無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

『自然栽培やさいギフト2008』の最終便

2008-12-22 17:33:19 | 自然栽培で自給できる想い
本日昨日からの

雪にならないから暖かいかもと思いきや、午後からきっちり寒くなってきました。

今日これから、『自然栽培やさいギフト2008』の最終便を届けます。

今年で3年目の『自然栽培やさいギフト』。
今年も無事7か月間お届けできそうです。

3年前に比べると、量も質も非常に充実してきました。

というのは『自然栽培やさいギフト』をおいしく食べてくださるサポーターがいるからだと思います。

3年間続けて食べ続けてくれるのは本当にすごいことだと思います。

けして安い価格ではないですし、
月に一度野菜がまとまって出せそうなときに不定期に発送するし、
入っている野菜も畑都合なので、何が入るか送る直前まで全然決まっていません。
その日一番食べごろで、この人にこの野菜を入れたいと思うものを入れています。

そんな畑都合の趣味の自給菜園の延長でなりたっている野菜ギフトが、成立しているのも食べてくださっているサポーターのお蔭だと本当に思います。

そんなサポーターがいるからこそ、今年は幻の野菜や極上野菜を揃えたいと思ってしまい、菜園に熱が入った結果だと思います。

今年は、以前より自家採種野菜が増えましたし、
幻の野菜「大野芋」「スクナ南瓜」「錦サツマイモ」も入れられましたし、
極上のうまみたっっぷりの「中玉トマト」「欧州ズッキーニ」「松本一本ネギ」も入れることができました。

今回入れた写真の「松本一本ネギ」〈極上)は、
自然栽培で3年目の集大成でした。写真右のふつうの葱の3倍くらいの太さ、そして風味のよさ。これらは、肥料で育てたものではなく、土を3年育てて、育ったものです。

草を生やし、草を刈り、草を敷くことで土が育ち、
ネギにとって育ちやすく土を寄せ、夏に植え換え、土を寄せ続けました。
そして、霜に何回も当てて甘みを引き出し、よく晴れた師走の暮れに収穫しました。

ぜひ、お鍋や焼き葱で風味を楽しんでほしいものです。

来年も、自給野菜+『自然栽培やさいギフト2009』を充実させていきたいものです。

サポーターの皆様、いつもおいしく食べてくださって誠にありがとうございます。


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自家製乾麺(パスタ&うどん)の感動の巻

2008-12-19 23:55:53 | 自然栽培で自給できる想い
本日
産まれた日だ。こうして生きていろいろできるのも両親をはじめ多くの方々のお蔭だと本当に思う。感謝の募る日だ。ありがたいです。

今週は、今年度最後の『自然栽培やさいギフト』の発送のだ。

2006年度から続く、『自然栽培やさいギフト』も今年で3年を迎えた。

年々充実していく野菜たちに加え、プレゼントできる加工品も充実しつつある。

今年は、いろいろなアイテムのなかでも、自家製のユメアサヒ小麦を使った、乾麺シリーズには、自分のことながら感動した。

地元松本市梓川にある丸西製粉所の協力で、オリジナル乾麺ができたからだ。

オリジナル乾麺を作ってもらうには、玄麦で70kg以上ないと乾麺は作ってもらえない。

毎年20kg前後しかなかった小麦を今年は、198kgも育った。

嬉しくて、嬉しくて140kg分の乾麺を仕込んでもらった。

それに、去年育てた在来の玄蕎麦もあり、はじめは蕎麦の乾麺を発注したのだが、さすがに慣れない粉では無理だと断られた。原因は、そば粉や小麦粉によって粘性などがちがいリスクが高いことなどだ。

そこで、妥協案で、そば粉30パーセント、70パーセント小麦で、しかもつなぎやすくするために平麺で注文したところ、やってみますとの前向きな返事。

そこで出来上がったのが、写真左の蕎麦パスタ。

イタリア北部では、小麦が採れずそばのパスタがあるという。

8分前後、パスタ同様塩で茹でると、蕎麦の素朴さが生きたおいしいパスタが茹であがる。それをクリームソースやボロネーゼソースで和えて食べたところ、最高の出来。

製粉所の粋な協力で、うどんとパスタができた!!!

