今弾くシタールの波動が違ってきていることをいつか証明するために、
これを残します。
2019年2月27日(3月1日再投稿)
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前置き)
父の13回忌が本年にありますが、
亡くなった年、私はインドでの15年間の
生活(国立デリ―大学、大学院芸術学部
で文学修士号、哲学修士号、芸術学部
古典音楽科・博士号取得後、2年間の
ワーキングヴィザでの滞在)にけりを
つけて、帰国しました。
それから10年以上、一昨年、母が他界
するまで、シタールから離れ、要介護3
の母のもとで介護を続けてきました。
その間、シタールをつま弾くことが
申し訳ないほどの自分のメンタル状態、
つまり、世俗的なあわただしさと
身体的疲れからくる精神的波の不安定
さで、シタールからは遠ざかって
しまいました。
去年、13年ぶりに私の師匠である、
Ustad Shujaat Khan に個人的お稽古
をいただくことができ、周期的に年に数回、
再び、シタールの研鑽が師匠のもとで可能
になりました。
そういうわけで、今、皆様に聞いていただく
記録が残っているものですぐアップできたのが
この二つのインド時代に残した10年前の演目
というわけです。
”皆様にささげる”インド音楽と申しても、
そのインド音楽に関しては、まだまだ
若輩者で修行中の私です。ですが、シタール
という楽器の音色をご存知のないかた
も多くいらっしゃると思い、ご紹介させて
いただきたいと思いました。
これを機に、少しずつ、まだまだ前進の余地
があると思って、その真髄に向かって
研鑽していけたら幸いです。
皆様、いつもブログを読んでくださって
ありがとうございます。
私のシタール演奏が二本、アップされました。
もし、ご興味のある方がいらっしゃれば、
googleで、以下のように検索して
下されば幸いです。
① "Japanese sitar player plays Japanese Old Songs"
Japanese Sitar Player Plays Japanese Old Songs
②”Japanese sitar player plays "Raga Malkauns"
Japanese Sitar Player Plays "Raga-Malkauns"
最初のは 民謡、ソウラン節や、日本の童謡を
、即興的にアレンジしたものです。
後者は代表的なインドのラガで、どちらかと
いうと宗教的な荘厳な”マルコス”
と呼ばれるラガです。
私が弾いているパートは コンサートで
、最初に弾かれる”alaap”とと呼ばれる
リズムのない、最も、曲の特徴を表すパートです。
このパートは特に、演奏者の個性が出る
ところで、楽譜やこう弾くべきである
という決まったメロディーがなく、
弾くときの旋律につける装飾的要素は
気分次第ですので、西洋音楽のように
同じ仕上がりで毎回演奏することは二度と
100%不可能なパートの一つでもあります。
これはインド時代に残した記録の一つです。
今聞いて、とても不足感のあるものでは
ありますが、皆様、どうぞ、ぜひ、
よろしければご鑑賞くださいませ。
よろしくお願いいたします。
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