局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

すっぱい葡萄ではなく

2008-09-12 23:21:32 | 日々の生活
食の伝道師Fさんは とっても世話人です。
友達を集めて会食の世話はもちろん、その友達うちで、ドレスメーカーが居れば、F邸で友達の洋服の受注、仮縫いの場所を提供。宝飾デザイナーが居れば、同じく石の販売やデザインの場を提供してくれる。それも無償で。
みんな 何かしらお菓子などをもちよるが お茶のサービスなどにも余念がない。

毎月そういう会が開かれているのだが、私も 洋服は何着か作ってもらった。某国内アパレルメーカーに居た Iさんの腕は確かで、身体にぴったりの物を着る快適さを知ってから、あまり他で買う気がしなくなった。それに既製品買うのと同じくらいの値段で生地代と手間賃込みで作ってくれるのである。

しかし 宝飾デザイナーのOさんには未だにお世話になったことはない。

Oさんは仲間内では殆ど石も原価で手間賃も格安で提供してくれるのは 私にもわかる。他のデパートや宝石店で買えば同じようなものが 2倍以上で売られているのもわかる。

でも 宝石は宝石ですがな。

「あら このオパール綺麗な色ね」
「これは すごく安いのよ。この大きさで8万よ」
「お値打ちね~ じゃダイヤで囲ってプラチナの台つけると?」
「小さなダイヤで質のいいのが安く入ったから20万でいけると思うわ~」

なんて会話が飛び交うのを他人事として聞いているのも慣れてます。

今日の完成品は 着物の会のオバちゃまの大きなカボションのルビーのリフォームしたもの

でっでかい・・・・

エメラルドの指輪と 

出物だと言われる ダイヤのセット指輪。

そりゃ 綺麗なものは綺麗ですがな。

しかしね~ 夫が神経すり減らして稼いだお金でO十万O百万単位の宝石を買うっていうのはやはり気がとがめるではないか。
殊勝なこと言ってみたが本音である。
こういうの(あればあったで嬉しいが、なくても全然困らないもの)って家賃とか地代とか株の配当とか 不労所得で買うものじゃないかと言う私の認識なんだもの。ないから買いまへん。

それでは多少働いている自分の稼ぎを貯めて買うと言うのも 自分のために使うなら服とか靴とかもっと必要度が高いものを買いたいし、おけいこ代とか観劇代に回すほうが実になりそうだし、旅行に行ったりおいしいもの食べるほうに回したい。
チャマにイライラさせられながら働いて得たお給料で美しい宝石を買うってなんだかミスマッチな気がする。

と、自分に言い聞かせてるわけではないが、周りの金持ちオバに釣られ買いしない私ってエライもんだわと自分で自分を褒めてやりたいわ。(無い袖は振れないってヤツかもしれないが)
ついでに威張ってみるけど ボーナス払い カードの分割払いもしたことがない。欲しければその金額が溜まってから現金買いします。
車を買う時も溜まってから現金。現金で買える車がその時の自分相応だと思うんだもの。(それにローン会社に利子や手数料払うのがもったいないし、手に入って飽きた後にも延々とお金を払い続けるのも趣味じゃないし) 
それは子供たちにも徹底して言ってある。
彼らがカード地獄に陥ることのないように親の姿勢も大切だと思うし。

それにしてもカボションのルビーは 本来の持ち主のオバチャマより私の方が似合ったけどな~。私の指におさまりたいってささやいてたけどな~。

まっ いいや。宝くじでも当たったら考えよ・・・
そういや 宝くじも今まで 二度しか買ったことないしな~(それも3000円ずつ) 
やっぱり私ってケチなのかもしれないな~





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マダムなストール

2008-09-11 12:10:26 | 描く
昨日は ストールに大きめのバラをペイントした。

先生のお宅で大体のところを描いて、夕食後に細かいところを仕上げしていたら、サークル後の娘、10時半に帰宅。

局 いいでしょ、この配置 ダイナミックでさ。

娘 う~ん・・・ 

局 何か?

娘 色使いがババっぽいかなと思って・・・

局 (ムカっ) 紫はこの秋の流行色なんだよっ

娘 もうちょっと黄色みを入れてみたらいいのに 後さ、陰の入れ方が曖昧なんだよね。べったりした感じになって立体感に欠けるんじゃない?

