
ほんの先日まで 今年は遅いと思っていた梅が満開で、種類はわからないけどたわわになった柑橘類と隣同士で競っていた。

梅に鶯 ベタな風流。
けきょけきょ ヘタクソな鳴き声だったのもだいぶきちんとほーほけきょと鳴けるようになってきた。
なんて言ってるまに 世の中はしっかり春になっているではありませんか。
いつもの犬の散歩道に


咲き始めた木の花たち。厳しかった冬を耐えたんだねって春咲く花はいじらしい。
ひときわ濃いピンクの彼岸桜が咲き始めたばかりのはずが、地面にたくさん花や花びらが散っていた。
見上げるとこんな悪戯ものがいた。



外来種のインコである。花の蜜が目的なのか、熱心に花をついばみ落としている。
美しいけどどこか獰猛に感じる。
ウチに帰ると陽だまりを探してまったりする犬たち。

温かく良い季節になったと思いきや、今年はこの子の花粉症がひどい。

涙目になって朝起きてから小さなくしゃみをひとしきりするのは花粉症の人と同じである。餌を食べるのも大変そうな時もあり、「どうにかしてよ」と訴える目をしてくるのが不憫である。
こうやって写真を見るとずいぶん毛の色が白くなって目力もなくなってしまったPちゃん。

孫世代のGちゃんと見比べると歴然じゃありませんか?
「なんかもう世俗を超えたって感じだよね」と家族でいいあっている。普通に生活はしているが、花粉症に膀胱結石をもち、だんだん大きくなる脂肪腫もある。
もう手術させるつもりもないし、無理な延命もする気はないけど、このままゆったりと幸せな老後をすごして欲しい。