局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

芸術の秋モードで

2007-10-18 09:54:33 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は舞台を見に行った。

緒形拳ひとり舞台 白野 於 大隈講堂(早稲田大学創立125周年記念公演)



早稲田文化のHPからコピーすると

緒形拳 ひとり舞台『白野』
エドモンド・ロスタンの名作『シラノ・ド・ベルジュラック』を、幕末から明治中期までの日本を舞台に翻案した「白野弁十郎」は、早稲田大学演劇博物館の創立者、坪内逍遙博士の愛弟子で新国劇を生んだ澤田正二郎により1926年に初演されました。その後、島田正吾が一人芝居の形式で上演を重ね、大隈講堂でも数度公演を行いました。 2000年の上演では、早大生が島田版「白野」の大詰に欠かせないイチョウの葉を校内で集め、島田正吾を感激させたというエピソードが残っています。

そして、かつて新国劇で2人の名優、島田正吾・辰巳柳太郎両氏に師事した緒形拳が「白野」を受け継ぎ、新たな息吹を吹き込みました。スタッフ陣との綿密なディスカッション、実に1年に及ぶ準備期間を経て昨秋初演。白野(シラノ)のコンプレックスの象徴とも言える"鼻„を付けずに、憧れの女性千種、恋敵にして友人の来栖と、5役を演じ分ける新プラン。

演出を手掛けた鈴木勝秀の「最大限に削ぎ落とし緒形版シラノの姿を際立たせたい」という狙いが生きた、能舞台を思わせる静謐な空間に朝比奈尚行作曲の、心を揺さぶるチェロの生演奏が響く洗練された舞台は、 «緒形拳の魅力を余すところなく描いた名舞台»と絶賛を浴びました。シンプルだからこそ観客の想像力を抱合する"男の純愛„の物語―。どうぞご期待ください。


ここのところの睡眠不足と昨日は絵付け、仕事の立て込みスケジュール後でひとり舞台ってことで寝たらどうしよ?と不安だったのだが・・・ さすが名優・・・
寝られませんでしたわ。

最後の千種と白野の語りでは泣けた。
自分の醜さがコンプレックスとなって愛する女性に本心を打ち明けられないピュアな男の心情がシンプルな舞台からひしひしと伝わってくるようだった。
確かにあの空間に、白野という男と尼僧姿の千種が存在していた。

舞台の奥からの嫋々としたチェロの生演奏もよかった。

すんごく良い席でのご招待だったので、周りは現役や元役者さん 舞台美術家さんたちだった。みなさん年齢はいっているのに唯ならない若々しさのオーラをもらえたのも収穫かな。



大隈講堂って所も足を踏み入れたのはお初だったけれど、歴史を感じさせて落ち着いてていい講堂だったと思った。
コメント (2)
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