局 そう言えばそうかもね(的を射てるかも)

娘 あとさ、安易にラメ入れるのやめたほうがいいよ。品がなくなる。

局 バラにはラメは欠かせないのっ!

 ←未完ですが

身内に美術専攻がいると何かとうるさいこと。たまには褒めて伸ばせよ、母の趣味を。。。

花の中心にだけ クリアジェルでラメをかけるとはおったときの微妙なきらめきがいい感じなんですが 

 ←ラメ部分


私だって服全体ラメとか 目玉が光る豹がくっついてるような オバ服は嫌ですよ。だけど少しだけキラキラは好きなんですが・・・
そう言えば娘はグロスもつけないし持ち物も若い子が好きそうなキラキラ系って嫌いなようだ。(サOンサのバッグなんてもらっても持ちたくないと言っている)
リボンとかの甘めなモチーフもキライだし、その代わり意表をつくような変わったデザインでユーモラスなものを好む。
息子の彼女は 逆にキラキラ系や甘い女の子らしいデザインを好む。

まあ 好みは色々だけどね。どっちかと言うとスタンダードに近いのはM子だな(客観視)
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女好きは環境因子か?

2008-09-09 21:11:33 | 日々の生活
我が家の愛犬のハナシであります。

さっき夕飯後、お金を下ろさなくてはならない事に気づいて、ついでに犬の散歩もすませちゃおうと自転車に乗らずに近くのコンビニのATMに行った。

私の愛するアップルマンゴーパフェを買うミニストップ。割合に敷地も大きくとってあり、店先にもいくつかテーブルと椅子が置いてある。そこに部活帰りの近くの女子高校生が10人くらい溜まっていてお菓子やスナックを食べていた。
店先のポールに犬のリードを繋ぎ、「ちょっと待っててね」と声をかけて店に入った。
彼は待たされるのが大嫌い。「早くしてね」と言っているようなすがるような視線を私に投げかける。
その視線を背中に入りつつ店に入り、牛乳が少ないことを思い出してそれを買った後、ATMに向かった。そうしたら外から
「超 かわいい~~」
「見て 見て~~!」と言う女子の声。

外を見たら 我が愛犬の周りに女子高生の輪ができている。

帰ろうと思ったら 我が愛犬 ご満悦で女子高生のスカートの中に突進しようとしたりぴょんぴょん跳ねて抱きつこうとしたり絶好調である。
かまってくれていた彼女たちにお礼を言って立ち去ろうとしたら、もっとその場に居たいと逆らう。トホホである。

帰り道、今度はその高校の野球部の男の子たちの集団とすれちがったが、見向きもしないでそっけなく歩いている。おかしくなるほどの反応の差である。

ホント 彼は女の子が好きなのであります。それも若い子が・・・

お客様でも 私の友達より 娘の友達が好き。息子の彼女なんて来たらソバを離れない。
M子が油断してソファに座っていると 腕にマウントし始める始末である。

お散歩でいつも会う 犬好きの名物おばあちゃんがいて、いつもジャーキーなどもらって可愛がってもらっているのだが、先日そのおばあちゃんの後ろに見ず知らずの女子高生がいて、そっちの方に突進していったのでどんだけ恩知らずの若い娘好きだよと情けなくなった。

息子は駅のそばのスタバの屋外席で 散歩の途中にコーヒーを飲むらしいが、前を通るその近くの女子大生への愛想の良さはすごいものらしい。

「こいつをきっかけに 女の子を釣ろうと思えば釣れる。まあそんな気はないけど」←息子の余裕発言
「それに こいつって 可愛い、可愛くないがわかるみたいなんだよな」

私も何となくそれを感じていた。
私のオバ友でも、親友Aなどフェロモン系美人には反応する(笑)

我が愛犬 10歳半 人間でいうと50代半ばくらいだろうか?

立派なおっさん年齢であろう。
人間のこの辺の年のオジも本能をさらけ出すとこうなるのであろうか?
あまり考えたくないが、我が家のオトコ族の共通項なのだろうか?



