局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

嵐の前の

2008-10-02 23:22:35 | 読む
今週は予定していた行事や約束がことごとくキャンセルとなって比較的時間があいた週である。
おかげでチャイナペイントなど再来週分も受講してしまった。
仕事も毎日行ってしまった(月後半さぼろうと思って)

近所の区民センターの図書コーナーに何年振りかでいってしまった。
子供の本や自分の本を借りに 5年ほど前にはよく利用していたが、区長が代ってから急にケチになって新刊本が入りにくくなったので足が遠のいてしまっていたのである。
案の定5年ぶりの棚は見覚えのある本が大半だったが、中には読みたいと思いつつ読んでないのもあったので借りてみた。



東野圭吾 三冊。 「赤い指」「殺人の門」「たぶん最後の御挨拶」
さらっと読めるし、そう繰り返して読もうとは思わないので図書館で借りる向きの本だと思う(失礼な感想ですね)
ドラマにもなったガリレオなんかは典型的だけど、理系の人が書いてるな~ って感じの論理的で情緒に走らないのも気に入っている。

借りた中にはエッセイが一冊 それが 「たぶん最後の御挨拶」である。
江戸川乱歩賞をとって仕事をやめて上京しての作家生活。書いても売れなかった時代と売れ出して作品が映画やドラマになりはじめた最近までの話と、自著の解説など。

それによると 彼はエッセイを書くのは嫌いなんですと。
彼の大学生活を書いた 「あの頃ぼくらはアホでした」なんて面白かったけどね。
大阪人らしい 自分をネタにして笑いをとる精神があふれてて イケ面なのにナルシストっぽくないおもろい作家としての印象が残ったのだけど。
そして これだけ素人がブログを書いてる時代、自分がエッセイを書く意義と言うのはどこにあるのか? 自分の表現手段は今後小説だけにするということも書いておられた。

確かに 作家(それも大御所)であるってだけで 代表的週刊誌なんかに何十年とダラダラエッセイ書いてる作家もいるけど、読んでて これが何?何を伝えたいのかい?と思う回もありますもんね。
こうやって エッセイ書かないぞ宣言っていうのも潔いもんだわね と思った。

ソファに寝転がって犬なんかはべらせながらさらっと読める本のページをめくるのも秋の夜って感じでいい時間である。

本来、私って引きこもりもできるキャラなんですよね(みんな信じてくれないけどぉ)
しかし、来週から 今週のキャンセルの振り替えと本々入っている予定がせめぎあって怒涛の日程となりそうである。
ちょっと西の方面にも旅するしさ♪

こうやって今年も暮れて行くんだろうな・・・
コメント (4)
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