の10種類50袋が発送準備がまもなく完了とお知らせが来ました。

 

直売は、3/2(水)発売予定です。

ご注文は、オンライン自然菜園セミナーも自然菜園スクールオンラインも申し込めるいつもの自然菜園Lifestyleネットショップからになります。カード決済などもOKです。

自然育苗タネ採りコースの前半(育苗の基本)を4回にわたって現地受講&オンラインで講義&実技を行っております。

3月13日(日) 講義:自然育苗、踏み込み温床、3種類のクン炭
実習:踏み込み温床づくり(予備発酵)、クン炭づくり
3月20日(日) 講義:春夏の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春・夏野菜育苗(レタス、キャベツ、ナス、ピーマンなど種まき)
4月10日(日) 講義:夏野菜の育苗①(セルトレーの種まき、鉢上げ)
実習:ナス科(トマト)&ウリ科(キュウリ)の種まきなど
5月5日(木・祝) 講義:夏野菜の育苗②(鉢ずらし、順化、定植)
実習:トマト、キュウリの鉢上げ、トウモロコシ、オクラの種まきなど

育苗について学びたい方は、3/13()スタート自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』がお奨めです。

このコースのテキストは、現在予約注文中の3/18新発売『苗で決まる!自然菜園 野菜の本気を引き出す』(農文協)と合わせてご利用ください。

 

明後日3/2は、自然菜園スクール自然菜園のらのら研修体験コース』こちらは、唯一オンライン非対応の完全体験型です。

※自然菜園スクールの自然菜園のらのら研修体験コース』以外は、現地受講だけでなく、オンライン受講も可能です。いずれもアーカイブ配信(約30日)がつきますので、急な欠席や復習などにも対応できて安心です。

3月2日(水) 踏み込み温床準備(育苗土の掘り出し)、果樹支柱など
3月16日(水) 踏み込み温床づくり

 

3/6()自然菜園スクール『自然果樹入門コース』

3月6日(日)

講義:自然果樹講座②(育苗、果樹の植え付け)
実習:果樹の植え付け、誘引

3/13()自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』

3月13日(日) 講義:自然育苗、踏み込み温床、3種類のクン炭
実習:踏み込み温床づくり(予備発酵)、クン炭づくり
3月20日(日) 講義:春夏の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春・夏野菜育苗(レタス、キャベツ、ナス、ピーマンなど種まき)

3/19(土)自然菜園スクール『自然菜園ベーシックコース』『自然菜園マスターコース』

3月19日(土)共通 午前:ガイダンス、自然菜園講座①(菜園プラン)
午後:区画決め、緑肥の種まき、菜園プランづくり

と続々、現地受講とオンラインの両方で、自然菜園スクール2022がはじまります。

 

【無料】3/12自然菜園スクールオンライン説明会も以下のYouTube動画の概要欄に詳細があるので、参考にしてみてください。

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【続報】『自然菜園育ちの固定種タネ』タネの調整、タネ詰め、終了~。発送準備中です。

2022-02-22 05:16:00 | 自家採種

祝!!お蔭様で、なんと発売日の翌日の今日、Amazon 売れ筋ランキング: - 1,263位本 (の売れ筋ランキングを見る本) -
1位家庭菜園 ベストセラーに選ばれました~。ありがとうございます。
読まれた方は、是非感想をコメント欄にお寄せください。よろしくお願いいたします。

 

自然菜園オンラインセミナー 「新春ステップアップ講座」

【見逃し動画配信】※『ぐるぐる自然菜園プランター講座① 一番小さな自然菜園のつくり方・お世話の仕方』

購入時期に関わらず2022年6月末日までの視聴期限となります。(その期間、繰り返しご視聴いただけます。)

2/27(日)13:30~15:30『これから始める夏野菜の苗作り講座(温床を使わない育苗法)』

2/27(日)18:00~20:00『オンライン自然菜園Q&Aセミナー★プチロング(30分延長)』第20回 ミニ講座「緑肥mixの種類とブレンド」

 

いよいよ明日から自然菜園スクール『自然果樹入門コース』の第1回目「剪定」がはじまり開校します。

どんな感じでやっているのか、座学と実習で学ぶ【長野校】はオンライン受講もできます。【受講者限定ブログサンプル】

※現地受講者もオンライン受講者もアーカイブ動画(座学)が30日間視聴できるので、急な欠席、自宅での復習などご活用いただけます。

今朝も雪なので、明日の祝日の剪定実習は、雪の中剪定するので、防寒着&長靴ですね~。

 

この3日間。雪かき&オンライン自然菜園セミナー(準備&開催)の合間を縫って、

【新企画】2021年長野産『自然菜園育ちのおすすめ固定種野菜タネセット』限定50セット

タネの調整、仕分け、タネ詰め無事終了しました~。

*****************************

生産地 長野県

採種の年月2021年12月(有効期限1年以内)

農薬の使用履歴 0回  (自然菜園で育っております。)                