まあ いいや 可愛いから(犬は)
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季節は変わる

2008-09-08 22:22:27 | 日々の生活
虫の声が聞こえてくると、自分らしくなくなる。
何かをやり残したような、
行く夏を止めなくちゃならないような焦燥感。

秋もいいね、と受け入れたはずなのに
深層の本音が浮かび上がったりもする。
どれだけ欲張りなんだろうと自分を諫めながらも…

せめて、澄んだ秋の空の夕日をあなたと眺めよう。
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不良娘たちと実家に行った

2008-09-07 23:56:51 | 家族あれこれ(犬も含めて)
金曜日、日生劇場でギャツビーを観てからいったん家に戻り すぐに車に乗って実家を目指した。

その日、娘と娘の親友が私の実家に泊まる予定だったので。

私の知り合いの皮膚科の先生(レーザーの達人)が独立したので、彼女らの永久脱毛を頼んであった。
東京に比べると格安だけど、まあある程度お金はかかる。ただ 今しておけばこの先楽でしょうとの親心であります。
ホント女の子ってお金かかるからイヤだわ 

ついでに、二人は私の実家に泊まりたいそうな。
父母に面倒をかけてしまうので、しょうがないから 私も行くことにしたのである。

小学校から高校まで同じ学校で学んだ二人。私も同じような環境で学び、そこでできた友人と言うのは今でもありがたい存在なので、私もなるべくそういう仲は尊重したいのだが、ホントこの二人のきままさ加減って・・・
夜はいつまでもダラダラ寝ないで話しているし、朝は起きないし、言葉遣いは悪いし・・・ 一応世の中向けには お嬢で通っているはずなので 私相手だと安心しているのかもしれないが ヒドイもんである。
娘友が簗に行った事がないと言うので また簗に行く。

緑の中の環境が気に入ったようで 二人で川のそばではしゃいでいる。



鮎は今回は卵がぎっしりでおいしかった。
天然なので一尾は小さいけれど 二人とも7尾完食。



食べた鮎の頭を一皿に集めて グロテスクなオブジェと称して一眼レフで撮影する二人・・・ アホです。

娘 「そう言えばさ 高1の時 いわしの頭を二階から OOO(別のクラスの担任の男の先生)の頭に落としたよね。」
友 「そうそう、調理実習の時ね。OOOびびって、その後怒り狂ったよね~」
娘 「××たん(担任のおばあちゃん先生)にばれて呼び出されてさ 散々怒られたけど ぶつけようとしたんじゃありませんって 言い通したよね」
友 「そうそう。投げて遊んでたら落ちちゃったんです とか言ってさ」
娘 「いわしの頭なんて投げて遊ぶわけないじゃんね~」
友 「でも なんかちょうど下にOOOが通ってたんでぶつけたくなっちゃったんだよね」
娘 「そうそう なんかウチラって衝動的だったよね~ あの時代・・・」

厳しい学校だった。先生方 この子たちを卒業させてくださってありがとうございました。って言うか一日も早く追い出したかったのかもしれない・・・

土曜の夜に 二人を乗せて東京に戻った。
途中ゲリラ雨で大変だった。

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ギャツビーと追憶の追憶

2008-09-06 23:07:21 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は 日生劇場に行った。



月組 ギャツビー

フィッツ・ジェラルドの名作(と言われる)華麗なるギャツビーの舞台化です。

1920年代アメリカの話。第一次大戦中、富豪の娘デイジーと恋に落ちたギャツビーは身分違いから デイジーの家族に恋に引き裂かれる。大戦中にデイジーは同じ上流階級のトムと結婚して娘を産んでいる。
禁酒法のさなかのその時代、酒の密輸で財をなしたギャツビーは デイジーの家の対岸に豪邸を建てて毎夜のパーティー。再会を果たして 再び人妻となった彼女と恋におちる。
トムの愛人のマートル その夫などが絡み 物語は悲劇的に終わる。

瀬奈さんのマフィアっぽい感じのスーツの決め方よかったです。

そして彼女のダンス、身のこなしはとてもかっこよい。もぐりの酒場のダンスシーンなんて特によかった。

超小顔でスタイルいいしな~(お相手の女性役がかわいそうなほどの顔の小ささだと思うわ)



しかし、私はこの話がどうも好きになれない。
特にデイジーの薄情さに腹が立つのよね。
一人の男をそこまで思わせて 破滅させられるほどのオンナかい?と思ってしまうのである。

