トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ネザサの坊主刈り

2025-02-20 | 今日は真面目に

 水源地での保全作業は牽引器が貸出中で行えない。なので拠点下の段からネザサの刈り払いを行う。昨季は水源地が豪雨により破棄され水域も泥土で埋まり水域三昧、山域での作業には手を出せなかったのだった。であるからネザサの刈り払いもここは一年ぶりになる。ひざ丈まで繁茂しているだろうと予想していたものの意外に成長ぶりは大人しい。だからと言って油断できないのがササや竹の侵入・成長・席巻なのである。視点を境界あたりにまで延ばせば背丈程度まで伸びているシュートもあるから年に一度は抑制のためには地際から刈り払わなくてはならない。この時ばかりは坊主刈りご解禁である。

 ササユリの株も何カ所かあるのだがこの時期なら地際から刈り払っても成長には差し支えは無く、この林内には早春に開花するスミレやタンポポ等も稀有であるから安心して「このクソネザサ!」とばかり大ナタ、いいえ刈り刃を突っ込めるのである。ネザサの株に落ち葉が絡むから堆積が厚い。落ち葉層の下から刈り刃を動かすので痛い右腕には少々負担だった。刈り刃の回転軸を地表で滑らしてはいるものの左右に動かすにはそれなりに腕を使わねばならない。刈り払った跡を眺めても落ち葉とササの混合物で見た目は殆ど作業前と変わらない。数日経過すれば笹の葉が枯れるから手入したのが一目瞭然となるものの、直後の写真では判んないんだなあこれは。