着物の会OG会
この会においてはワタシが一番の若輩ものなので、会場設定や連絡係を勤めることが多い(なにせ 携帯メールもできない方もいらっしゃるのである)
アラ60、昭和世代のオバたち。みなさま家庭を守り子供を一人前に育て真面目にまっとうに人生を送ってきた方たちである。姑舅に仕えた(まだ生きてる)人たち、実親の介護まっさいちゅうの方たちも。
「今日は母をデイケアに預けて来たの。やっとみなさんのお顔見られてうれしい!」と一年ぶりのオバも。
ちょっと上の世代とおつきあいすると、こちらも来るべき時期への参考になるのでこういう時間も貴重な体験である。
ただおいしいもの食べて満足♪ってだけではないのである(と言い訳してみた)
と言えども、久しぶりにいったこちらの和食はおいしかった。

なぜかラブホ?の一階というミスマッチながら渋い入口
食前酒の梅酒とフォアグラ入りほにゃらら(忘れたけどおいしかった)
蟹の茶碗蒸し
造り変り
ゆばサラダ
揚物 海老しんじょ ふきのとう
煮物 百合根万頭 べっこうあん 芽ねぎ
食事
煎り豆ごはん 止め椀 赤だし 香の物
大豆を炒って蒸したものがご飯に炊き込んである。豆の下ごしらえに8時間かかるという。地味ながらじんわり滋養を感じる味。
ご飯は客が来たら釡で炊いて炊き立てを供してくれる。余ると持ち帰りもできる。

器も凝ってるし部屋のしつらえもステキでとてもラブホの一階とは思えないw
最後の甘味は手作りの麩万頭 であった。
夜のコースと酒類はかなり高いが、お茶飲みながらランチだとお値打ちなメニュー展開である。この手の会席やフレンチはなかなか自分じゃできないし。季節もちょっと先取りできて満足な食事だった。
コースの運びもゆっくりでたっぷり二時間半お座敷貸切で過ごすことができた。
今回の話題で印象に残ったもの
一人のオバが突発性難聴にかかったとのこと。早い治療が功を奏して回復したらしいけど、「ストレス」がかなり原因となるとのこと。
「ストレスって一番の原因はね、主人の定年よ! 毎日ウチに居るのよ!これ以上のストレスはないわっ」とのこと。
今までそんなにこうるさいと感じなかったご主人が毎日いるようになってからいちいち彼女の行動に目を光らせて、家事の手順に口を出したり、外出する時は どこへ誰と行って何時帰ってくるのか? 留守の間の「オレの飯」はどーすんだ? などと言われるのだそうだ。
彼女はお稽古や友達との交流で忙しいがこれといった趣味のないご主人は毎日がヒマである。旅行がお好きらしいが一人で行くのはイヤらしく、妻を誘う。しかし、行った先では妻を全く帰りみず、一人でどんどん行ってしまって50mくらい離したところでやっと振り返ってぼ~っと突っ立って待ち、また何も言わずに一人で先を行ってしまうのだそうだ。
「なんのために二人で行くのかわからないでしょ! 私は何も楽しくないわ!」ここでも彼女はおかんむりである。
「たまには誰か友達と行ったらいかがですか?って私行ったのよ!そうしたら他人と行くと気を遣うからって言うのよ!私には気を遣わなくてもいいってことでしょ!ホントにどうかと思わない?」
確かに彼女が難聴になるのはわかる気もしないではない。
ご主人は職場の知り合いとプライベートで付き合う習慣もなかったし、故郷も大学も東京でないので、周りに昔の友達も少ないらしいおや。
何か趣味をもってもらったら? スポーツクラブに入ってもらう。オトコの料理教室とかもあるわよね とか周りの私たちも色々言ったのだが、ご主人はなかなか腰が重いらしい。
「一日片手に新聞 片手にリモコンもってTVの前を動かないのよ!」
う~~ん 大変だ。
無趣味で近くに友達もいない65オヤジがこれからの人生を楽しめることって何なんだろ?
しかし大学卒業して一つの会社でずっと勤めて仕事人間していたからこういう結果になったようだし、働いていたってことは家族のためとも思っていたのだろうし、あんまり邪魔にするのもねえと思ってしまう。
そして平均寿命が80年となってしまった今、人生後半の過ごし方ってホントに考えとかなきゃいざとなって立ちすくんでしまうよな~とも思ってしまう。
と 色々先輩女子とお話すると人生勉強のきっかけにもなるのだ。
この会においてはワタシが一番の若輩ものなので、会場設定や連絡係を勤めることが多い(なにせ 携帯メールもできない方もいらっしゃるのである)
アラ60、昭和世代のオバたち。みなさま家庭を守り子供を一人前に育て真面目にまっとうに人生を送ってきた方たちである。姑舅に仕えた(まだ生きてる)人たち、実親の介護まっさいちゅうの方たちも。
「今日は母をデイケアに預けて来たの。やっとみなさんのお顔見られてうれしい!」と一年ぶりのオバも。
ちょっと上の世代とおつきあいすると、こちらも来るべき時期への参考になるのでこういう時間も貴重な体験である。
ただおいしいもの食べて満足♪ってだけではないのである(と言い訳してみた)
と言えども、久しぶりにいったこちらの和食はおいしかった。