以前、ロバート・レッドフォードとミア・ファローで映画もありましたよね。
当時 人気絶頂だったレッドフォードだったし、前宣伝もすごかったので期待して観た。そしてやっぱりそう思ったのを昨日も思い出した。
グラデーションが美しいシャツを レッドフォードが部屋中に投げ散らし、それをデイジーが喜ぶシーンが印象に残っている。ミア・ファローの病的に痩せて白痴っぽい美貌が妙に役柄に合ってたけど。
一言で言えば デイジーって嫌な女だしやりきれない話だなって感想は O十年たった昨日も変わらなかったので秘かに苦笑した。

そう言えば、当時のレッドフォードと言えば ギャツビーより追憶だったなあ。
映画の冒頭シーン 海軍(?)の白い制服を来て居眠りをしている姿の美しかったこと。
何でこんなに 綺麗でもなく自己主張の強いバーブラ・ストライザンドが演じる奥さんと結婚するの? と思わせながらも、バーブラの強い女の切なさも伝わってきてよかったな~(その頃はこのような言葉では表現できなかったと思うけど)

などと 追憶の追憶にも浸ってしまった。

久しぶりに見てみたくなった。DVDでも借りてみようかな・・・
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期待して行ったけど

2008-09-05 16:53:58 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日 Sex and the Cityの感想を書いたが 初めて行った映画館に対して言いたい事を少々・・・

今年の7月に改築オープンした映画館 新宿ピカデリーです。

丸の内線の新宿三丁目の駅から直結しているし、新宿駅の東口から歩いても5分ほど、便利だし、建物の外観も素敵である。周りも無印は同じビルだし、近くには伊勢丹あり、レストランあり、飲み屋ありで何かのついでの時も都合がいいと思う。

近くにあるバルト9も新しくて良いんだけど、レディースデイがないのが残念である。割安になるのは午後の一定時間のマチネー割引だけだったと思う。数を見たいのでレディースデイに行きたいのよね、私は。

昨日は、友人はギリギリまで仕事だったので、私がチケットを買って待っててあげるつもりだった。そして、レディースデイでもあるし 女性に人気の映画って事もあり、万が一入れないと困るので、(その辺我ながらA型)オンラインチケット予約をしておくことにした(三日前です)
バルト9のオンライン予約のページに比べ 会員登録の手間もいらずにサクサクできてこれはよろしかった。バルトのはなぜか途中でエラーになったりやたら時間がかかったりして面倒になって諦めたことが何回かあった。座席もブロックでしか指定できないけど、これはそんなに気にならない。当日の受け取りは 予約番号4桁の数字と 暗証番号となる自分の電話番号をチケット発券機に入力すればOKとのこと。って事は覚えておくのは4桁の暗証番号だけでよかったのであるが、念のためにその事が書かれた先方からの確認メールをプリントアウトしておいた(あとで書くけどこれが大正解だった)

で、当日。Aからメールで 到着が開演時間ギリギリになるとの事。その時点で映画館に電話して、チケットを二枚オンライン予約して連れが遅くなる場合の対処を聞いておいた。極端に遅れるのではなければ、もぎりの所で預かるのでお渡しする方のお名前を伝えてくださいとのことだった。発券機と入り口は3階になります。とのこと。この電話対応はよかった。
その事をAに、「遅れるようならあなたの分のチケットをもぎりで預けて先に入っているから受け取って来てね。」とメールで伝えた。「ありがと 助かる」とお返事。
準備万端。

6時15分にピカデリー前に着いた。
一階の切符の発券機はかなり列を作っていた。事前に電話で聞かなければおそらくそこでウロウロするか並んでいたかもしれないが、迷わず3階に行った。
当日券売り場は長蛇の列だったので予約しておいて良かったなとほっとする。

発券機が4台ほどならび それぞれに7,8人の人(殆ど女性)が並んでいた。案内のおねえさん一人。一番右がチケットの購入機(予約してない人用)左三台が予約済みのチケット発券機である。それがわかりにくい。表示が大きくしてないので、予約チケットが欲しい人が右に並んで その機械でできないとなって また左の機械に並び直しているのを 何人か見た。逆に私の前の人は自分の番になってからここでは予約無しでは買えないと知ってがっかりしていた。もうちょっと表示をわかりやすくしていただきたい。

そして私の番になった。予約番号と携帯番号を入力する。
一回目 「予約ができておりません」
ん?
念のため もう一度プリントアウトしてきた紙を確認して入力。
二回目 「予約ができておりません」

そんなアホな と 思いながら もう一度画面を見ながら慎重に入力する。
二回目の入力の時も違和感があったのだが、この機械、反応が微妙なのである。
画面の触ったところでない数字が反応している感じがする。
そして、三回目 「予約ができておりません」

