トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「摘果リンゴのはったい粉ムースもどき」

2022-08-01 | 何よりの楽しみ
 「ムース」と言ったところでおフランス料理やスイーツなどとんと縁のない小生なのでどういう物か知らずして放言するのである。
 摘果リンゴを腐るに任せるのも「もったいない」から漬物やコンポート風に仕立ててみたもののそうそう消費できるエッ!品にはならなかった。今般、はったい粉を購入してパン作りをしてみたもののグルテン不足でまとまらないし膨らまず撤退。捲土重来、粉もんの良さを生かすべくチャレンジしたのが「混ぜ合わせ」の合わせ技なのだった。

 最初はヨーグルト、次に摺り下ろした林檎でどれも美味しい。そこでまだ縁台に転がっている摘果リンゴを摺り下ろしてはったい粉を加えてみたら摘果リンゴを食べるより美味しくなった。冷やせばそのまま「冷菓」である。あの宮沢賢治の「冷菓の夏はウキウキ食べる」は本心なのだったね。
 そこで妄想が進む。バナナ、桃、梨と合わせてみたらどれも美味しさが爆発だ。「調理は爆発だ!」と言った画伯の一発もまた真理だったのである。しかしなあ、桃やナシを購入したばっかりに我が巾着も爆発してしまった。残りのはったい粉は水で溶いて食べるしかないか・・・。

 そんなこんなでも思った事は「この粉もん、もっとメジャーになれるはず!」と言う事で、離乳食から栄養食、病人食から老人食、お八つからスイーツまでと多彩なアレンジが出来そうだ。行動食から飢餓食までもカバーできる優れもののはったい粉はどうして脚光を浴びないのか不思議でもある。
 結局は「古臭い・貧乏くさい」範疇なのかも知れないが生産者の奮起とバリエーションの付加を期待したい。キャンペーンには「はったい粉は人類を救う!」を使おう。
 そのままでも食する事が可能だし水分のある食材を加えれば更に美味しい一品が即席で出来、栄養価も高いはず。はったい粉にミドリムシと昆虫粉末を加え飢餓地帯の食糧支援に加えれば「絶対粉」となると、いつも通りの妄想世界に脳味噌がトリップするのはホント、いつも通りなのだった。そしてドリップされたのは自己嫌悪オォーッ。

 ➡