これから1年くらい乾麺を買わなくてよくなりそうだし、プレゼントにも喜ばれている。

味をしめた僕は、来年も違う品種の小麦で乾麺を作ってもらい、自分好みの乾麺を追及していこうと企んでいる。

自給できるアイテムが、また一つ一つ充実していくのはたまらない~
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油の自給(ヒマワリ油)

2008-12-11 17:50:24 | 自然栽培で自給できる想い
本日 旧暦七十二候は「熊穴にこもる」いよいよ冬眠の時期到来です。

先日、友人宅にヒマワリ油を絞りに行ってきました。
エゴマ・菜種につづく第三弾です。

何でも絞ることができる窄油機ですが、ヒマワリの種は、そのままでは詰まりやすく、今回は、次の工程をふみました。

【ヒマワリ油の搾油法例】

1)ヒマワリをよく乾燥させ、種を採ります。
2)種をよく洗い、乾燥させ、ゴミを飛ばします。
3)ヒマワリの種を温まる程度に中華鍋で軽く焙煎します。
4)ミキサーで種の殻を割ります。
5)窄油機にヒマワリ油を含ませて、窄油します。
残りの作業まだなのでは、やり終わってからブログに書きますね。

今回やってみて改善したい点は、3点です。

1)ヒマワリ油用の品種を育てたい。
2)ミキサーにかけてから、唐箕で殻のみ除きたい。
3)美味しい食べ方を模索したい。

ちょっとずつでも自給できると生活が変わります。
物を大切に使ったり、大切に食べたりする心が芽吹きます。


明日は満月です。月見酒でもいいです。うちは明日の晩忘年会でなので楽しみです。
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自然自給養鶏から考える想い(その1)

2008-10-26 20:10:57 | 自然栽培で自給できる想い
今日は、午前中の自給菜園教室終了後、
午後ちゃんのオープンテラスに開放した。
今の鶏舎はまだ完成していない。
少しでも開放できることからしてみようと思ったからだ。

というのも最近鶏を飼い始めて、少し生活が変わってきた。

というのも以前もらってきた廃鶏15羽中、1羽を友人にあげたころから生き物を飼う、育てることにより意識が深まってきたような感じだ。

その友人は同じ廃鶏を雌♀のみで飼い始めた。
そして、今回雄♂もっていったところ、今までリーダーになれなかった雄♂が、いきなりハーレム(雌)の中でリーダーになる瞬間を垣間見た。

雄は、のびのびし始め、すぐに新しい環境でリーダーぶりを発揮した。雌♀は、雄♂に従い絶対王政だ。

食べてしまおうと思って3羽もらってきた雄♂のうちの1羽を友人に譲って良かったと思った。

食べらずに済んだばかりか、リーダーにもなれた。
そして、いのちが発揮し、生を全う出来そうだ。

肉を食べる以前に、
の生命を改めて見つめることが出来た。ありがたい。

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おそば ふじもり でフリマサロンに出店!!

2008-10-22 07:57:11 | 自然栽培で自給できる想い
おはようございます。朝夕、はだしでは肌寒くなり、いよいよ秋冬だなーとおもいます。ちなみに昨日は

昨日は、知人の『おそば ふじもり』でフリマサロンが開催されました。

うちも家内の作ったケーキや焼き菓子、そして絞りたての日本みつばちのハチミツを出品させていただきました。

十数件の出店があり、古着・古布・天然酵母パン・骨董・タロット占いなどにぎやかに開催されました。

うちも2・3年のうちに準備をし、カフェ『自給菜園食堂Devaカフェ』を小さくはじめようと思っております。

今回のように、自給作物(小麦・エゴマ・サツマイモ・ハチミツ)などを使った食べ物でもてなし、同時に自給農の教室も開催できたらと密かに思っております。

『おそば ふじもり』さんも夢を叶え、素敵な場所と素敵な仲間に囲まれて、本当に美味しいお蕎麦屋さんです。マクロ汁(植物性100%のめんつゆ)も用意されているので、菜食主義の方も大丈夫です。
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みんなで稲刈り(ヒエ採り?)

