高齢者マンションに入居中の姑よりお呼び出しがかかった。
コロナ禍以前は、毎週末にあったコンサートやらカラオケ、華道のおけいこ、色んなボランティアによる慰問などが一切なくなったらしい。
これは私の両親の介護付き有料老人ホームも同じである。
姑曰く「退屈で退屈で、毎日が長くていられない。お食事を一緒にするお友達がここでやってるデイケアが楽しいからあなたも参加したらと言われたのでやりたい」とのこと。
はぁ? って感じなんですね。なぜなら、この施設に入るときにデイケアもすすめて介護プランに組み込んだのだが、一日目一時間で音を上げたから。
その頃は抗がん剤治療のすぐ後で体力もなかったのかもしれないが、「あんな説明ばかり長くて」とか「みんなと一緒にやりたくない」だの「つまらなそう」とかで、結局
「ワタクシはもうこりごり 二度とあんなところには行かない!」と言い張ったのである。
無理やりやってもらっても仕方ないので、そこでの入浴はあきらめ、個別の介護での入浴に振り替えするなど、また介護プランも変えて なるべく集団でやることを避けて、ご飯だけ食堂でみんなと一緒、あとは気ままに過ごすという生活様式にしたのである。
(今度もダメだと思うけどなぁ)と思ったが言い出したら聞かない人なので、一応見学と体験に参加、ケアマネと一緒にオットとワタシも見学するということになった。 普段はお互いの親のケアはそれぞれでいうスタイルだが、コトがあるときは協力はすることにしているのである。
コロナで来るなというのが基本の施設の要請だったので、姑にあったのは3月以来。基本老人マンションで買いだしなどは自分たちでというコンセプトなので、オットは消耗品の供給などはしていた。
姑は思ったより元気だった。 白髪頭がなぜか黒髪が増えていたのにビックリ。 足は衰えたが、内臓は悪いところが何もないらしい・・
癌って治るんですね。ちょうど三年前の夏は生きるか死ぬかで大騒ぎだったのに。
デイケアは結構密だった。
ここのデイケアの特徴は脳トレがあること。認知症予防のために、詩を朗読したり、書写をしたり、塗り絵をしたりで前頭葉だかに刺激を与えるというプログラムが売り。
この日は百人一首の書写であった。
姑、達筆。周りに褒められて嬉しそうだった。こういう事は好きみたいである。
その後のストレッチとか軽い体操も
「これは体に良さそうね、良いことだわ」 とご満悦。
ところが・・・ デイケアに組み込まれている入浴のお風呂に案内されたところで
「あら、こんなお風呂は嫌だわ。」 あっ始まったと思ったワタシ
「お風呂の事故が一番多いんですからね、このお風呂は危ない」とでっかい声で言うわけね。
デイケアで介護する職員さんと その風呂に入っている人の前で・・・・
こういうところが嫌なんだよ、この人って。
それでこういう場面で
「お母さん、危ないわけないじゃないですか、みなさん安全に入浴されてるんですよ。」とかなだめるのがワタシ役、たしなめるのも鬼嫁、ワタシ役目でありんす。
「お風呂は今までみたいに三階で入ります。お習字とか体操だけやりたいの」と言い張るけど、集団での参加でそれってできるのだろうか?
また介護プランとしてはどんな計算になるんだろうか?
