自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

心療内科と宗教

2024年07月17日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


池見博士の宗教観と自然治癒力の接点 7月17日(2024年)
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前置き)

池見博士は、私の知る限り、最も尊敬する医師である。

自分の最期は、(一般的な西洋医術では自分は納得できないし)、
(解剖に回されたり警察に引き渡されたりする手間がない
ように)(さらに、家族への説得のために)心身医療に
特化した池見博士のような医師にご協力いただいて、
自宅で静かに息をひきとれたら理想的だ思っている

創立者の池見博士のような、極めて、スピリチュアル的
(あえて、この言葉を使うが)で、心理学的な奥深さと
医科的専門知識を兼ね備えた、達人を、私は知らない。

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池見博士はご自身の宗教観に関して、次のように
書いている:①

”私のいわゆる宗教は、自然(宇宙)と、自然の中のあらゆる
存在者、人間社会とすべての個人をあらしめ、個を貫いて
全体に及ぶ生きた秩序への気づきを深め、それをふまえての
自己実現ないし、セルフコントロールを促す’道’ということに
なる。

また、私にとって、’宗教的な生き方’ とは、このような全体的
秩序への限りない、謙虚さと信頼を、日々に培ってゆく
生活態度のことである”

もう少し、上の博士の言葉を砕いて読んでみたい。

宗教には、神や仏がつきものだが、博士にとっては、それは
”全体に及ぶ生きた秩序”をさした。

この秩序は、大自然の営みに、そして、そこでの生きとし
生けるものすべてに貫かれている、”生きた秩序”、つまり、
”生命力とその働き”をさしているように思う。

自然治癒力セラピー協会の、セラピーを可能にする本源は、
博士のいう生きている秩序、つまり、”健康を保つため、
身体にそなわった本来の秩序ある機能”にある。

それは、生きとし生けるものすべてに流れている“個を超えた”、
生命力 にほかならない。

自然治癒力セラピー協会では、これをとことん信頼する。
そのとき、自然と、意識波動が、高まっていく。
最終的には、宇宙意思(大生命力)の波動とつながり、
そのときに、病という不完全さが 自然治癒というかたちで、
消えて本来の健全な姿が現れると考えている。


池見博士は こうしたことをふまえたうえで、
”自己実現ないし、セルフコントロールを促す’道’”を 
ご自身の宗教と定義した。

宗教といえるには、現実にそれが応用されて、活かされ、
生活や健康が、健全に豊かにならなければ、意味がないのだ。

頭でっかちの、独りよがり的な、観念的な”宗教”は、排斥
(はいせき)を呼ぶだろう。

その正義のもとに、暴挙が行われ、信徒から多大な寄付を
要求して、社会悪と呼ばれる種を撒く結果にもなるだろう。

現実に即して、生きた、意味のあるものでなければ、
宗教 とは本来、呼べないものだと思う。

池見博士は、こうしてセルフコントロールをもって 
博士の宗教の定義である、”道”を確立した

では、セルフコントロールとは、どういうものか?
次回から数回にわたって、みていきたい。



 ”セルフ・コントロールの医学” 池見酉次郎s・57年9月1日 
日本放送出版協会





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