※自然菜園育ちの品種は、登録種子ではございません。家庭菜園で、自家採種できます。

現在、つる新種苗さんでは「自然菜園」と検索すると、自然菜園育ちのタネやグッツが購入できます。

今回は、まだ生産量が少なく、自給用と自然菜園スクール【安曇野校】で育てている品種を

Aセット(ランニング夏野菜4種+1種プレゼント)とBセット(半袖夏野菜+1種プレゼント)を自然菜園Lifestyleネット限定直販で有料配布しようと思って準備しております。

久々のガッツリタネの調整&詰めで、詳しい内容は、以前のブログ

『自然菜園育ちの固定種タネ』たちの嫁入り準備

をご覧ください。

★Aセット(ランニング夏野菜)の組み合わせで、

4種類の野菜と1種類のプレゼント種子(タカキビ1cc)の5種類です。
小布施長丸ナス、伏見甘長とうがらし、韓国唐辛子、各10粒(11粒入っております)、モチットコーン30粒、

 

★Bセット(半袖夏野菜)の組み合わせで、
4種類の野菜と1種類のプレゼント種子(赤ジソ1cc)の5種類です。
昔大玉トマト、10粒(11粒入っております)、若緑地這えキュウリ、打木赤皮甘栗南瓜、コスタータロマネスカズッキーニ各8粒、

家庭菜園で、是非交雑しないように一緒に自家採種して欲しくて、娘を嫁に出す感じで、一粒一粒検タネ&ハンドピックでタネ詰め50セット分タネ詰めしました。

初の試みなので、皆様と一緒に始めながら改善出来たらいいなーと思っております。

タネから育てて、野菜の生命をいただきながら、また自家採種もできると幸せですよ~。

どの種も食べようと思えば、無農薬自然菜園育ちで、もちろん、無消毒種子なので、食べることもできますし、家畜や家禽にも安心してあげることができます。意外と食べられる種子ってないんですよ。

通常の種子は、生産国で、日本なら日本の種子生産に必要な農薬を使用し、海外産ならその国で許可された農薬(日本で禁止されていても良い)と化学肥料で育て、さらに発芽までに病気や虫、鳥、ネズミが食べないように、農薬処理を1~2回され、農薬がついていることがわかるように、カラーリングするのが一般的です。

うちのは、カビるところに置けばかびますし、鳥もネズミも、家禽(家畜)も喜んで食べてくれます(笑)

ヨーロッパのオーガニックと違い、日本の有機JASでは、種子に関しては、法的に絶対オーガニックである必要がなく、通常F1(交配種)、農薬・化学肥料栽培、農薬処理のものでも使用が黙認されております。

25年前から変わらない、もっと言えば、洗っても落ちないネオニコチノイド系農薬、遺伝子組み換え、ゲノム編集、とずいぶん昔よりも新技術が加わり、固定種の野菜の品種もどんどん減って、国産で、自然な多様性の固定種のタネが減りました。

25年前初めて買った種子は、種子消毒でエメラルドグリーン色のオクラ、手が真っ赤になるトウモロコシとダイコン、エメラルドブルーのハクサイにカブ、今でもよく覚えております。そして育たなかった😢

自然農法を志し、無農薬・無化学肥料でも耕さなくても、草と共に自然に育ってくれる生命力が強くて食べて美味しい野菜に育つタネを育てたくて、無我夢中の25年間、その間に自然菜園という名がつき、毎年1回ずつ自家採種を重ねて失敗を改善しながらの道のりでした。

25年かかりましたが、だいたい10年以上農薬・化学肥料を使用せず、草を生やして、草マルチで、自然菜園で選抜を重ねながら自家採種してきた野菜たちが、嫁に一斉に行く、感慨深い想いでいっぱいです。あっという間の25年でした。

これからは、私一人ではなく、志を共にできる方々と、小っちゃくてもいいので、土と共にタネと共に生きていければいいなーと思い、小さな一歩を踏み出そうと思います。

といっても、まだまだ販売準備中なので、ネット直売はまだ先。2月末~3月上旬~3/25まで50セットずつ(農閑期)限定で、出発準備しております。

うちのタネたちは、農薬・化学肥料がなくて、野菜に気持ちに寄り添ってくれると、本気を出して、安心安全で美味しい糧になってくれ、また次の生命をタネを宿して生命のバトンをつないでくれます。

ご縁があったら、うちのタネたち(娘たち)をよろしくお願いいたします。

 

2022.2.22本日新発売 『野菜だよく育つコンパニオンプランツの極意』(ブティック社)

お蔭様で、Amazon 売れ筋ランキング: - 5,061位本 (の売れ筋ランキングを見る本)- 6位家庭菜園

ありがとうございます。

詳しい紹介は、先日のブログ

 

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2021年長野産『自然菜園育ちのおすすめ固定種野菜タネ限定セット』

