吉田法夫さんの’笑い”で癌を吹き飛ばした生き方
常に笑みを浮かべておられた。周囲の方に、家族に、
そして、鏡の中の自分自身に。
感謝の名人***
どこからか、感謝の言葉を探した。コップに、お皿に、
窓に、風に、太陽に、そして、今、生きていることに。
”生かされている。 有難うございます”という言葉を
心の底から 何に対しても感謝とともに、口にした。
自分の エゴ を遙かに超えたところで生かされている
わが身 わが心。何一つ、この体の組織で 私が作った
部分はない。
髪の毛一本、抜けたり生えたりするのも、自分以外の
意思があるから。
髪の毛一本、制御できない自分であること。だとしたら?
この体の不思議さ!
体の内部の機能の精密さ、完全さ!
心臓は 生まれてこのかた、止まったことがあったろうか?
”今日は疲れたからお休みね” と体内臓器やシステムは、
仕事を休んだことがあっただろうか?
生かされている。
何かわからないが 大いなる力 に、生命力 にこの自分
は生かされているのだ・・・・
今をいきることの名人***
今、今しかない。 明日は今の延長だ。 過去は実態がなく、
今を振り返ったときに過去がある。
だとしたら、やっぱり 今しかない・
今を生きよう。今を。今を全力で楽しもう。味わおう。
身近な人と楽しく共有しよう。
集中することの達人***
今をいきるために、余計なことは考えない。
今に集中すれば、次が見える。
今を生かせば、時間も生きる。
家族を大事にすることの達人***
思い出を作ろう。
健康でも、病んでいても、限られた生の中で、今を家族と
ともに、豊かに生きよう。
家族と旅をしよう。肩を組み笑顔の写真を残そう。
大きくなった子供が孫達が、
”この時のおじいちゃん、良い顔しているね!”
と、その写真の”楽しかった時” を 笑顔で共有して
くれるように。
夫婦どちらが先に逝くのかわからない。
でも、二人で歩んだ人生。 やっと、こうして、二人で
いあえる時をもてたのだから。
二人の時間を、大事に生きよう。言葉はいらない。
傍(かたわ)らに 流れていくやさしい時間を、
旅の空の下で じっとかみしめて二人の空間を
味わうだけで喜びなのだ。
瞑想の達人***
時々一人きりになって、心の奥底に意識を沈ませた。
私は後悔しないだろうか?
自分で自分をほめてあげることができるだろうか?
まわりに 十分 礼を尽くしているだろうか?
そして、人生の使命、自分の今できることをきちんと
見据えて誇り高く生きているだろうか?
病(癌)とともに生きよう。
闘うのは もう、終わりだ。ありがとう。その言葉しか
心にない。生かされている。
感謝。わが人生に 悔いなし!
(以上、ガンに感謝してともに生きた 吉田 法夫さんの言葉より)
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