以前も書いたが、ワタシの住んでいる町は丁目によってだいぶ雰囲気が違うのである。ワタシの住んでいる○丁目は、道も狭いし、小さな敷地が多くごちゃごちゃしてて庶民的と言えば庶民的である。まあ道が狭いぶん車の通り道にならないので静かだし、自然も案外残っている。そして治安はいいみたいである。
そして同じ町内でも駅に近いほうの隣の△丁目区画はきちんと区画整理がされて、道幅も広く、ゆったりとしたお屋敷が多く、有名人も住んでいるし、黒塗りのお迎え車が停まっているような家も多い。
その辺の事情を知らない人に住んでいる駅や町名を言うと「わ~ セレブ!」なんて言われることもあるが、実際のところとんでもない話なのである。
で、その正真正銘セレブ地区の一件の家の話であります。
たまに犬の散歩でその家の前を通るたびに「なんてステキ」と思っていたのだけど、昨日の夕方その前を通ったら家の玄関に張り紙がされていた。
オープンガーデンの知らせであった。
ご興味のある方は是非いらしてください。だそうだ。
門や玄関 塀の前には季節の花のプランターがいつも美しく並べられ、塀から垣間見える庭も美しいその家。
いつか中を見たいな~と思っていたのである。
行きますとも!見せていただきますとも!とその時決心した私は
歓送迎会で午前様帰り、今朝は二日酔いで死んでいたオットをたたきおこして一緒にその家に向かったのであった。
お上品な妙齢の女性が玄関で出迎えてくれた。オーナーの姪御さんだそうだ。
「どうぞごゆっくりご覧ください。クリスマスローズが見ごろです」だそうだ。
玄関から庭に入るところにガーデニング道具の置き場や、ちょっとした手洗い場のある空間があるが、そこもやたらおしゃれである。
雑貨一つの選び方や、置き方にしても ホントにこだわり、そこに置くことの必然性を感じる。ってそんなしゃちほこばっての表現を使わずともいわゆる趣味が良い!のである。
庭は細長い形で、建物の向かいに池が配置され、その間に通る小道の両脇に花々が植えられ奥行きのある空間が生かされていた。
季節柄か、そう強い色の花はそんなになくしっとりと新緑に映える花とつるをうまく使った植物の配置にまた感動した。
そして目を引くのが、庭のあちこちに置いてあるオーナメントであった。
こういう事言うと嫌われるけどw 唐突に置いてある白雪姫と七人の小人とか張りぼて気味のギリシャ彫刻まがいみたいな、「あ~あ、置かなきゃいいのに」などと思ってしまうシロモノではないのである。
この不気味可愛い置物たちが、またなんとも言えない愛嬌をもって庭に個性的な彩をもたらしている。
庭の隅にはパラソルを立てたテーブルとイスがしつらえてあり、ハーブティーとフルーツケーキがふるまわれていた。
オーナーの奥様は小柄で上品なマダムで、美容院そなえつけのセレブ雑誌ほにゃらら画報から抜け出してきたような方であった。
何年かヨーロッパに住んでいた時に、これらの物を集めてこられたそうな。
こうやって普段に使って家族で楽しめれば、海を渡ってきた品々も幸せってもんである。そしてこういう催しで近隣の住民の目を楽しませてくれて美しさや趣味の良さを伝播してくれるのはありがたいってものではないだろうか?
