局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

一夜にして

2012-09-14 21:51:39 | 日々の生活
そう あれは初夏のこと・・・

近所の花屋でパセリ・バジル・シソの香味野菜使えるトリオの苗を2鉢ずつ買ってきた。
一時はパセリはアゲハの幼虫に食べられ、バジルはバッタに半分ほど食い尽くされ、シソも同様、また私がお盆前後に実家に帰っていた時には水分不足で危うく立ち枯れの危機もあったが、 ☆ クリック 無事に蘇り、我が家の食卓のアクセントとなってくれてひと夏を越したのである。

ところが・・・
この1週間ほどリフォームの業者さんが出たり入ったり、そしてその後の片づけや整理などに追われて、またもや立ち枯れさせそうになった香味野菜トリオの鉢。昨日の夕方たっぷり水を与えてこれで大丈夫!と思ったが(もう日の暮れるのが早くなったのでゆっくり観察する時間がなかった)その時心なしかパセリが元気がないな~と思っていた。

そして今朝 新聞を取るついでにその鉢を見たら・・・



ひゃ~ いつの間にやら 茎だけになっているではないか・・・



よくよく見たら芋虫兄弟が5.6匹 残り少ない葉っぱを求めて頼りなく細い茎の先まで必死で登りつめている。

一夜にして食い尽くされたかわいそうなパセリ。
思えばこの三か月 ジャガイモスープの浮き身に、ニンジンサラダの彩に、チリコンカンには欠かせず・・・と 地味ながらなんと良い仕事をしてくれたのであろうか。
ちょっと目を離したすきに風来坊に好き放題食べられた、彼(彼女かもしれぬ)の変わり果てた姿を見ると、凌辱という言葉さえ浮かぶではないか。

「あんなにフレッシュで良い子だったのになぁ あいつが来たばかりに・・・」下町の食堂の看板娘がヤクザに犯されて見る影もなくしおれてしまった図も彷彿されるところを見ると やはりこの子はパセリ子だったか・・・

「ごめんね 世間知らずのあんたを母さんがほっといたばかりに。」
こうなったら多分回復不可能である。せめてあまり害のなさそうな虫よけの薬でもかけておくべきだったのであろうか・・・ と思っても遅い。

こうなったらわたしは非情の女。
このならず者たちへの復讐を決意した。
事は簡単 「放置」 である。

我が家はもちろん近所にこいつらの好む柑橘系の木は存在しないはず。
このパセリを食い尽くせばこいつらに未来はない・・・
(食べ物の恨みは深いんだぞっ)





コメント (2)
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