ホントに好き勝手な人だなあ。
ここの所長さん、ケアマネさん、デイケアの責任者さんと話して、とりあえず来週、お友達と参加してみて様子を見ようってことになった。
孫1の幼稚園の入園の際に「お試し保育」ってのがあったが、同じようなもんだね、こっちはまるでかわいくないけどね
これでやっぱりやりたくないって言ったらもう知らんわ。 家の母だって退屈なのは同じ。彼女はこんなご時世だから仕方がないねってあきらめてるし、職員が忙しそうだからって基本的な何かを頼むのも遠慮しすぎる長女キャラなので、足して二で割ってほしい。
それから、ホントに昨日から心にひっかかっていらいらしていることが一つ。
姑の部屋に行く前に彼女のためにスーパーで色々買い物をしたわけね。食事はついているんだけど、こういうところは食べるのが楽しみ。
真空パックのウナギとかハムとか乳酸菌飲料、ペットボトル、お菓子も色々買いこんだ。
それで姑の部屋の冷蔵庫に入れようとしたら
「あっちょっと待って」とオット
ペットボトルの蓋を全部一度開けて締め直し、古いものは手前に置きなおし、ワタシがそのまま入れようとした生ハムの三パック連のものもテープを外してから入れ直し、チョコレートとクッキーは一度に食べないように小分けにして入れろっていうんですね。
なんという気配りであろうか。
孝行息子はいいんですけど、ワタシがカチンと来るのは、この気配りが我が家ではまるで発揮されないことである。
帰宅するとソファにひっくり返ったまま 食事ができるまで何もしないし、できたら食べるだけ。そりゃあ激務で、ワタシの方が暇なんだから、家事をやってくれなんて言うつもりはないけど、このWスタンダードっていうか他所ではこれだけできるのね~ できるのね~
頼めば何かはしてくれるけど、頼んだ買い物もどこか頓珍漢。
例えばですね、電車で帰ってくるときに「何か買い物ある?」って聞いてきてくれたから 「カ◯ディで、アイスコーヒーの豆を水出し用に200gお願いね」って頼んだら なぜか豆のまま挽いてもらわず買ってくる。 ホットは豆からコーヒーメーカーで入れるが、アイスは挽いたのを水ドリップするっていうのをもう何年続けているのに。その日の気温を考えて毎日供しているワタシの気配りとか見てないし伝わらずに、朝起きればそこにちょうどいいコーヒーがあるってのは当たり前なんだなぁ とか。
ムスコ一家が来るので私がバタバタしている時に、おいしいパン屋さんに行ってくれるというから、焼き立ての食パンを二斤そのままで買ってきてね って頼んだら「4枚切りが5枚切りだったらお切りできます」って言われて5枚切りに切ってもらったとか・・・ 我が家は6枚切りでも厚すぎるっていつも言ってるじゃないか そのままって頼んだのにどうして切ってもらうのか?とか
そんなトンチンカンならトンチンカンで良いんですが、なぜこういう人が母親にはここまでの気配りが出来るのか と釈然としない(秘かにムカつく)ワタクシは人間がちっちぇえのであろうか?
ともし同じような経験がおありの奥様がいらしたら意見を聞きたいと思うのである。
といつも姑に会いに行った帰りは心身ともにくたびれ果ててなんとなく不機嫌で一日が終わる。
コロナ禍以前は、毎週末にあったコンサートやらカラオケ、華道のおけいこ、色んなボランティアによる慰問などが一切なくなったらしい。
これは私の両親の介護付き有料老人ホームも同じである。
姑曰く「退屈で退屈で、毎日が長くていられない。お食事を一緒にするお友達がここでやってるデイケアが楽しいからあなたも参加したらと言われたのでやりたい」とのこと。
はぁ? って感じなんですね。なぜなら、この施設に入るときにデイケアもすすめて介護プランに組み込んだのだが、一日目一時間で音を上げたから。
その頃は抗がん剤治療のすぐ後で体力もなかったのかもしれないが、「あんな説明ばかり長くて」とか「みんなと一緒にやりたくない」だの「つまらなそう」とかで、結局
「ワタクシはもうこりごり 二度とあんなところには行かない!」と言い張ったのである。
無理やりやってもらっても仕方ないので、そこでの入浴はあきらめ、個別の介護での入浴に振り替えするなど、また介護プランも変えて なるべく集団でやることを避けて、ご飯だけ食堂でみんなと一緒、あとは気ままに過ごすという生活様式にしたのである。
(今度もダメだと思うけどなぁ)と思ったが言い出したら聞かない人なので、一応見学と体験に参加、ケアマネと一緒にオットとワタシも見学するということになった。 普段はお互いの親のケアはそれぞれでいうスタイルだが、コトがあるときは協力はすることにしているのである。
コロナで来るなというのが基本の施設の要請だったので、姑にあったのは3月以来。基本老人マンションで買いだしなどは自分たちでというコンセプトなので、オットは消耗品の供給などはしていた。
姑は思ったより元気だった。 白髪頭がなぜか黒髪が増えていたのにビックリ。 足は衰えたが、内臓は悪いところが何もないらしい・・
癌って治るんですね。ちょうど三年前の夏は生きるか死ぬかで大騒ぎだったのに。
デイケアは結構密だった。
ここのデイケアの特徴は脳トレがあること。認知症予防のために、詩を朗読したり、書写をしたり、塗り絵をしたりで前頭葉だかに刺激を与えるというプログラムが売り。
この日は百人一首の書写であった。
姑、達筆。周りに褒められて嬉しそうだった。こういう事は好きみたいである。
その後のストレッチとか軽い体操も
「これは体に良さそうね、良いことだわ」 とご満悦。
ところが・・・ デイケアに組み込まれている入浴のお風呂に案内されたところで
「あら、こんなお風呂は嫌だわ。」 あっ始まったと思ったワタシ
「お風呂の事故が一番多いんですからね、このお風呂は危ない」とでっかい声で言うわけね。
デイケアで介護する職員さんと その風呂に入っている人の前で・・・・
こういうところが嫌なんだよ、この人って。
それでこういう場面で
「お母さん、危ないわけないじゃないですか、みなさん安全に入浴されてるんですよ。」とかなだめるのがワタシ役、たしなめるのも鬼嫁、ワタシ役目でありんす。
「お風呂は今までみたいに三階で入ります。お習字とか体操だけやりたいの」と言い張るけど、集団での参加でそれってできるのだろうか?