なぜかラブホ?の一階というミスマッチながら渋い入口



ゆばサラダ




煎り豆ごはん 止め椀 赤だし 香の物
大豆を炒って蒸したものがご飯に炊き込んである。豆の下ごしらえに8時間かかるという。地味ながらじんわり滋養を感じる味。
ご飯は客が来たら釡で炊いて炊き立てを供してくれる。余ると持ち帰りもできる。

器も凝ってるし部屋のしつらえもステキでとてもラブホの一階とは思えないw
最後の甘味は手作りの麩万頭 であった。
夜のコースと酒類はかなり高いが、お茶飲みながらランチだとお値打ちなメニュー展開である。この手の会席やフレンチはなかなか自分じゃできないし。季節もちょっと先取りできて満足な食事だった。
コースの運びもゆっくりでたっぷり二時間半お座敷貸切で過ごすことができた。
今回の話題で印象に残ったもの
一人のオバが突発性難聴にかかったとのこと。早い治療が功を奏して回復したらしいけど、「ストレス」がかなり原因となるとのこと。
「ストレスって一番の原因はね、主人の定年よ! 毎日ウチに居るのよ!これ以上のストレスはないわっ」とのこと。
今までそんなにこうるさいと感じなかったご主人が毎日いるようになってからいちいち彼女の行動に目を光らせて、家事の手順に口を出したり、外出する時は どこへ誰と行って何時帰ってくるのか? 留守の間の「オレの飯」はどーすんだ? などと言われるのだそうだ。
彼女はお稽古や友達との交流で忙しいがこれといった趣味のないご主人は毎日がヒマである。旅行がお好きらしいが一人で行くのはイヤらしく、妻を誘う。しかし、行った先では妻を全く帰りみず、一人でどんどん行ってしまって50mくらい離したところでやっと振り返ってぼ~っと突っ立って待ち、また何も言わずに一人で先を行ってしまうのだそうだ。
「なんのために二人で行くのかわからないでしょ! 私は何も楽しくないわ!」ここでも彼女はおかんむりである。
「たまには誰か友達と行ったらいかがですか?って私行ったのよ!そうしたら他人と行くと気を遣うからって言うのよ!私には気を遣わなくてもいいってことでしょ!ホントにどうかと思わない?」
確かに彼女が難聴になるのはわかる気もしないではない。
ご主人は職場の知り合いとプライベートで付き合う習慣もなかったし、故郷も大学も東京でないので、周りに昔の友達も少ないらしいおや。
何か趣味をもってもらったら? スポーツクラブに入ってもらう。オトコの料理教室とかもあるわよね とか周りの私たちも色々言ったのだが、ご主人はなかなか腰が重いらしい。
「一日片手に新聞 片手にリモコンもってTVの前を動かないのよ!」
う~~ん 大変だ。
無趣味で近くに友達もいない65オヤジがこれからの人生を楽しめることって何なんだろ?
しかし大学卒業して一つの会社でずっと勤めて仕事人間していたからこういう結果になったようだし、働いていたってことは家族のためとも思っていたのだろうし、あんまり邪魔にするのもねえと思ってしまう。
そして平均寿命が80年となってしまった今、人生後半の過ごし方ってホントに考えとかなきゃいざとなって立ちすくんでしまうよな~とも思ってしまう。
と 色々先輩女子とお話すると人生勉強のきっかけにもなるのだ。