食事と安心 2021年5月25日
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先回 の続きです。
わたしたちは無意識に、“~こうなったら、どうしよう”とか、“~が心配だ”とか
時には、何を自分は、愁いているのかわからないまま、眉間に皺を寄せて
いる自分に気がつくときがあります。
それほど、普段、人は何かしら考えて、心配したり愁いたりしているということ
なのでしょう。
なぜ、人は心配するのが常なのでしょうか?
サイババ師は、その一番の理由は、“自分自身に対して、本当の自己信頼”
が無いからだと言います。
そういうときは、とかく、無意識に、恐怖心(上に書いた心の状態)で心が
占められている時が多いというのです。
今日のお話しは、そこから入って行きます。
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“人生で、あなた方がこれから直面するかもしれない、困難と損失と
悲嘆に、勇敢に立ち向かうのに必要な4つの力があります。
それは、4つのFとも言われます。
*あなたの本当の心(主人)である良心にFollow(従う)
*困難や損失、悲嘆などのマイナス事象にFace(向き合う)
*最後までFight(闘う)
*人生ゲームを、Finish(完結する)
この’4つのF’を実行すれば、前向きに人生を進んでいけるのです。
ところで、英語のアルファベットの最初の3文字はABCですが、
その意味を知っていますか?
それは、‘Always Be Careful’ のABCです。
(意味は‘常に注意をしていなさい’)
この戒めはベーダのウパニシャッドの初めにも、次のように、書かれています。
‘人間は起きて、目覚めて、目的地に達するまでは止まるな’と教えています。
あなたがたは、どんなに長く生きようと、どんな科学的知識を獲得しようと、
どんな地位に登ろうと、いつかは、自分自身についての真実を知らねば
なりません。
それは今から始めても遅くはありません。
まず、常に目を見張っていることが大切です。
それは、どんな場所で、どんな状況でいつ、神の恩寵と、愛と、祝福が、
あなたに、豊かに降りそそがれるか、全く知りようがないからです。
世界で起こる事象と違い、あなたがたは霊的領域において、何が今
起こっているのか、起こりつつあるのか、また、神の計画がどんなもの
であるかを知ることはできません。
それゆえ、あなたがたが自分の目の前にある、しなければならない
仕事や義務を、熱意と喜びをもって果たしていることが、至福という
境地に達する一つの方法でもあります。
言い変えれば、将来に関して心配する必要はないということです。
過去について、くよくよ思い悩むのはやめましょう。
すべての現象は過ぎゆく雲のようです。
この世では人でも物事でも永久的なものは何一つありません。
ジャガット(宇宙)の意味は、‘未来’です。
未来とは、今この瞬間から始まります。この瞬間の心持が未来を創造します。
だから、どんな種類の心配にも、あなたの心に入り込む機会を与えて
はなりません。
そのようにして、初めて人間は、聖なるものになる資格を得ることができます。
聖なる資格を与えられているのは人間だけです
いいかえれば、自らの神性を自覚し、発見する能力を与えられているのは、
人間だけです。
地上の生物は840万種に及びますが、そのうち839万9千999種類が無私や
鳥、動物や獣などで、自然界に神によって用意されているものを食べて
生きており、概して病気にはかかりません。
この点で、人間は唯一の例外です。
食欲の奴隷になって、人間は料理され、スパイスの効いた種々の食物だけ
を喜んで食べていますが、このような食物が人間の命をどのくらい、
縮めているかわかりません。
その他にも、植物性の嗜好を持った人達のほうが、肉食性の嗜好を
持った人達より、比較的、健康的でいられるのは何故でしょう?
理由は、動物食は、人間の身体の本来の必要性と両立しないからです。
医者たちは、動物食にはタンパク質があると言いますが、実は、野菜、豆類、
ミルク、カード(ヨーグルトの一種)にはもっと良質なタンパク質があります。
動物食は人間の 心にも悪影響を与えています。
食物、頭脳、神・・・この三つには相互関係があります。
動物食を摂取することによって、動物的傾向が呼び起こされます。
食物のとおりに、あなたがたの想念は影響されます。
こんにちの人達は、森の野獣より、残虐な行為をすることができます。
現代人の中には、残酷無情で、頑なな心を持っている人が増えました。
人と人との間には、同情や理解が薄くなってきています。
この状態の主な理由の一つに、摂取する食物との関連があります。
学生諸君、それゆえ、自分が食べる食物に注意を払いなさい。
諸s供物があなたの健康と幸福に役立つように留意してください。
わたし達の祖先は1日に2食でした。
古代の賢人たちは1日に1食でした。
1日1食の人は、ヨギといわれ、2食の人はボーギ(享楽者)、3食の人は
ローギ(病人)とされてきました。
現代の人々は絶えず、食物を消費し続け、もちろんその合間に飲み物
や間食をするのが普通です。
健康を損ないやすい身体をこうして食生活の習慣から造っていると
いえるでしょう。
人間はおよそ、1分間に1キロカロリーに等しいエネルギーを供給する
食物が必要です。
若者は1日に2千キロカロリーの食物で満足できる量です。
健康のためには、一般人は一日1500キロカロリーで充分です。
ところが、実際は、多い人で、一日に5千キロカロリーも摂取しています。
その結果、人々は消化不良と不眠に悩まされています。
睡眠不足は多くの病気の原因になっています。 睡眠不足を回避する
には、簡単なことです。
何の心配もしないで床につけば、自動的に安眠できるからです“
(以上サイババ師の言葉)
健康を保つために、一日1500カロリーあれば充分であること、
そして、インドの古代の賢人たちは一日に、一食だったことは
興味あります。
日本の超古代史の”秀真伝え”の中にも、天照大神が、健康に
なるための食物の摂取量について、事細かく、説いている下り
があります。
やはり、古代インドと同様、植物食を薦め、なるべく小食のほうが、
心身の健全と 魂の純粋さを保てるとも教えます。
それぞれの動物食には、火の要素の強いもの、風の要素が強いもの、
土の要素が強いものなどを、細かく分類して、鳥や獣肉をとった
ときは、生姜や大根などを取って、身を清めるための日数も記されています。
興味あるかたは、ブログ、右欄のカテゴリーの”秀真伝え”の中に、
それに関しての記事を載せてますので、よろしければご覧くださいね。
では、サイババ師のお話しは、今日はこれで、お・し・ま・い です。
又、次回まで・・・お腹が本当に空腹感があるときだけ 少量の食事を
取るという路線で’食生活’をお送りいただければ、ひと月後には、今日の記事の
信憑性が体感していただけると、思いますよ。
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