局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ギャツビーと追憶の追憶

2008-09-06 23:07:21 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は 日生劇場に行った。



月組 ギャツビー

フィッツ・ジェラルドの名作(と言われる)華麗なるギャツビーの舞台化です。

1920年代アメリカの話。第一次大戦中、富豪の娘デイジーと恋に落ちたギャツビーは身分違いから デイジーの家族に恋に引き裂かれる。大戦中にデイジーは同じ上流階級のトムと結婚して娘を産んでいる。
禁酒法のさなかのその時代、酒の密輸で財をなしたギャツビーは デイジーの家の対岸に豪邸を建てて毎夜のパーティー。再会を果たして 再び人妻となった彼女と恋におちる。
トムの愛人のマートル その夫などが絡み 物語は悲劇的に終わる。

瀬奈さんのマフィアっぽい感じのスーツの決め方よかったです。

そして彼女のダンス、身のこなしはとてもかっこよい。もぐりの酒場のダンスシーンなんて特によかった。

超小顔でスタイルいいしな~(お相手の女性役がかわいそうなほどの顔の小ささだと思うわ)



しかし、私はこの話がどうも好きになれない。
特にデイジーの薄情さに腹が立つのよね。
一人の男をそこまで思わせて 破滅させられるほどのオンナかい?と思ってしまうのである。

以前、ロバート・レッドフォードとミア・ファローで映画もありましたよね。
当時 人気絶頂だったレッドフォードだったし、前宣伝もすごかったので期待して観た。そしてやっぱりそう思ったのを昨日も思い出した。
グラデーションが美しいシャツを レッドフォードが部屋中に投げ散らし、それをデイジーが喜ぶシーンが印象に残っている。ミア・ファローの病的に痩せて白痴っぽい美貌が妙に役柄に合ってたけど。
一言で言えば デイジーって嫌な女だしやりきれない話だなって感想は O十年たった昨日も変わらなかったので秘かに苦笑した。

そう言えば、当時のレッドフォードと言えば ギャツビーより追憶だったなあ。
映画の冒頭シーン 海軍(?)の白い制服を来て居眠りをしている姿の美しかったこと。
何でこんなに 綺麗でもなく自己主張の強いバーブラ・ストライザンドが演じる奥さんと結婚するの? と思わせながらも、バーブラの強い女の切なさも伝わってきてよかったな~(その頃はこのような言葉では表現できなかったと思うけど)

などと 追憶の追憶にも浸ってしまった。

久しぶりに見てみたくなった。DVDでも借りてみようかな・・・
コメント (2)
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