二日酔いのオットをたたき起こしてわざわざ連れて来たのも仕事ばっかりも仕方ない面もあるけど、こうして家周りの生活を楽しんで生きるスタイルってのにもそろそろ目覚めて欲しいもんだなとも思った故である。
☆ ☆ ☆
とは言うものの・・・
「い~な~。あんな家に住みたいな」猫の肉球ほどの庭の我が家に帰る途中にオットにつぶやいたら
「だけどさ、あんな庭があって広い家だと、手入れと掃除が大変で他の事なんもできねーぞ」 とオット。
「そうだよね、コンパクトな家だとそういう心配ないもんね。草むしりもいらないしさ」
「そーだそーだ。めんどくせえよ、庭なんてさ」
と結局「すっぱいぶどうと狐」状態の局家夫婦の会話がなされたのであった。
そして同じ町内でも駅に近いほうの隣の△丁目区画はきちんと区画整理がされて、道幅も広く、ゆったりとしたお屋敷が多く、有名人も住んでいるし、黒塗りのお迎え車が停まっているような家も多い。
その辺の事情を知らない人に住んでいる駅や町名を言うと「わ~ セレブ!」なんて言われることもあるが、実際のところとんでもない話なのである。
で、その正真正銘セレブ地区の一件の家の話であります。
たまに犬の散歩でその家の前を通るたびに「なんてステキ」と思っていたのだけど、昨日の夕方その前を通ったら家の玄関に張り紙がされていた。
オープンガーデンの知らせであった。
ご興味のある方は是非いらしてください。だそうだ。
門や玄関 塀の前には季節の花のプランターがいつも美しく並べられ、塀から垣間見える庭も美しいその家。
いつか中を見たいな~と思っていたのである。
行きますとも!見せていただきますとも!とその時決心した私は
歓送迎会で午前様帰り、今朝は二日酔いで死んでいたオットをたたきおこして一緒にその家に向かったのであった。
お上品な妙齢の女性が玄関で出迎えてくれた。オーナーの姪御さんだそうだ。
「どうぞごゆっくりご覧ください。クリスマスローズが見ごろです」だそうだ。
玄関から庭に入るところにガーデニング道具の置き場や、ちょっとした手洗い場のある空間があるが、そこもやたらおしゃれである。
雑貨一つの選び方や、置き方にしても ホントにこだわり、そこに置くことの必然性を感じる。ってそんなしゃちほこばっての表現を使わずともいわゆる趣味が良い!のである。
庭は細長い形で、建物の向かいに池が配置され、その間に通る小道の両脇に花々が植えられ奥行きのある空間が生かされていた。
季節柄か、そう強い色の花はそんなになくしっとりと新緑に映える花とつるをうまく使った植物の配置にまた感動した。
そして目を引くのが、庭のあちこちに置いてあるオーナメントであった。
こういう事言うと嫌われるけどw 唐突に置いてある白雪姫と七人の小人とか張りぼて気味のギリシャ彫刻まがいみたいな、「あ~あ、置かなきゃいいのに」などと思ってしまうシロモノではないのである。
この不気味可愛い置物たちが、またなんとも言えない愛嬌をもって庭に個性的な彩をもたらしている。
庭の隅にはパラソルを立てたテーブルとイスがしつらえてあり、ハーブティーとフルーツケーキがふるまわれていた。
オーナーの奥様は小柄で上品なマダムで、美容院そなえつけのセレブ雑誌ほにゃらら画報から抜け出してきたような方であった。
何年かヨーロッパに住んでいた時に、これらの物を集めてこられたそうな。
こうやって普段に使って家族で楽しめれば、海を渡ってきた品々も幸せってもんである。そしてこういう催しで近隣の住民の目を楽しませてくれて美しさや趣味の良さを伝播してくれるのはありがたいってものではないだろうか?
二日酔いのオットをたたき起こしてわざわざ連れて来たのも仕事ばっかりも仕方ない面もあるけど、こうして家周りの生活を楽しんで生きるスタイルってのにもそろそろ目覚めて欲しいもんだなとも思った故である。
☆ ☆ ☆
とは言うものの・・・
「い~な~。あんな家に住みたいな」猫の肉球ほどの庭の我が家に帰る途中にオットにつぶやいたら
「だけどさ、あんな庭があって広い家だと、手入れと掃除が大変で他の事なんもできねーぞ」 とオット。
「そうだよね、コンパクトな家だとそういう心配ないもんね。草むしりもいらないしさ」
「そーだそーだ。めんどくせえよ、庭なんてさ」
と結局「すっぱいぶどうと狐」状態の局家夫婦の会話がなされたのであった。