混んでるし、もう時間もせまっているし、後ろの人には申し訳ないので 係のおねえさんを呼んだ。
「この通りに三度も入力したのに エラーになっちゃいますよ!」
おねえさん慌てて しかし慣れた対応で 私を長蛇の列の発券売り場に連れてってくれて列をスルーしてスタッフのコンピューターの所に案内してくれた。
プリントアウトしたメールを見せて スタッフに入力してもらってちゃんと予約ができているのを確認して発券してもらう。
ほっとしながらも 案内してくれたおねえさんに 「どういうことなの?」って尋ねたら 「この機械、こういう事がよくありまして・・・」との事。

おいおい 新規オープンして一月あまりでしょうに。ひどい機械もあったもんである。

チケット売り場からスクリーンへの入り口は エスカレーター前ゲートが共通で一つ。二人の若いおにいちゃんがもぎりをしていた。
時間は6時28分。上映時間に遅れるのは嫌だし 入ってしまおうと思って、一人のお兄ちゃんに 連れのチケットを預かって欲しいと言ったら
「上映開始時間になるまでお預かりできません」との事。

再度 ん?

この時、チケット発券機ショックを引きずっていたので素直に従ってしまった私。
上映開始時間2分前って、もう座席に座っているべき時間ではないのだろうか?
と冷静になれば言ってやったであろうが、黙ってしまった昨日の私ってバカっ!バカっ!
そこで なぜか呆然と佇んでしまった私に もう一人のお兄ちゃんが(イケ面の方) 声をかけてくれた。
連れが遅れるので待っていると言ったらすぐに 「それではお預かりします。お客様のお名前とお受け取りのお客様のお名前をお知らせください」と気持ちよく案内してくれた。
それを見ていたもう一人のさっき待てと言ったヤツの気まずそうな顔。そいつを思いっきりガン見して おおげさにイケ面にお礼を言ってエスカレーターに乗りましたさ。
ここってエレベーターがなくて移動手段ってこの狭いエスカレーターだけなんです。昨日はスクリーン1で一階だけ登ったので済んだからよかったが、スクリーンナンバーが増えると延々8,9階まで上らなきゃならないらしい。
エレベーターは一基あったが プラチナシート専用だって。すごいな~ この格差社会助長システムって。
車椅子の人とかどうするんだろうね? それに上演時間までチケットあずかりませんなんてアホなこと言ってたら上の階だったら絶対間に合わないと思うけどな。

スクリーン1に入ったところでAかららメール。
「チケット受け取りって 長蛇の列のチケット売り場なのね? 誰に言っても対応してくれるのかな?」
再々度 ん?と思って慌てて場内から出て電話する。
「スクリーンの入り口だよ~ 兄ちゃんが二人いるところ」
「え~っ? 今聞いたら私の名前で預かってるチケットないって言われたよ~」
「もう一度確かめて! 言っとくけどそこに居るうちの一人って アホだからっ!」
興奮して声を大にしてしまったではないか。しかしちゃんと仕事しろっ!

そしてAが無事に着いて、二人で落ち合うことができた。

場内はさすがに新しいだけあって綺麗だったし すっぽり身体がうまる椅子で、前の人の頭もまるで気にならないところがよかったし、予告の時にはうるさくて硬いな~と思った音も本編では気にならなかった。

終わってみんなが一度にどっと出てきて混むエスカレーター 三階も人でごった返して歩きにくい。
「動線が悪いんだよね」
「空間があるわりにはごちゃついてるよね」
と、専門家Aの指摘にいちいち納得。

文句言ったけど、ここは私にとって場所が便利で綺麗だし これからも利用するとは思う。今までの新宿の古くて汚い映画館よりは施設の点ではずっとマシではあるから。

だからもうちょっとソフトの面での対応をよくして欲しいもんである。
経営者の方は利用する人の立場に立って一度チケット売り場から体験してみていただきたいわ。
こちらを利用する方には時間に余裕をもって、ついでに予約確認のメールは必ずプリントアウトして持っていっての利用を心よりお薦めいたします。