2022-02-19 15:13:41 | 自家採種

いよいよ新著『コンパニオンプランツの極意』(ブティック社)の発売があと4日後、2/22(火)になりました。

 

また、3/18には、『これならできる!自然菜園』から14年ぶりに、農文協から新著『苗で決まる!自然菜園 野菜の本気を引き出す』

も出ます。育苗する際に参考にしてみてください。

今日も雪が降り田畑は、真っ白ですが、道路は融ける、もうすぐ春を感じております。

今年は、自然菜園スクール「自然果樹コース」が剪定を実習することになったので、来週2/23(水・祝)までに、

まだまだ雪(雪)でも、室内で、去年2021年に自家採種したタネの整理がはじまって、結構毎日忙しいです。

上の写真は、「昔大玉トマト」で、良いタネとそうでないものを定規でより分けます。

今回、ある試みをしようと思い、松本在来タカキビも種をより分けました。

写真の上にあるのが種子用。 左下が、選別前、右下が選別ではねられたかけたり、胚乳がないものです。

一つ一つのタネに表情があり、形が悪いものや、割れてしまったものなど一つ一つ定規でより分けます。

 

現在、うちではほとんどの野菜のタネを自家採種しています。

一部は、試験場や種苗店さんに頼まれて生産を始めた出荷用の種子※1と、自分の自給用です。

自給用のもので、ちょっとまとめて多めに採種するので、一部余剰分を自然菜園スクール生限定で、直売はしておりました。

もちろん、農林水産省に登録された品種ではなく、家庭菜園で育てやすい、固定種、在来種です。

※1現在は、地元種屋さん「つる新種苗」さんで、「自然菜園」で検索すると、我が家の無農薬・無化学肥料栽培の自然菜園で育った種子や自然菜園グッツをネット購入できます。

 

新著2冊発売記念と、連載雑誌「野菜だより」(ブティック社)「やさい畑」(家の光)両誌で、夏野菜を2タイプ【ランニング野菜】【半袖野菜】を紹介させていただきましたので、そのご縁から

今回は種屋さんにはまだ売るほどないけどほぼ品種として固定化でき、味と育てやすさからスクール生に大人気の夏野菜の品種を限定直売してみようと思いました。名付けて

2021年長野産『自然菜園育ちのおすすめ固定種野菜タネセット』

15年の自家採種&品種育成の集大成。自家採種をはじめて25年。
家庭菜園と同時に始まった自家採種。とりあえず自家採種できたオクラは、市販のタネと比べて目を見張る素晴らしき成長でした。ただし、美味しくなかった(笑)。それから10年、川口さんの自然農と出会い、自家採種=自然農でした。
15年前、現在の(公財)自然農法国際研究開発センターの育種課に本科研修生として入門。恩師中川原さんとの出会いが、自家採種のプロ化(品種育成)への第2ステージでした。
自家採種&育種目標としては、無農薬・家庭菜園、自給菜園で育てやすく、美味しく、自家採種しやすいことの3つでした。
①農家さんの目指す、多収穫よりも、育てやすさを重点におき、耕さない自然耕の畑でも、草と共育ちできる品種。
②農薬だけだなく、化学肥料はもちろん、無肥料でも育つほどの根張り重視。
③そして何より、週一家庭菜園でも収穫しやすく、美味しい、自給率アップの魅力的な風味野菜。
④種苗法の改正もあり、登録品種ではないので、家庭菜園で自家増殖できる固定種、在来種品種を厳選。純系ではんく、雑ぱくな固定種なので、多様性を秘めているので、各ご家庭の地域風土や農法に合わせて、自家採種しながらカスタマイズ可能。
⑤いずれは、家庭菜園ネットワークで、みんなで残したいタネを維持できるようにしたいので、その先駆けとして
今回、はじめてチャレジします。

生産地 長野県 長野市(標高550m) 安曇野市(標高750m)

採種の年月2021年12月(有効期限1年以内)

農薬の使用履歴 0回  (自然菜園で育っております。)                

※自然菜園育ちの品種は、登録種子ではございません。家庭菜園で、自家採種できます。

Aセット【ランニング夏野菜セット】

こちらの【ランニング野菜野菜】のタネセットは、暑さに強く、寒さに弱い夏野菜たちです。

発芽、生育温度は20~35℃になります。15℃以下では発芽しにくく、

桜が咲く前は、温床など加温保温で、育苗が必要です。霜が降りなくなった頃、5月上旬以降に定植できます。

小布施中丸ナス 10粒… 自然農法で育てられてきた信州の伝統野菜の在来小布施丸ナス系統から、小布施丸ナスよりちょっと長い中丸で、乾燥に強く、育てやすいものを選抜固定したナス。その肉質は緻密で締り、ほのかに甘い特有の風味と味が濃くて美味しいので、おやきはもちろんのこと、炒め物や煮込み料理に向いています。

