自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

降圧剤が脳梗塞を引き起こす場合

2014年06月19日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

血圧やコレストロールを下げ過ぎると早死のわけ   2014.6.19

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富山大学名誉教授、日本脂質栄養学会元理事長浜崎智仁医師は

副作用に関して雑誌のインタヴューでこう述べている。(*1)

 

“病気の予防のために薬を飲むというのは本末転倒です。

健康診断の数値が多少悪くても、自分は健康だと

感じているのならばわざわざ飲む必要はありません。

たとえばお酒を飲んだ次の日に血圧が下がるのは

当たり前ですから、飲酒や喫煙を控えるという注意は

すべきでしょう。

しかし、病気になっていないのに、薬を飲んでまで

血圧を下げるべきではない。“

 

2013年4月に論文不正問題でニュースになった、

降圧剤 パルサルタン(商品名ディオパン)は、

一昨年度年間1000億円以上の売り上げに達したと

言われている。

 

“この薬の副作用としては、免疫作用を抑えることから

突然死や敗血症の危険が高まり、ガンができやすくなる“

と述べるのは医薬ビジランスセンター‘薬のチェック’代表 

浜六郎医師だ。

高血圧は、体に備わった生命力の計らいである場合は 

必然的理由がある。

それは体内隅々に、血液をいきわたらせること。

それによって、栄養も運ばれ新陳代謝がすすみ、菌などの

バクテリア繁殖を自然治癒で阻止させることができる。

つまり、無理やりに降圧剤で血圧を下げることは、

血管内に血栓(けっせん)ができていても

それを押し流せないことになり、結果、心筋梗塞や

脳梗塞を引き起こす場合もあると考えられる。

 

富山大学名誉教授、日本脂質栄養学会元理事長

浜崎智仁医師もこうした弊害を予測したうえで

次のようにインタヴィーに答えている。

“高齢で動脈硬化がある人の場合、

むしろ血圧を上げなければ、全身に血液が

いきわたらなくなってしまいます。

血圧を下げる薬自体が、それほど必要だとは思えません。“

 

これまで、基準値と薬、高血圧の例をとって考えてみたが、

医師の新しい見解と忠告に耳を傾けてもう一度、私たちの

体と健康の問題を考え直すきっかけになればと願う。

 

さて、別の週刊誌でもこの問題を取り上げていた。

血圧・コレストロ―ル・血糖値を医師の言いなりになって、

下げ過ぎると早死にする” 

という 少々ショッキングな見出しで

人間ドック学会の、血圧147は健康値であると言う発表に

医師たちが意見を述べて 枠巾を広げようという意見を

している。

従来の基準値を緩やかな数値に見直すことで 健康者の枠を広げる

という試みがそれで、血圧の基準値以外にも、中性脂肪の基準値、

コレステロールの基準値などがその対象になっている。

 

たとえば、中性脂肪では、現在日本動脈硬化学会では

150以上は異常であるという見解だが、人間ドック学会では、

男性 39~196、女性32~134(mg/dl)と男女

別々の数値を出している。

コレステロールでは日本動脈硬化学会の提示する数値は

140となっているが

人間ドック学会では、男性では178(mg/dl)としている。

 

こうした見直しは国際的傾向なのかもしれない。

2013年医療基準の研究と策定機関である、

米国共同国内委員会が高血圧の基準値を緩和した。

それまで60歳以上で140以上が高血圧とされたのだが、

新しい基準値では150に引き上げられた。

さらに、30~60歳の国民には、下が90を超えている場合のみ

高血圧と判断され上限に関しては規定がはずされた。

“科学的根拠がなく、基準値そのものの設定は必要ない”

と判断されたという。

 

これらの動向に対して、予防治療専門の

新潟大学名誉教授岡田正彦氏は

雑誌のインタヴュー(*2)で以下のように答えている。

“高血圧の基準を年齢に関係なく一律に設けると、

自然な体の摂理を無視し本来は必要のない人にまで

薬を処方することになる。

しかも、高血圧治療薬の最大の副作用は、血圧が

下がりすぎること。

その健康への弊害について、日本人は驚くほど

知らされていない。“

と述べている。

 

世界的にみても、様々な国で長年をかけて薬の患者に与える

影響を追跡調査している結果がある。

薬を飲むことが 健康につながるのかどうか?

長生きできる要因になるのかどうか?

次回にそれをご紹介したい。

 

 

 

*1 週刊現代2014年5月24日号

*2 週刊ポスト2014年5月25日号

 

 

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