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Sex and the Cityを友と見る時

2008-09-04 12:00:21 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は親友Aとレディースデイ狙いで映画に行った。
Aの仕事の都合で一週間伸びたりはあったが、昨日は私が前売りチケットを予約しておいてAが打ち合わせ先から急いで戻り滑り込みセーフで一緒に見ることができた。
場所は 新宿三丁目に改装オープンした新宿ピカデリー 文句はたくさんある映画館だったが長くなるので別の機会に。

映画は面白かった。
NYと言う街で、それぞれキャリアと地位を持つ女たちの仕事や恋や生活ぶりを織り込んだストーリー。

ストーリー展開もよくできているし、時々はさまるあけすけなセリフには笑ってしまうし、四人のファッションもそれぞれ素敵だし、女性だったらかなりの人が楽しめる映画なんじゃないだろうか・・・

その中でも キャリーが結婚式をドタキャンされ傷心の元で訪れたメキシコのリゾート地のホテルの鏡に自分の顔を映す。いつものさっそうとしてブランドドレスで決めて化粧を施した顔でなく、疲れた、魅力のない中年女の顔が容赦なく映される。
そうそう、40過ぎると気張ってないとこうなるのよ~ と 妙な所で同感する。

同じくキャリーのアシスタントになった黒人少女ルイーズがクリスマスにキャリーからヴィトンの新作バッグをプレゼントされるところ。レンタルでないヴィトンのバッグを持つのが夢でありうる20代っていう若さを強調するエピソードだったな~。やっぱりある意味若いって可愛くて素敵。しかし、あのバッグはもらっても持ちたくないな~

またサマンサが自分らしい自分を取り戻すために、あんなに入れ込んだ美しい年下の恋人と別れる。「あなたを愛してる、でも私は私をもっと愛しているの」ってせりふも普通の50女には言えませんわね。

などなど 笑いながらも考えさせられるエピソードあり。
年齢を別とすれば、国籍も立場も全然違うが、中年女性であることの普遍性ってやっぱりあるもんなんですね~ などと。

隣でやっぱりところどころで笑いながら見ていた親友A。何度かこのブログでも登場済みだけど、美人でおしゃれで会社員と大学講師の顔を持つキャリアウーマンです。彼女なんて働く女として余計この映画に親近感を持つのではないだろうか?DVDも全部見てるって言うし。
しかも 彼女の最初の結婚はいわゆるエリート予備軍で美男美女のカップルね~と言われた相手と5年で離婚、しばらく独身で40過ぎて二度目の結婚という歴史もある。それを幼稚園の年長から高校まで同じ学校で学び、大学進学で同じ時期に東京に出てきて、途切れずに会い続け、二度の結婚式でスピーチを頼まれ、お互いの事を知り尽くした仲なので 彼女がどんな気持ちでこの映画を見ているか が 何となく想像もできてしまうという なかなか、この映画を見るのには格好の相手だった。

映画が終わって 伊勢丹裏の飲み屋街でピザをつまみにワインで一杯やった。
この所 また痩せた彼女。ただでさえ細いおみ足がパンツの中で泳いでるよ~
今のダンナ(某国に単身赴任中)の母親のことでダンナの実家に何度か往復しているって聞いていた。前から モンスター姑というのは聞いていたが、詳細を聞くとやはりすごかった。昔 家の姑(天然困ったちゃん)と姑のすごさ比べもしたことがあるので 相当なのは知っていたが、ここまでやってあげてそこまで言われなくちゃならないの? と言うすごさ。家の姑はまだ気遣いあるし、Aの姑に比べたら天使に見えるかもしれない。

そして、今回
「局ちゃんに言っておきたいんだけど・・・ 私が病気とか事故とかで急に死んだら ダンナに伝えて欲しいんだ。悪いけどダンナの家のお墓には入る気ないから。実家の方に埋葬するか散骨するかにしてって。局ちゃんに頼んどくわ」
だそうだ。
バリキャリのわりにはおっとりしてるし めったに人の悪口も言わない彼女がここまで言うのって 相当姑関係には応えているみたいだ。まあ40過ぎて降ってわいた姑(しかもモンスター)だし、情を持てと言うのってやっぱり無理があるとは思うしな~

「はいよ 聞いた。善処します」と答えておいた。
東京のオンナも色々考えるところありますな~







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思い出作り

2008-09-02 23:25:17 | 様々な思い
あの方は 総理になって何かをやり遂げたかったと言うよりは ただ 総理ってものになりたかったんじゃないのかな と 思う、 自己満足のために。

