自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

キリスト意識と般若心経(2)

2023年11月17日 | 健康と直結する”一元論”について


無苦集滅度 無智 亦無得 以 無所得 故 菩提薩埵 
依 般若波羅蜜多  心 無罣礙 無罣礙    
2023・11月17
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”むくじゅうめつど むち やく むとく い むしょとく こ
ぼだいさった え はんにゃはらみた こ しん むけげ むけげ”
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前置き)
私たちは本来、健康です。
野生動物が、怪我や不調でも、自然治癒力と智慧で自ら
癒せるように、私たちも、備わった治癒力本能を、もっと
生かすことができるはずです。

本来の自分に”回帰”するために、生命力を発揮できるように、
エディ夫人の言葉と、般若心経の接点を考えたいと思います
*************


”病気という不完全な状態を、真に本当にある(実存)と認めるか
否かで、病気を打破できるかどうか、変わる”と、
エディ夫人は言う。

”本当にある”(実存)とは、般若心経でいうところの、
“不生不滅”の存在をさす。

つまり、現れたり(生)、いなくなったり(滅)というように、
状況によってコロコロと変わる姿ではなく、常に、変わらず
普遍的に存在している、という状態をさしている。

だから、エディ夫人は、”病気は本当にある”と認めることは、
病は、どんな形に変形しても、”常にそこにある”ということ
だから完治させることは不可能になってしまうということになる。

病気が実在するのなら、般若心経の”不生不滅”(” immortality)=
(死なない)にあたり、薬を用いて、病気をなくそうとする努力も、
無意味になってしまうのだ。

しかし、病気は完治したり、好転したり、悪化したりと様々に
変化する。

もし、病気が実存しているのなら、完治したり、好転することは
無いだろう。

ということは、つまり、病は不滅性(immortality)のものでは
ないわけだ。


が、病気は、あらわれている(ように見える)。
何故、本当は無い(実存しない)ものが、現れてくるのだろう?

エディ夫人は、その理由は、私たちの五感の迷い”のためで、
という妄想を現実にしているという。

しかし,もし病気や罪が幻想であるのなら,この滅ぶべき夢,
つまり,幻想(顛倒妄想)から目覚めることが,真の健康と
私たちの本質である清らかさや不滅性に導くのである” 
 
上の言葉をもう少し、砕いてみると・・・

”もし、病気や罪が、感覚諸機関が伝える、一時的な肉体的な
幻影であるとわかればこの幻想を捨てさえすればよい。

そうしたら、私たちの本来の健康や、もともと備わっている
完全性、つまり、神から受け継いできている不滅の生命力を
表すことができる。”

その考え方は、般若心経には、このように説かれる。

無苦集滅度 無智 亦無得 以 無所得 故 菩提薩埵 依 
般若波羅蜜多  心 無罣礙 無罣礙” 

つまり、
苦しみや迷いは 本来、無い。

(現世の)知恵は本当の智慧ではないから、その知恵で真理を
得れるかと言えば、得ることはできない。

だから、菩提薩埵 (菩薩のこと)
=ボーディサットヴァ(梵語原語)
=修行して心の安寧・真理を求める人(意訳)は、バンニャー(般若)
智慧
=人間の知恵を超えた真理に至るための智慧)~に立ち返る
ことで  
心に 何も捕らわれるものが 無くなり、障りが消える。”

この ”何も捕らわれるものが 無くなり、障りが消える”の 
”障り”の箇所に、”病気” を入れてみて、もう一度、ご覧いただき
たい。

先にあげた、エディ夫人の言葉と、重なるかと思う。

ただし、例外もある~。

敢えて、病気がちの身体に、入る魂がある。
そうした慢性的病を持つ 虚弱体質の身体を あえて
生前に選んでこの世に生まれた魂だ。

その場合は、障害を持つ身でありながら、ハンディを
プラスに変える不屈の精神を、この生涯で取得すると
いう、強い目的意識を持っている。

人それぞれ、この世での目的が異なるので、病をもって
生まれても、あるいは、人生の途中で不治の病になっても、
必ず、そこには、その人の魂の本質【神聖な資質)が 
納得している ”使命感”が、あるのだ思う。


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(*1)"Christian Science " 創始者,マサチューセ
ッツ形而上学大学学長で,ボストン市所在第一
科学者キリスト協会名誉牧師の メリー・ベーカ
ー・エディ女史が残した,"Science and Health
with Key to the Scriptures",New York, in 2012
(邦題:” 科学と健康” ) 





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