★育苗日数65日前後、霜が降りなくなって地温が15℃以上になるころの、65日前(本葉5~6枚)を目安に種まきし、育苗します。


伏見甘長とうがらし 10粒…京野菜の伏見甘長とうがらし。トウガラシというが、まったく辛みがない細長いシシトウ。完熟し赤くなっても辛くならず、甘酸っぱいので、パプリカの代用になります。炒めたり、焼いて食べると最高です。自然農を学んでいた時に、先輩から譲ってもらったとても育てやすい、思い出の品種です。

★育苗日数70日前後(本葉5~6枚)、霜が降りなくなって地温が15℃以上になるころの、70日前を目安に種まきし、育苗します。


韓国唐辛子(旨辛)10粒…固定種の韓国唐辛子は、なかなかなく、貴重。激辛タイプではなく、旨味が強く、小辛で育てやすいタイプ。

青い時は辛いシシトウのように炒めていただき、キムチはもちろんのこと、刻んでゴマ油や醤油漬けにすると、香辛調味料が簡単にできます。

★育苗日数70日前後(本葉5~6枚)、霜が降りなくなって地温が15℃以上になるころの、70日前を目安に種まきし、育苗します。


モチットコーン 30粒…研修させていただいた自然農法国際研究開発センターが、モチットコーンハニ-バンダムから選抜育成した国産の固定種。熟期は約95日でややバラツキあり。程良い甘さとモチッとした食感が特徴。家庭菜園など自給用に向く。

※自家採種する際は、袋がけなどして、遺伝子組み換えなどのトウモロコシとの交雑を防ぐ必要があります。

★育苗日数25日前後(本葉2~3枚)、霜が降りなくなって地温が15℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし、育苗します。

温暖地では、5月中下旬以降、寒冷地では6月上旬以降に直播きすることもできます。

の4種類とプレゼントのタカキビ

在来タカキビ 1ml …コウリャン、ソルゴーなどとも呼ばれアフリカ原産で、暑さ、乾燥につよく、鳥に食害されにくいので、雑穀の中でも最も育てやすい。脱穀もしやすく、食用や緑肥としても重宝。松本の在来種から選抜。

★育苗日数25日前後、霜が降りなくなって地温が15℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし、育苗します。

温暖地では、5月中下旬以降、寒冷地では6月上旬以降に直播きすることもできます。

 

Bパック【半袖夏野菜セット】

こちらの【半袖野菜野菜】のタネセットは、暑さに弱く、28℃を超えると夏バテしやすく、寒さにやや強いタイプです。

桜が咲いてから、発芽・生育温度10~30℃の環境で、育苗できます。霜が降りなくなった頃、温暖地5月上旬以降、(寒冷地5月下旬以降に)直播きもできます。

昔大玉トマト 11粒…自然農法研修時代に、譲り受けたトマトの中で、育てやすく美味しかったものを8年かけて固定化した大玉トマト。昔のトマトの風味を持ちつつ、現代のトマトの甘みを合わせ持つ。やや肥えたところでも育てやすく、樹が暴れにくいのが特徴。

★育苗日数45日前後(本葉5~6枚)、霜が降りなくなって地温が12℃以上になるころの、45日前を目安に種まきし育苗します。

温暖地では、5月上中旬以降、寒冷地では5月中下旬以降に、霜がなくなってから定植します。


若緑地這えキュウリ 8粒…自然農法国際研究開発センターの研修時代に出会い、暑さや病気に強く育てやすい品種。その育てやすさとプランターにも向いていることから、自家採種を重ねてきたキュウリ、地這えだけでなく、支柱で栽培してもよく育つ。

★育苗日数25日前後(本葉3 ~4枚)、霜が降りなくなって地温が12℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし育苗します。

温暖地では、5月上中旬以降、寒冷地では5月中下旬以降に、霜がなくなってから直播きもできます。


打木赤皮甘栗南瓜 8粒…伝統の加賀野菜。早生の多収穫の西洋カボチャ。果肉は厚く粘質で、しっとりとした味わい。自然農法で育てやすい系統を選抜。収穫してから30日で食べ頃になる。長期保存には向かない。お菓子や和食、スープに最適。

★育苗日数25日前後(本葉3~4枚)、霜が降りなくなって地温が12℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし育苗します。

温暖地では、5月上中旬以降、寒冷地では5月中下旬以降に、霜がなくなってから直播きもできます。


コスタータロマネスカ 8粒…イタリアの伝統ズッキーニ。日本のズッキーニよりも水っぽくなく、しっかりした食感。ラタトゥイユや炒め物はもちろんのこと、天婦羅や和食でも美味しい。小さく若どりしたものをぬか漬けにすると最高。

★育苗日数25日前後(本葉3枚程度)、霜が降りなくなって地温が12℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし育苗します。

温暖地では、5月上中旬以降、寒冷地では5月中下旬以降に、霜がなくなってから直播きもできます。


の4種類とプレゼント赤ジソ 

在来赤ジソ1ml… 安曇野から長野に引っ越しをして、草も緑肥も育たない農薬・化学肥料で固くしまった粘土土の畑に自生していた赤ジソを選抜。とても育てやすく、しそジュースや梅干しに使うと、とても濃厚な赤紫に発色する。

