トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

まだ使ってない・・・

2025-02-12 | 感じるままの回り道

 林道に倒れた山桜の大樹、林道終点まで車で入れず道具の搬入に手間がかかるし倒木直前まで運転しても行きか帰りのどちらかはバックになるので痛い右腕でハンドル操作は危なっかしい事この上も無かった。バック走行でのハンドル操作で車の挙動はダイレクト&クイックになりがちだからハンドル操作が遅れれば山側に衝突なら怪我の心配は無いものの沢に転落では大怪我する可能性がある。

 道を塞がれて既に半年が経過したけれど何の動きも無くて、取水堰の掘り出しに通った1月はひやひやし通しだったのだ。しかし一旦、取水堰上端面に到達出来たら「この規模では孤爺の人力・尽力では到底復旧は不可能!」が想いたくも無かった現実的認識になった。そこで取水升の掘り出しは諦め、せめて水流を取水升上に通す事を「水源地の手入れ」として行う事にしたのである。そのためには導水堤代わりに大木を横たえねばならず、まずは伐採し牽引して所定位置に杭で固定する作業を行わねばならない。

 そうなるとチェーンソーやら牽引器やらコンテナ2箱分程度の資材を作業の度に運んでまた片付ける事になる。故にどうしても林道終点まで入りたいのであった。かくして待ちきれず危険を承知で処理したのが先日の事なのだが、その後、大寒波が居座り日中の気温も一桁台では肩の冷えが酷くなる=疼痛増加の原因になる事必至なので山詣は休んでいた。その間、断水になれば姥捨て山の環境は劣化するのは目に見えずとも確実なので「終焉」に向け資料の改定をしていたのである。ここにきてようやく大寒波の緩みが期待できるようだからそろそろ重い腰、痛い肩を上げなければならない。Uターン場所のドン詰まりには脱輪しない様に処理した桜の太枝を横たえておいた。これでツッツモッツ、切り返ししている時の安全装置にはなるだろう。

 画面右上に見える丸太橋、一年前はこの丸太橋下で立ち作業が出来ていたのだ。沢の河原幅も2倍以上に広がって、度重なる集中豪雨による砂礫の流出の膨大さがはっきり判る景観になっている。こんなあり様では取水升上に150cmも砂礫が堆積してしまったのも妙な納得するだけになってしまった。まあ、立ち向かう!、なんて誇大妄想は無しにして天変地異は従順に受け入れ従う事にする。どうにもならないのはどうにもならないのだ。水域創出で多くの生物を呼び寄せ反映させてみたものの物事には終わりがあるものだと言う現実を痛いほど知らされた。肩の痛みもうんざりするほど味わえる日々でもあるが平和であることは間違いない。

     


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