任期中に サミットもあったしオリンピックにも行けたんだものね。

もっとジジイになって この一年のアルバムをめくりながら 
「こんな時代もありましたね~ フッ」なんて片方の頬で笑いそうで腹が立つわ。


彼のせいばかりじゃないとは思うが、この一年で世の中悪いほうに流れた気がする。

究極の無責任の見本を見せつけられて、そう社会に明るい展望がなけりゃ 一番すさむのは若い子たちだろうなあ・・・
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啄木に倣う

2008-09-01 23:30:00 | 家族あれこれ(犬も含めて)
昨日のブログで、散々 オババとチャマのバカ親子ぶりをあげつらって悪口を書いた次ぐ日に恐縮ですが 我が家の親バカと言うかバカ親記事を書きたいと思います。
我ながらこの節操の無さよ・・・

今週夏休みだった我が息子、休み明けに資格試験を取らねばならぬと週前半は勉強はしていたが、メドがついたので 週後半から彼女とデート、その後は夫の車を借りていつものスポーツの練習に千葉の方のグランドまで行ってしまった。
日曜の夕飯も外で食べると連絡があったので 夫と私と娘で三人で夕飯を食べて缶ビールを一本ずつ飲んだ。

息子は、10時過ぎても帰ってこない。帰ってから車を置いて寮に戻らなくてはならないだろうし、次ぐ日も朝早いだろうし、大丈夫かいな と思っていた。
夫は次の日 とても早い出勤の予定だったので早々に寝室にいってしまった。

で、帰って来たのが11時ちょっと前である。
帰って来たとたん
「疲れた~」「足ががくがくだ。豆がつぶれて歩けねえ」
と騒ぐ。自分の好きなことやってきて疲れたなんて言うんじゃないよ と 冷たく言ったがちょっと可哀想かな とも思っていた。
自分の洗濯物を洗濯機に放り込んでまわしだし
「おかあ 悪いけど干しといてくれよ。今でも臭いのに明日まで置いとくと悲惨だ」と言うので へいよ と引き受けた。

薬箱をガサガサ捜して 消毒薬とバンドエイドを捜して豆の治療をしている。足の小指の爪は黒く変色してるし 豆のところは皮もむけてかなり悲惨な状態であった。
自分の部屋から 夏休み明けに部署で配るというお土産のお菓子とテキスト類を持ってきたらかなり大荷物になっていた。
この間 20分ほど。

「じゃ、明日早いから行くよ。おかあ 悪いけど駅まで送ってくれないかな?」
我が家のポジションは一番近い駅までも徒歩10分くらいかかる。息子の寮に乗り換えずに行ける駅には15分くらいかかる。自転車を駅に1週間置いておくわけにはいかないから 私に送って欲しかったらしい。

「あらま 私ビール飲んじゃったよ。運転無理だよ。」
「げっ そうか~ じゃ しょうがねえ歩くか」
そう行ってサンダルに足を突っ込みながら 「イテテテ」などと言っている。
さすがに可哀想になった私。

「じゃあさ、私の自転車に乗っていっていいよ。でも明日の午前中使うから 私を後ろに乗せてOO駅(乗り換えずに行ける駅)まで行けば そのまま私が乗って帰ってくるから」
「おかあ それ、いいアイディア! おかあを乗せても自転車なら楽々だ」

そして 荷台に横座りに乗った私を乗せて漕ぎ出したら ヨロヨロ蛇行するではないか!
「危ないよ あんた 私も乗せられないの~?」
「疲れてるんだよ~ それにおかあ重てえ」
「私が重たいって? 失礼な」
「いや M子は乗せ慣れてるから その感覚で漕ぎ出したらおかあの方が重かった。5kgは違うな、こりゃ」
「M子と比べないように 私が重いんじゃなくてM子が軽すぎるんだよっ!」

その後も 何度かふらついたが無事に駅着。
「じゃ、またね」
「気をつけてね、試験落ちるんじゃないよ」と大通りの手前で別れた。

M子は 40kgない超痩せぎすオンナである。
比べれば そりゃ~私の方が肉付きいいですよ(胸もあるw)
しかし、もう一度 声を大にして 言いたいが、私がデブじゃなくてM子がガリすぎるのである。
それを 宣言した上で 啄木に倣ってみる

『自転車に 母を乗せたらそのあまり 重きによろけて 電柱に激突』

お粗末さまでした。





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