★育苗日数25日前後、霜が降りなくなって地温が12℃以上になるころの、25日前を目安に種まきし育苗します。

温暖地では、5月上中旬以降、寒冷地では5月中下旬以降に、霜がなくなってから直播きもできます。

 

今回の自然菜園育ちのタネは、生産量は基本自給用のものなので、試験直販売ですので、数はあまり準備できず限定数しかありませんが、

無農薬の家庭菜園、自給菜園用として、10年以上選抜自然菜園で、自家採種をすることで、昨今の悪天候でもよく育ってくれた育てやすさと美味しさが売りの野菜たちです。

2022年の皆様の菜園の片隅に仲間入りさせていただけたら幸いです。そして、地域風土に合った野菜を、一緒に自家採種できたらもっと嬉しいです。

 

これからの時代は、食べるものは自分たちで育てる。そしてタネから育てる。幸せのタネは、自分たちでも育てるに限ります。一緒にタネから育てて、野菜、タネを自給しましょう!

 

育ててみて、感想などございましたら、コメント欄にご記入ください。

※栽培、育苗中のご質問は、現在、ブログのコメント欄からは行っておりませんので、

月に一回行っているオンライン自然菜園セミナーの「自然菜園Q&Aセミナー」にてご質問ください。その際は、写真を撮っておいていただき、画面共有などで写真を見ながらご質問していただけると助かります。

 

★苗作りについては、学びたい方は、

【録画動画】2/27(日)13:30~16:00【ZOOM配信】『これから始める夏野菜の苗作り講座 (温床を使わない育苗法)』

自然菜園スクール「自然育苗タネ採りコース (前期)」でより一層学ぶこともできます。

 

★さらに土の詰め方、各野菜の育苗を学びたい方は、

自然育苗タネ採りコースの前半(育苗の基本)を4回にわたって現地受講&オンラインで講義&実技を行っております。

3月13日(日) 講義:自然育苗、踏み込み温床、3種類のクン炭
実習:踏み込み温床づくり(予備発酵)、クン炭づくり
3月20日(日) 講義:春夏の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春・夏野菜育苗(レタス、キャベツ、ナス、ピーマンなど種まき)
4月10日(日) 講義:夏野菜の育苗①(セルトレーの種まき、鉢上げ)
実習:ナス科(トマト)&ウリ科(キュウリ)の種まきなど
5月5日(木・祝) 講義:夏野菜の育苗②(鉢ずらし、順化、定植)
実習:トマト、キュウリの鉢上げ、トウモロコシ、オクラの種まきなど

育苗について学びたい方は、3/13()スタート自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』がお奨めです。

 

このコースのテキストは、現在予約注文中の3/18新発売『苗で決まる!自然菜園 野菜の本気を引き出す』(農文協)と合わせてご利用ください。

 

 

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自然菜園自家採種シリーズ「宮古島小豆」のご紹介。

2021-12-14 03:01:52 | 自家採種

オンライン自然菜園セミナー

★12/18(土)13:30~『自然菜園根本講座』ネギの個性とコンパニオンプランツ

★12/18(土)18:00~家庭菜園のなんでも質問道場『自然菜園Q&Aセミナー』

 

我が家の自然菜園では、様々な野菜や穀類を自給している。

中でも、育てやすく、食べておいしい、野菜や穀類の品種は、家庭菜園に向いているので、そのような品種と出会った時は、

より無農薬・無化学肥料の家庭菜園で栽培しやすくなるように、選抜を重ねながら自家採種(育種)してきる。

今回ご紹介するのは、宮古島黒小豆。沖縄県宮古島の在来種だ。

「宮古島黒小豆」はお祝いごとや十五夜の料理として島の食文化に根付いた食材として大切にされてきた。
宮古島黒小豆は、小豆 より黒く小粒で、宮古島では十五夜に「ふきゃぎ」という伝統料理などに用いられてきました。

現在では、利用方法が限られていることや、食生活の変化が影響し、生産が極めて少なくなった希少性の高い小豆です。

島の伝統お菓子「ふきゃぎ」のレシピ

1)小豆を一晩水に浸してから煮る。40~小一時間位、ほっくりと柔らかくなるまで煮る。

※一度沸騰したお湯を捨てて、もう一度煮るとアクが取れて上品な仕上がりになります。

2)煮えた豆をザルにあげて、湯を切り少し風に当てて、熱い内に塩を振っておく。

3)餅粉に水を加えながら耳たぶ位の柔らかさになるまでこねる。

4)3)を細長く整形し、丸く切って5分程度、茹でて白玉団子を作る。

5)少し冷ました4)と2)を合えて完成!!

