トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「休戦共停」

2022-08-05 | 小父のお隣さん
 ほぼ一週間も続いた熱中症警戒アラート発令も今朝は27℃、相も変わらず熱帯夜だったとは言え涼しい一日の始まりである。小学生の頃の夏休みの事、あまりの暑さに寒暖計を見て「28℃ではなあ…」と思ったのをいまだに記憶しているが、その今は30℃で「涼しくなった…」と思うのだから惚けも極まれりである。

 さて猛暑日が続こうとも元気なのがトンボで、ヤンマにさえアタックしていく攻撃的なシオカラトンボの♂。それでも、時には母の無い子のように独りで歌を歌ってみたり…ではなく休まなくてはやってられんのである。
 いつもなら休んでいても近くに競争相手が来ても来なくても他種にだってアタックする暴れん坊勝軍なのにこの日はおとなしかった。カワセミの見張り台にと刺した竿に止まったまま他のトンボの休息を許していたのだった。この撮影でシャッターを押す直前まで三匹並んでいたのだがタイミングが遅かった。飛び立ったのはオオシオカラトンボの♂だったけれどよくもまあ、三匹並んだものだと感心してカメラを向けたのだ。

 しかし、人生はそうやすやすと思い通りに運ばない。今回も「マーフイの法則」通り貴重な機会を「まあ、フイ!」にされたのだった。喧嘩っぱやいシオカラトンボさえ無用な争いは避けるのにあの小仁やこの小仁はそれすら出来ぬ。それなのに自分の本性を他に塗り付けて糊塗して平気。もともと赤の他人ではあるが「嘘つきは他人に始まり」と言われているのに寄り合い所帯の場所もある。まあ、「ネコババとン?拾人の党族」か…
 名著に曰く「その以す所を視、その由る所を観、その安んずる所を察すれば、人いずくんぞ廋さんや、人いずくんぞ廋さんや」もってその通りである。「小人は必ず飾る」も付け加えよう。