局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

会社猫

2007-08-02 20:23:26 | 日々の生活
私の職場に 野良猫が住み着いてしまった。
やはり野良の母猫から春に何匹か生まれた子供の生き残りの一匹である。
母猫はもう堂々たる野良で人に対しての警戒心が強くて近づけないけど、この猫はなぜか人懐っこく、家の会社の倉庫のおじさんたちが餌付けに成功して、あげくに日がな一日会社の前で日向ぼっこしてのんびり暮らすようになってしまった。



台車をベッドに↑

おじさんA(38歳元暴走族) 「お前なあ 連れて帰っちゃおうかな 一応メスだもんな 俺寂しいからな」  ←最近20代前半のキャバ嬢に散々貢がされたあげくふられたらしい、

おじさんB(50代後半) 「いいな お前は~ 一日寝てられて 住民税の督促もこないしな。かあちゃんにボーナス少ないって文句も言われないしなぁ」 ←身につまされる。

人は小さきものに相対すると、素直な深層が言葉に表れるようだ。

そして一方では

おじさんC(39歳 アホチャマ営業部長) 「しっ しっ ボク猫嫌いなんですよ。
ノミでも居て、商品についたら大変ですよね。ここに居つかないようにしてください。」


チャマのの一言をもちろん聞くヤツはいない、更に意地になって餌付けする元暴走族。今日はちゃんとした猫の缶詰の空き缶が資源ゴミに捨ててあったので笑ってしまった。
彼は、ただでさえ チャマとその母親の専務に嫌われてるんだから 猫缶見つからないようにしたほうがいいよって言っておいた。
コメント (4)
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農村の発明家(追記あり

2007-08-02 10:22:21 | 記憶の箱
先週末、結婚前の職場のOB会に出てきた。OB会といっても同期の人が発起人になって会社は関係なく集めたものだったので気楽に楽しめた会だった。

私は大学を卒業してから 某メーカーの研究所に勤めた。私の住んでいた実家のある市から車を飛ばして(ハンパな飛ばし方でなく)40分、田舎の広大な敷地の企業だった。
ちょうどある官庁によってある種の製品の再評価、再審査が義務化された時期であり、研究所にわりと多くの人が採用になった時期であった。
そこは 師や士を持つ専門職や事務の女の子、大学から派遣された院生、県の技官からヘッドハンティングされた所長をヘッドに色々な人種がいたし、製品を作る工場も同じ敷地内にあって そこは似たような年齢のお兄ちゃんたちが多かったので、みんな入り乱れて本当によく遊んだ。(一応仕事もしたけどそれより遊んだ記憶が強烈である) 
夏はテニス、冬はスキー、間に誕生会やらで飲み会はしょっちゅうあり 今の大学生のシーズンスポーツやテニサーのようなノリだった。

ある時、同じ研究所の 農学部卒の男の子(当時)が運転する車で 何人かで隣の市に出かけた時だったと思う。確か目当てのピザハウスかなんかが行ってみたら休みでこれからどうしようかという話になったはずである。そうしたら彼が

「あっ この近くに俺の友達がいるんだよ そこの家に遊びに行こうや」って話になった。断っておくが、もちろん私と他の人はその友達も知らなかった。それにアポなしである。ついでに夕飯時であった。躊躇していると
「いいから、いいから あそこのオヤジ客好きだからさ、喜ぶぜ、遊びに行くと」
(ホントにいいの~?)と思いながらも 彼に連れられそこの家に行った。あいにく友達は留守だった(今のように携帯など無かったのである)

それにもかかわらず、出てきたそこのオヤジさんは
「おおNか よく来たなあ 彼女連れてきたんか? まああがっていけや。飯まだか? じゃあ食っていけ!おかあさん、何かもってこいや」 と 聞きしに勝る客好き、歓迎振りであった。(もうそこの家の名前も忘れたけど)

床の間のある大きな客間で、たくさんのお惣菜や畑でとってきたとうもろこしや青菜のゆでたのなんかがおいしかったことを覚えている。今の私が同じ立場だったら冗談じゃないって怒るだろうけど、そこのお母さんも突然の来客にもニコニコして歓待してくれた。
そこで、枝豆が出た。もちろんそこの家の作物だった。取立てだったろうからおいしいこと。思わず「おいしい枝豆ですね~ 」と褒めたら そのオヤジさんが喜ぶこと。自分の家の枝豆がこの辺の農協におろしている中じゃ一番評判がいいこととか自慢になった。更に彼は農作業にまつわる機械の発明家であったらしい。いくつか特許もとっているって話にもなった。
そして 今でもその名前を思い出すと笑いがこみあげてくるのはこの名前。

「枝豆もなあ 枝についたまま売るよりも、もいで袋詰めしたほうがナンボか高く売れるでな。でもその手間が大変だからな オジサンが発明したんだよ。そんでな、マOモーグ(O=メです)って名前つけたんだよ

マOモーグ・・・ 私達は確かその場で死ぬほど笑い転げたことを思い出す。オジサンは自分の話が受けたので気をよくして それから得意になって色々な発明品を披露してくれた。とうもろこしの皮をむく ムキOキ(O=ムです)っていう機械もあった(笑)


この前のOB会でその話になって 「あのオジサン元気?」って言ったら 「元気だよ 相変わらずだぜ」って言ってたので何となく安心した。
あの頃の田舎って温かくておもしろい人たちが多かったのである。

今日の夕飯は枝つきの枝豆をゆでた。マOモーグを思い出して思わず一人笑いしてしまった。


ここから追記)
今アクセス解析みたらマOモーグの語句から私のブログが閲覧されていることがわかりあせってメを消しました。

それからご報告!すごい! マOモーグの製造元ちゃんと何十人もの社員がいる株式会社でした。
ちなみにムキOキは 私の記憶違いでとうもろこしの皮むきじゃなくて長ネギの皮むきの機械だそうです。

謹んで訂正するとともに 発展をお祈りしておきました♪

コメント (2)
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