砂糖であんこにしても美味しく、その場合何回か茹でこぼし、通常の小豆のように砂糖で煮る。

元々ホクホクと美味しく甘みが強いアズキなので、とても良質の黒い粒あんができる。

玄米と一緒に炊いて、黒小豆入り玄米も美味しい。

 

今年の自分たちで育てたもち米「シラケモチ」で搗いたお餅を宮古島小豆の黒あんこと和えて食べたがやっぱりおいしい。

幸せな一時でした~。

 

私がなぜ、この小豆(ササゲ)に惚れ込んで育てているかというと、味だけでなく、

通常の小豆よりも暑さに強く、育てやすく、短期間で多収。

また、虫による食害もなく、無肥料栽培が簡単。緑肥作物として、秋野菜の前作としても最適だからです。

栽培のコツ

夏野菜が植えられる霜が降りなくなった5月に種まき、収穫は、8~9月。

通常の小豆よりも良く茂るので、自力で草を抑えるので、条間1m、株間50㎝で、3~4粒蒔き。

初期に草に飲まれないように、耕した畑では、発芽~本葉8枚まで、1~2回株下に土寄せすると、大株化し多収。

写真のように、葉の上に莢が実り、枯れてきたら、枯れた鞘を摘み取り収穫。

 

葉の下に茂る通常の小豆と異なり、収穫が簡単で、早くからなるので、忙しくなる稲刈り前に収穫が終わるのが有難い。

収穫したさやを乾燥させ、乾いたら踏めば、簡単に脱穀できる。

その後、フルイや風で、莢やゴミを除き、よく乾燥させ、ペットボトルなどで保存。

産地が南国宮古島と寒地北海道と夏の間、日本どこでもよく育つ。

自家採種する際は、カビや虫食いの少ない、初期のきれいな大粒豆を選び、よく乾燥させ、冷暗所で保存しています。

沖縄県宮古島 - 日本豆類協会の宮古島小豆に関する資料

紫外線の強い宮古島で生き抜くために、宮古島小豆は、通常の黒小豆などと比べてもポリフェノール含量が高く、

中でもブルーベリー類に多く含まれるアントシアニンが豊富と言われています。
 

アントシアニンはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持ち、血液さらさら効果、体脂肪をつきにくくする働きなどがあるので動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防にもつながり、視力回復や目の疲れにも役立つそうです。

 

日頃のPCお仕事などの目の疲労回復や甘いものはご馳走なので、ここ数年自家採種で選抜を重ね、より育てやすく安定自給できるようになってきました。

 

みなさんも自分が惚れ込む品種と出会えるとタネから無農薬栽培(自家採種)できて、育てやすくなっていいですよ~。

 

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意外と難しいピーマン類の自家採種

2020-09-11 03:23:23 | 自家採種
本日、時々の予報。
まだまだ30℃越えの暑い信州です。

いよいよ明日9/12(土)19:00~20:30『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第3回

5分でわかる自然菜園ミニ講座は、ミニ講座『自然の流れに沿った旬やさい栽培法』です。


先日、畜産センターからウコッケイのヒヨコが来ました!
うちの鶏は、ほぼ廃鶏で20羽前後常におり、中にはウコッケイなどもいたのですが、6年前の引っ越しを機会に、廃鶏の入手が難しくなったこと、ウコッケイたちが老化し、天寿を全うし、次々亡くなっていったので、
今年から改めてウコッケイによって鶏を自給自足(自家更新)するために、若いウコッケイを中心に買い足しを行いました。
ウコッケイは、自分たちで、卵を抱卵し、羽化させ、育てるので、子育てが上手なので、
来年からはウコッケイたちにヒナを毎年育ててもらおうと思っております。


実は現在、トマトを中心に自家採種のピークで、嫁さんの協力のもと、実の収穫、追熟、かき出し、発酵、洗い、乾燥で超農繁期です。
今週は、リモート取材が2件。そして、原稿が7本あり、なかなか強烈です(笑)






今年は、自家採種23年目になりますが、ようやくピーマン類の自家採種が安定してきそうです。

ピーマンは、意外と自家採種大変でした。
1)まずシシトウやトウガラシのように育ちやにくく、
2)完熟するまで樹に着果させておくと実がカビたり、傷んだりし、
3)交雑しやすく(自家受粉率50%、他家受粉率50%)近くにトウガラシがあると辛くなったりします。
4)追熟も難しく、
5)せっかく実ったのに、種がカビが生えやすく半分以上カビさせてしまったり
6)保存中に虫が湧いたり、発芽率がいまいちだったり、

なかなか安定した自家採種に至るようになったのはここ最近です。

色々試行錯誤していく中で、キュウリ、トマト、ナス、トウモロコシなどの自家採種につづき、
天候は不安定でもようやく今年から安定できそうな予感です。


これは、カリフォルニアワンダー(ピーマン)で、完熟すると真っ赤になり、パプリカそのものなので、パプリカの栽培をやめました(笑)




