局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

パラサイト旅行報告 終章

2006-11-02 22:12:19 | 
さて オーチャードホテルで中華を堪能した後 私達は徒歩でO邸に向かった。このホテルから シャングリラホテルを通り過ぎた 高台の 高級住宅地に向かう。

途中はあまり人通りもないが 照明はきちんと設置してあり、そう怖くはない。
Oさんに聞くと 治安がいいから 夜でも一人歩きは平気で回りもそうしているようだった。

O邸は滞在型のホテルだった。ホテルと言っても普通のマンションと変わりなく、家具や電化製品は備え付けてあり、掃除と食事の後片付けはメイドさんがしてくれるし、望めばレストランで食事もとれるという なんともうらやましい環境だった。

エントランスや外観もとても素敵だったが あまり公開しても Oさんのプライバシーにかかわるのでやめておこうと思う。

ただ



↑きちんと管理されたプール 仕事前に一泳ぎできるという。健康的ですねえ



↑食堂も完備

お部屋も落ち着いたインテリアで それぞれシャワーつきの2ベッドルームに広い居間とバーベキューのできそうなベランダつき。ほこり一つなくメンテナンスされていて住み心地がよさそうだった。内緒でお家賃も聞いたが ほえ~~というくらい。まあ「港区に住む外人」って感じなんだろう。日本の企業ってやっぱり力があるのね。

ほどなくO氏が帰ってきて 酒盛りとなった。

O一家とは家の子供たちが幼稚園の頃からのお付き合いだったが ご主人の方とは挨拶を交わしたくらいで あまりお話はしたことがなかった。なんとなく真面目で堅そうな印象だったのだが・・・・

お酒も入って 座がなごむと 盛り上げる話術の巧みなこと。
聞けば お父上も海外駐在員で 幼少の頃は某産油国にいたこともあるそうだ。
Tのお父さんも商社マンで彼女も帰国子女なので 話がワールドワイドになること
地方の伝統的地場産業の商売家の娘だった私とやっぱりアイデンティティってもんが違うのかもね(まあ いいけど)
という感じで 世界経済の話で盛り上がったと思ったら 急降下して 熱海だかどっかのストリッパーと金魚の話になる(あまりにお下品なので詳細略)とかね。

最近50男ってつくづく面白いと思う。今までに培った経験やワザ(話術とか立ち居振る舞いとか)を 少しずつ披露してくれると、それが結構味わい深く(笑)、へ~~と感じ入ることが多い。
苦労もそれなりにあっただろうけど、上手に発酵して熟成した(笑)50男って他人のダンナながら素敵だなと思いまする。(7月に広島に行ってお世話になった友人のご主人もそのタイプだったなあ)
まあ人によるけどね。

何本空いたワインのビンが並んで、日付も変わろうとしたところでO邸を辞した。
タクシーも電話すれば 5分もしないうちに横付けになる。
グラス類など 片付けようとしたら
「ああ、そのままにしておいて 片付けてくれるから」って いい環境だなあ。
こういう環境だったら、いつでも ホームパーティーやっちゃうね。

こうして「海外駐在員の妻の優雅な生活を垣間見る」というこの旅の目標は成されたのであった。

そして翌日は O夫妻が車でホテルまでお出迎え。シンガポール観光に連れて行ってくれた。

みんな言うことだが、多国籍国家で 統制がとれている シンガポール。
中華街やインド人の町など見て、シーサイドにいって一応お約束のマーライオンと写真をとり



もとは郵便局だったというホテル(名前忘れた)で 巨大なサンドイッチの昼食をとったり




セントーサ島で つかの間 ビーチ気分に浸った。



↑しかし 絵に描いたような お芝居の書割みたいなビーチサイド。

本当にこの国はすべてが人工的である。



↑ドリアンを形どったコンサートホール


狭い国土で 建物を壊したり作ったり、それで経済がまわっているらしい。
どこに行っても同じような物を売っていて、同じような応対をされる。

Oさんも言っていたが、「こう毎日同じ気候で季節感がないと ボケるよ」 との事である。

確かに 駐在すると退屈してしまうかもしれないな。安全で優雅だけど。

その後 シャングリラホテルで ハイティーをとった



↑お茶は何十種類 ポットサービスの上 他の種類のお茶が飲みたければそれに替えてもらえる。
スコーンやサンドイッチのほか お寿司や飲茶など色々あったが(正直いうと味はいまいち)
 フォーシーズンズにもハイティーはあったが 多分そちらの方が味はいいと思った。
ただ、世界の要人がくると殆どこのシャングリラに滞在するらしく、ロビーなどは広くて豪華だった。

そして、私達のチェックアウトタイムは18時だったので夕方ホテルまで送ってもらい、「空港まで送るからツアーのバスはキャンセルするように」というO氏のご好意は遠慮して、荷物をまとめて フロントに預けてからネイルに行った(最後まで遊ぶ根性)

この国は 物価は安くないが(車なんて異常な高値でカローラが600万くらいするそうだ)人件費は日本より安い。
マニキュアとペディキュア塗ってもらい、手足の角質もつ~るつるにしてもらって1時間半。日本より丁寧で安かった。

深夜 空港について 帰りは6時間ちょっとの旅。

翌朝ついた成田では Tのご主人が 昼の便でアメリカに行くというのにちょうど時間があって 運転手さんつきの帰り車で私達は家まで送っていただいた。
(本当に最後までパラサイトしてしまった




コメント
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