2008-10-05 15:23:43 | 自然栽培で自給できる想い
本日

昨日は、自給菜園教室の会員さんと稲刈りをしながら、コビエ(野生のヒエ)をより分けました。おかげさまで大部分終り、今日の午前中で無事稲刈りが第一弾終了しました。感謝でいっぱいです。ありがとうございます。


本当に助かりました。
たった、4畝(120坪)強の田んぼですが、除草が行き届かずコビエでいっぱいだったので、途方にくれていました。

それを会員さんが一緒になってコビエとお米を刈った先からより分けていただいたお蔭で、もち米・黒米はすべてヒエ取りが終了できました。ありがとうございます。

昨日の夕方、手刈りの限界を感じ、最終兵器「コンバイン」を田んぼにもっていtったのですが、どうしてもバインダー紐が稲を結束(束ねて)してくれない。
つまり、バインダーが使えず途方にくれてしまったのです。

機械は一見便利ですが、使う技術と燃料が要ります。
昨日は、疲れてので、ブログも書かずにでした。

今朝、近所の農機械に精通している友人が見に来てくれて無事バインダーも直り、家内と一緒に、農林48号(晩生のコメ)を除きすべて天日干し出来ました。

野良仕事を終えて遅めのお昼に自宅に着くと、雨がポツポツ。
天気と、仲間の協力のお蔭で無事終えることができた稲刈りでした。

ご協力いただき誠にありがとうございました。

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自然養鶏をはじめたい(建設中~)

2008-09-23 22:01:50 | 自然栽培で自給できる想い
本日、すっかり秋らしい今日この頃。

田畑も無事秋分もむかえ、夏野菜から秋野菜に代わりつつあります。


今日は、かねてから建設予定の自然養鶏舎をようやく研修生A君の力を借り建設し始めました。

うちの自然養鶏のコンセプトは『無理・無駄のない養鶏』です。以前はマクロビをしていて動物性のタンパクを絶っていた期間もありますが、元来の卵好きが直らず、家内のお菓子の材料としても無理のない養鶏を模索していました。

近所に養鶏のプロがいることや、合鴨農法をやっている方々がいるのでいろいろ教わりながら、廃鶏&合鴨を今月末から飼うつもりです。

餌も自家農園の草や野菜くず・トウモロコシ・米糠・小麦ふすま・くず米・くず豆などできるだけ自家用で賄えるものにし、飼う鶏の数をその餌の量にあわせようと思います。

そして、先人の教えを活かしながら、ミミズコンポストや、踏み込み温床などとコラボをさせてみたいです。

自給菜園から出る餌や、地域のいらない資材、友人の助けを借り、少しずつ形になっていくのが嬉しいです。

明日は、鶏舎内に近所のキツネ・イタチ・タヌキ・ネコ・トンビ・へびが入らないように古い瓦を埋め込みたいと思います。
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新規就農で自然農法ができる畑を入手するには?

2008-09-09 12:38:07 | 自然栽培で自給できる想い
本日。家でトマトの自家採種に追われています。
べつのところで書いたコメントが皆さんにも役立つかもしれないのでコピーしました。

やり方に関係なく『自然農法』で新規就農する場合一番大切なことは『人間関係』です。

農地は、いきなりネットで買えるものではありません。
人を通じて、ご縁で手に入るものです。

無農薬で栽培している人、近所のおばあさん、農家さんに聴いて回ると結構無料に近い形で借りれます。会う日とすべてに「農地を探している」というのも有効です。

そのあと、無農薬栽培を強調・押し売りせず、周りの草はどんどん刈ってきれいにし、それを自然堆肥にし、活用しながら、『あいさつ』『世間話』『お茶』でコミュニケーションを交わし、人間関係を深めていくことが大切です。

農法で攻めると、やり方で対立してしまいますが、「一生懸命育てる気持ちは通じるもの」です。

まずは5畝(5アール)ほど借りてしっかり育てることです。
その後、黙っていてもよくやっていればどんどん貸してもらえるようになります。

そのためにも、半年~1年位食べていける資金と、週に3~4日無理なくバイトすることが無難な新規就農術です。
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『自然栽培やさいギフト』への想い