こちらは、バナナピーマン。
薄い黄緑色、黄色、オレンジ、赤と完熟に向かって大きく、色が変化するので、キレイです。

意外と育てにくかったピーマン類も自家採種が安定してきたことで、育てやすくなってきました。

というのは、育てやすい系統を選抜し、自家採種していくことで、より育てやすくなっていくからです。

今年は、春の2月の講演会で「自然菜園育ちの固定種タネ」としてこの12年自家採種しながら育成してきた無農薬家庭菜園の固定種のタネたちが、全国でこの悪天候でもよく育っているとレスポンスがあり本当に嬉しいです。

家庭菜園で育てやすい固定種の品種を国産でなおかつ、無農薬・無化学肥料で育て選抜し、育成する10年越しの目標が現実化してきたからです。




こちらは、煮びたしにすると最高の「高台寺とうがらし」シシトウです。


これらのピーマン類を完熟したら、天気を見極め収穫し、数日追熟しておきます。

うちでは温かく、風が抜ける階段が適地っぽいです。








それから、風通しの良く雨の吹き込まない天日で、数日乾燥させ、








さらに追熟乾燥を促してから、種を手で取っていきます。


最後に、タマネギネットに入れて、1日天日乾燥させた後、半日陰で風通しの良く、雨が絶対当たらないところで、約1ヵ月ゆっくり乾燥させて、
乾燥剤を入れた密閉容器に入れて保存完了です。

ピーマン類の種子の寿命は、室温低湿保存で2~3年です。

ピーマン類のタネは、トウガラシのような辛いものであっても虫とカビが湧きやすく、
好発芽で状態がよいものは、大概は1~2年が限界でした。
長期保存できるように、今試行錯誤しております。こちらも近年中にめどがつきそうです。

あー長かった。と思いがちですが、年に1度のことですので、あっという間の20年。20回。

自家採種マニアな私ですが、この10年は「誰でも簡単に、高品質な自家採種ができるように」工夫、試行錯誤を重ねてきました。
そろそろ経験も技術も安定し、昨今の固定種ブームもあるので、そろそろこのようにブログやオンライン自然菜園セミナーなどで、魅力と技術を普及に力を入れていこうかと思っております。

【内示】
明日の自然菜園Q&Aセミナーは現在、自然稲作などQ&Aの幅が広がってきているので、
ご要望にあった自家採種のQ&Aセミナーも準備中です。10月位に行う予定です。カミングスーン

自然菜園の無料動画がたくさん↓
自然菜園Lifestyleチャンネル(YouTube)


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ダイコンの自家採種

2014-08-02 19:23:25 | 自家採種
本日、ときどき




お気に入りの打木源助ダイコンも種が充実したので、いよいよ自家採種最終段階です。

打木源助ダイコンは、金沢の早生の青首短系ダイコンです。
とても育てやすく、きめも細かいため煮物などにむいております。

今回は、今まで育てていた火山灰土から新しい自然菜園の粘土の強い土に合うダイコン再育種するために、去年の秋に新しい自然菜園でそだったものから厳選し20本埋め戻しました。
しかし、冬の間埋めておいたら鹿にほとんど食べれれてしまい、残った2貴重な本から自家採種します。

生き残る運の良さも自然力の高い野菜の特徴です。




土の中の大根の部分は、すっかりミイラになっており、中身は空っぽで繊維のみがきれいに残っています。

自然に育てた野菜は、溶けにくくミイラになりやすい傾向があります。


ダイコンのタネは莢の中に5~6粒入っています。

莢がとても固いので、









土の上で、踏んだり、木槌で叩いて莢を割って種を出します。




叩いて割った莢から種と粉々になった莢を箕と風の力を借りて飛ばします。




きれいなダイコンの種が自家採種できました。

ダイコンは種子が大きくしっかりしたものが極上です。
種子が大きいと、発芽した双葉も大きく、その後の生育が良いからです。

新しい自然菜園で2~3年選抜を繰り返しながら自家採種を重ね、新たな地域風土にしっかり根を張る根性のダイコンに生まれ変わってほしいものです。




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自然菜園3年目、どんどん良くなって楽になってきました。

2014-07-26 07:29:01 | 自家採種
本日、の予報。
今日も最高気温35℃予報。無茶は禁物ですね。




去年、本格的に野菜を育て始めた新しい3年目の自然菜園では、去年以上にトウモロコシも背丈が伸び、
下では早生の「打木赤栗南瓜」がゴロゴロなって、もう少しで収穫はじめです。

自然菜園では、当初野菜が育たない場所では、緑肥作物や自然堆肥で最低限野菜が育つテコ入れを程度に合わせて1~2年行います。
その後は、ユリ科やマメ科などパイオニア野菜を導入します。

その後、夏野菜を育てながら、草マルチをしていき、野菜の株下から生き物の自然耕によって土を育て、
そして、育った野菜から自家採種し、その土地風土に合う野菜の種を育てます。

トウモロコシは、自家採種2年目の「黄色モチトモロコシ」茹でも美味しいですが、焼きモロコシが最高です。
去年より、育ちがいいのは土と種が育ってあってきたからかもしれません。