また介護プランとしてはどんな計算になるんだろうか?
ホントに好き勝手な人だなあ。
ここの所長さん、ケアマネさん、デイケアの責任者さんと話して、とりあえず来週、お友達と参加してみて様子を見ようってことになった。
孫1の幼稚園の入園の際に「お試し保育」ってのがあったが、同じようなもんだね、
これでやっぱりやりたくないって言ったらもう知らんわ。 家の母だって退屈なのは同じ。彼女はこんなご時世だから仕方がないねってあきらめてるし、職員が忙しそうだからって基本的な何かを頼むのも遠慮しすぎる長女キャラなので、足して二で割ってほしい。
それから、ホントに昨日から心にひっかかっていらいらしていることが一つ。
姑の部屋に行く前に彼女のためにスーパーで色々買い物をしたわけね。食事はついているんだけど、こういうところは食べるのが楽しみ。
真空パックのウナギとかハムとか乳酸菌飲料、ペットボトル、お菓子も色々買いこんだ。
それで姑の部屋の冷蔵庫に入れようとしたら
「あっちょっと待って」とオット
ペットボトルの蓋を全部一度開けて締め直し、古いものは手前に置きなおし、ワタシがそのまま入れようとした生ハムの三パック連のものもテープを外してから入れ直し、チョコレートとクッキーは一度に食べないように小分けにして入れろっていうんですね。
なんという気配りであろうか。
孝行息子はいいんですけど、ワタシがカチンと来るのは、この気配りが我が家ではまるで発揮されないことである。
帰宅するとソファにひっくり返ったまま 食事ができるまで何もしないし、できたら食べるだけ。そりゃあ激務で、ワタシの方が暇なんだから、家事をやってくれなんて言うつもりはないけど、このWスタンダードっていうか他所ではこれだけできるのね~ できるのね~
頼めば何かはしてくれるけど、頼んだ買い物もどこか頓珍漢。
例えばですね、電車で帰ってくるときに「何か買い物ある?」って聞いてきてくれたから 「カ◯ディで、アイスコーヒーの豆を水出し用に200gお願いね」って頼んだら なぜか豆のまま挽いてもらわず買ってくる。 ホットは豆からコーヒーメーカーで入れるが、アイスは挽いたのを水ドリップするっていうのをもう何年続けているのに。その日の気温を考えて毎日供しているワタシの気配りとか見てないし伝わらずに、朝起きればそこにちょうどいいコーヒーがあるってのは当たり前なんだなぁ とか。
ムスコ一家が来るので私がバタバタしている時に、おいしいパン屋さんに行ってくれるというから、焼き立ての食パンを二斤そのままで買ってきてね って頼んだら「4枚切りが5枚切りだったらお切りできます」って言われて5枚切りに切ってもらったとか・・・ 我が家は6枚切りでも厚すぎるっていつも言ってるじゃないか そのままって頼んだのにどうして切ってもらうのか?とか
そんなトンチンカンならトンチンカンで良いんですが、なぜこういう人が母親にはここまでの気配りが出来るのか と釈然としない(秘かにムカつく)ワタクシは人間がちっちぇえのであろうか?
ともし同じような経験がおありの奥様がいらしたら意見を聞きたいと思うのである。
といつも姑に会いに行った帰りは心身ともにくたびれ果ててなんとなく不機嫌で一日が終わる。