局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

広島 vol.4

2008-10-23 11:53:16 | 
さて宇野千代邸続き・・・

  

ナナママさんと私が庭のもみじの実生を小さな鉢植えにしたものを買おうとしたら、そのおばさまがとても喜び、
「それは先生が大好きだったもみじです。今年の春に種が落ちたものを植えたものです。もう充分根がはってますけえちゃんと育ちますよ」とおっしゃった。
「どちらから」と聞かれたので 東京からと言って世田谷の宇野千代展で買った特集本を見せるとまた わざわざそれで来てくれはったんですか とまた喜んでくれた。
彼女はここで宇野さんの生前からお世話をしていたらしい。あともう一人いらしたお手伝いの方もボランティアで1時間もかけてここまで来ていらっしゃるらしい。
「わたしらは別に先生の本を読んでお仕えしようとしてご縁があったわけじゃないんですよ。ただ先生とお会いしてお人柄にひかれてずっとこうしてここにいるんですよ」
「本当に良い方でした」

生前の宇野さんの話も聞け 彼女のご両親や兄弟のお位牌の並んだ仏壇にもお参りできた。



帰りに北原武夫氏(最後の夫)の写真を見てあまりの端正さにナナママと目がハートになった(笑)


帰りの車中からは昼の穏やかに光る瀬戸内海が見えてとても快適なドライブだった。ナナママさんとも昔からのお友達みたいにたくさんお話できたし。

⑦パパ&ママ夫妻はサービス精神というのか 人を喜ばせようとか、人と人を結びつけようと言う気持ちにあふれた方たちだった。道を歩く時も車側に私を行かせない気づかいをしてくださるような・・・ ありがとうございました。
普段享受ばかりしがちで、自分から人に気を使うことが少ない自分を反省いたしましたです、はい


ところで 帰ってから夫に瀬戸内海がきれいだったよ~ なんて話をしたら・・・

夫 「四国見えた?」
局 「四国? ああ見えてもいいのか~」
夫 「どの道路通ったの?」
局 「知らない 岩国まで行って帰りに海の見える道通った(私に道路の事を聞くのは間違ってると思いつつ)」
夫 「岩国だったら九州も見えるかもな」
局 「へ~ そうなんだ」
夫 「そうなんだって お前さ 自分が地図上のどの辺にいるのかとか気にならないの?」
局 「なんないよ」
夫 がくっ

そう言えば夫と旅行すると必ず、ここはOO半島の先端だから対岸は××で ほら、あれは△△市の街のはずだとか解説が入る。
海を見ながら 「きれいだな~」と感慨にふけっている私が 「へ~」とか「ほ~」とか生返事をしてもかまわず語り続けて挙句の果てに車に戻るとカーナビや地図で自分の見た景色を地図上で確認して満足するらしい。
私はその辺どうでもいいんですけどぉ・・・(小声)
まあ 何にせよ知識を積み重ねるってのは思考が立体的になりますからね 良い事なんだけど、どうにも地理ってのは昔から興味が持てないのよね。
我が家は 地図が読めない女 人の話を聞かない男 の典型的夫婦です。
地図を見る時、私が行く方向を上にすると「地図ってのは北が上なんだからその方がわかりやすいだろうが」 といらついて言っていたが、長年私がどのくらい方向音痴かと言うのがやっとの見込めたらしくその点ではイラつかなくなった(人間あきらめと許容が大切ですね、私に方向感覚を期待してはいけない)

ごちゃごちゃ言ったが 瀬戸内海がきれいだった。(どこだか知らないけど)島が見えた。←結論

まだ帰りの新幹線まで時間があったので、女社長様&焙煎人様の高級コーヒー豆店にお邪魔させてもらった。
趣味のいいお店にコーヒーの香りがたちこめて居心地のいい空間。
小さなギャラリーのようになっている部屋の壁にはった写真を眺めながら、焙煎人様自ら入れてくださったおいしいコーヒーをごちそうになって、女社長様が三越で買ってきたばかりと言う 素敵な手仕事がしてあるシルクのジャケットを見せてもらって、また楽しいひと時を過ごした。

そのあと広島駅まで送っていただいて、車中「あ~楽しかった」と思いながら爆睡。駅で買った家族へのお土産やみなさんにいただいたお土産ではちきれそうなボストンバッグを抱えて東京駅に降り立ったら夫が近くにいるから中央口に降りておいでやと言ってくれた。
「やった~」と思いながら車で家に帰ることができた。

 最初ツボネコ(新参者なのに態度でかい。名前のせいか)に戸惑っていた愛犬も

 今では共存しております 






コメント (4)
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