サニーレタスが今きれいに咲いております。

去年育てたサニーレタスがこぼれ種で、自然生えしてきたので、収穫後、そのままにしておきました。


田んぼの畦も梅雨が明けたので、しっかり刈り、熊手で集め、野菜の草マルチに利用します。

菜園は草をわざと生やしておりますが、畦は周期的に刈って、きれいにしておくことも周囲とうまく付き合うコツです。

大量の畦草は、収穫が長い夏野菜や乾燥を嫌う野菜の草マルチとして重宝します。
只の草刈りでは疲れてしまいますが、生き物を増やし育て、野菜育ち、近所づきあいもよくなるので、楽しいですよ。


お蔭で、夏野菜が少しずつではありますが、夏野菜も収穫できてきました。




蛇足ですが、水を1日落とした田んぼの水きりを鉄アレーを田んぼの畦から引っ張って溝を掘りました。

これから水が不足するかもしれないこと、田んぼを落水する際に水を切れやすくするためにも、実験的に導入して練習してみました。

自然菜園は、完成したやり方があるのではなく、日々育てながらいろいろ試し、より作物が自然に育つやり方を模索し続けます。
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ツケナ(野沢菜)の自家採種

2014-07-14 04:30:09 | 自家採種
本日、の予報。




昨日、Azumino自給農スクール(自然菜園不耕起コース)で、野沢菜の自家採種を行いました。

不耕起コースは、私の講座を1年以上受講された方が中心ですので、去年一緒に育て、収穫した仲間で野沢菜の自家採種を2年越しで行いました。

生育が良かった野沢菜を選び、春先とうが立ってきたら、最初に咲いた野沢菜の株は抜き取ってしまい、
残りのとう立ちにくかったものに、寒冷紗をかけ、外部からの交雑を防ぎながら結実するまで放置しておきます。

昨今の菜の花を咲かせる野菜の自家採種は、GM(遺伝子組み換え)作物が雑草化しているためと、
近くの同じナバナ科の交雑を避けるため、寒冷紗は必須になりました。




刈り取った状態は、まだ完全に枯れておらずとも、種は基本入っている状態がベストです。


追熟乾燥のため、刈り取った種がこぼれないように、タライに入れ、鳥などに食べられないように、寒冷紗で覆い、
風通しのよい日陰に干して、種の充実を図ります。

2週間後の昨日、




土が入らないように、ブルーシートの上から踏みつけ脱穀します。








脱穀したものをふるい分けます。




いっそう目の細かいフルイでフルって


だいたい種だけになるように、徐々に目を細かくしながらフルイわけます。

※外が雨のため、ブルーシートの張った簡易ハウス内(室内)で撮影しました。




あとは、箕という道具を使い、ゴミを飛ばします。


ある程度きれいになると、野沢菜の種子が目立つようになってきます。

種採り後、種と共にいる生き物が逃げることができ、乾燥もしっかりできるよう半日ぐらいは、天日で干してから瓶などで冷暗所で保存すれば3~5年ほど利用できます。

信州といえば、野沢菜が有名ですが、
種屋さんで購入するときに、種の袋の産地を見ると、長野県産以外に、岩手県産をはじめ、最近目立ってきたのがイタリア産。

出来る限り、自分の菜園で結実した種子を自家採種できれば、無農薬でも育てやすくなるので交雑しないように心がけながら自家採種出来たいいなーと思います。
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野沢菜の自家採種準備(ヒヨコ2羽孵る)

2014-04-01 22:47:14 | 自家採種
本日、




本日、無事2羽のウコッケイの血をひくが生まれました。

真黒で、かわいいたち、これからお母さんにいろいろ教わって立派な親鶏になってほしいものです。


さて、Azumino自給農スクールの畑の一角に、去年生育が良かった野沢菜を残しておきました。




カブから新芽が吹いてその先に、菜の花のつぼみがありました。

このままにしておくと、花が咲いてしまい、周囲の他のアブラナ科と交雑してしまいます。

最近では、日本各地で遺伝子組み換え(GM)の雑種が花を咲かせているそうなので、
一層注意深く自家採種しないと、GM汚染被害者になり、今度は加害者になってしまいます。


そこで、最近アブラナ科では、目の細かい寒冷紗を使い、部分隔離しながら自家採種するようにしています。

虫が入らなくても、隣の花と触れ合うことで、自然に結実して種子を宿してくれます。

アブラナ科どうしは交雑しやすく、カブ、ハクサイ、コマツナ、ミズナどうし混ざってしまいます。

ダイコン類(ハツカダイコン、ダイコン)、キャベツ類(キャベツ、ケール、ブロッコリー、カリフラワー)、カラシナ類(タカナ、カラシナ、ワサビ菜)は、同系どうしで交雑するので、ダイコンとカブは混ざらないので、同じ寒冷紗の中で同時に種採りができますよ。
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