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局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

銀ちゃんの恋

2008-10-25 21:46:07 | 見る(映画 劇場 美術館など)
忘れないうちに 銀ちゃんの恋の感想を・・・

これは友人からのご招待だったのだが、24日と言うのを私は勝手に11月と思い込んでいた。前の日に誘ってくれた友人から 「明日ランチを神宮前でいかが?」とメールが来たので 「明日は夜 予定あるから昼間は仕事行くしやめとくわ ごめんね」と返信。そしたら 「局 何言ってるのさ 明日が日本青年館だよ」という再返信。どっひゃ~と思いランチは失礼したが その他の予定を他に振り分けて観劇を確保した。
だから いつもは一応あらすじやキャストくらいあらかじめ調べておくのに 真っ白なまま青年館に行くはめになった。

行ってすぐに 「局 ボケたんじゃないの」と友人に怒られて 「すみまへんな~ 忙しくてさ」と言い訳しながら客席へ。←こういう時にリアル友達にブログの存在を知らせていないと助かる。ここ数週間の日記を読まれていたら 「あんた 遊びすぎだよ!」と言われること必至であろう・・・

プログラムを見てみたら この前の 「愛と死のアラビア」で目をつけた 大空祐飛が銀ちゃん役 「舞姫」でこの子うまいな~ と思った 野乃すみ花が小夏役ではないか。
原作は つかこうへいの 「蒲田行進曲」である。

これってもちろん原作はいいのはわかっている。かなりエキセントリックなところもあるスターの銀ちゃん。彼を愛しながらも、捨てられる落ち目女優の小夏。小夏が妊娠してしまってお腹の子供と一緒に彼女を押し付けられる 銀ちゃんにあこがれながら小夏のファンであった冴えない大部屋俳優のヤス。
原作ももちろん読んだけど、風間杜夫と平田満 松坂慶子の映画も面白かった。

この三人の人情ドラマが宝塚でどのように表現されるのか?

一言で言えば ホント面白かったのよね~ ご招待で見てすんごく得した。

プライドは人一倍高く人に威張り散らす一方実は気は小さくて自分の人気がいつまで続くかいつも不安がっているところもある銀ちゃんのそのお調子のりでエキセントリックなところを大空雄飛がかっこよく軽やかに演じていた。
この人ってホントスタイルよくて美貌で舞台映えするのね(この足の長さはなんなんだっ!!)銀ちゃんのギラギラの色彩感覚の衣装も不思議にかっこよく決めて着こなす。べらんめえ調のせりふ回しも下品にならない。やっぱり雅子妃の後輩だからかしらね~
ただ アラビアの時より頬がこけちゃって声も枯れちゃってちょっとお疲れ気味のように見えましたが。

小夏役の野乃すみ花。この人ってまだ若いのにやっぱり芸達者だと思った。歌もうまいし舞台映えもするし・・・ ただ、せりふ回しが大袈裟すぎる気がする。もちょっとさらっと演じてくれた方が私は趣味です。

あと ヤス役の華形ひかる よかったな~ ヤスの気の良さと純真さや哀愁がすごく感じられた。

この三人の関係を絡ませながら階段落ちというクライマックスを迎えるわけだけど、途中ダレもなく 笑わせどころもある演出もよかった。
ただ、ヤスに押し付けられた小夏が最初あれほどヤスを嫌いながら、一転して彼と一緒に生活をし始めて彼の気持ちを受け入れていくというのがあまりに唐突すぎるところが気にはなった。

いい舞台見たあとって心も軽やか。バタバタした事も忘れて雨の上がった都心の街を歩いた。




コメント (4)
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