2008-09-04 08:42:30 | 自然栽培で自給できる想い
本日さっき止みました。

うちはじつは農家なのに野菜を販売していません。

それは、以前勤めていた自然食品店で感じた『野菜は商品ではない、いのちの糧』だという思いからです。

大量の野菜を育てることで、コスト削減や機会による効率化はわかります。でもしたくなくなってしまいました。

というのも長い目で見た場合、自給農園スタイルの方が一層コストがかからず効率的なのではないのかと思うようにりました。

大量の野菜を育てるためには大変なエネルギーが必要です。機械・石油・肥料そして単一作業の連続。

自給用の自然栽培は、夫婦2人で20世帯が限度です。しかし、自分で食べる少量多品目野菜なので、どれも美味しく食べ・保存性が高く、ほぼ無肥料でもできます。

うちの場合、1ヶ月20件が限度で、一日4件が野菜を出せる限度です。
でもそれがいいんです。新鮮な野菜を採れたぶん友人・知人に畑からとれた『ギフト』として発送し、残ったものがうちの夕飯・朝食になります。

そして、届いた先では、野菜が採れてから24時間前後で食べることができます。トウモロコシなんかは生でも食べられる鮮度です。

自給用の野菜で「無駄なく、美味しく食べられ、喜んでももらえる。」最高です。

こんな農家がいっぱいいれば、地球全体はより効率的に賄えます。
自給用で育った野菜は、美味しいです。

写真はギフト『自然栽培やさいギフト』の発送風景です。
うちの野菜が嫁ぐ先に失礼にならないように、嫁ぎ先が喜んでもらえるように、願いと感謝を込めます。


「生産者の顔が見える」ことも大事です。
その上『食べてくれる方々の顔が見え、野菜を育て、届ける』ことも喜びです。


関係ないのですが、今日はじめて太文字を使えるようになりました。ありがたや、ありがたや。



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じゃがいもの風味

2008-08-25 14:21:43 | 自然栽培で自給できる想い
今年はなんだかんだいっていい野菜が育ってくれています。
うちでは自給を目的に栽培しているので、野菜を売ることは余りありません。

例外的に、いつもお世話になっている方や知り合いの方に『自然栽培やさいギフト』という形でプレゼントしたり、販売したりしています。

というのも以前自然食品店で店長をしているときに、「商品としての野菜」に疑問を感じたからです。

自然食品店では、全国からとてもよい減農薬・有機農産物が集まり販売されています。しかし、野菜によっては鮮度をなくし、時に大量に生産されるために無駄なことが沢山あり、日に日に興味がなくなっていきました。

そんな矢先、自分で栽培している自然栽培の野菜と、売っている野菜の違いを見つけてしまいました。↓

1)自分で栽培している野菜は、食べたいものや育ててみたいものだけなので、もったいないことはできませんでした。(全部食べる・土に還す・種を採るなど。)
2)自然栽培の野菜は、形は小さいものの風味や保存性に長けていました。
3)自分で種とりしているので思い入れが半端でないこと。気持ちが入ります。
4)食べてこころから美味しく感じ、感謝の念が自然に湧いてくる。
5)うちの野菜を食べて感動してくれることに、こっちが感動してしまう。
6)売っている野菜の値段で売りたくないが、美味しく食べてくれる方には無料でもあげたくなる。買って美味しく食べてくれる人にはおまけしたくなる。

そんなわけで店長を辞め、農家を目指しますが色々矛盾があり辞めました。

今では、自分が食べたい野菜をちょっと多めに育てて、食べきらない分は家内が冬用の保存食にしてくれたり、両親・兄弟に送ったり、友人に送ったり、『自然栽培やさいギフト』として発送したりしています。喜んで食べてくれることが僕たちの喜びになっています。

写真は、うちで今年栽培した11種類のジャガイモのうち白色系のものです。
左上から、大白・メークイーン・北アカリ
右上から、男爵・出島・タマユタカ
野菜には個性があるので、それを活かして栽培したいものです。
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