学友の他界を知りて寂々と一期の人は蘇りける
耳元で袋の音を聞き歩く我見て笑みし見染め初めは
下校路で夜勤の我とすれ違う動悸高鳴るわれ田舎者
父と住む娘であれば籠を持ちビーチサンダルぱたぱたと行く
写真得て進学したき我なれど秘めて転居の我二十歳なり
うつむいてすれ違う日々青春を訪ねし時に家すでに無く
耳元で袋の音を聞き歩く我見て笑みし見染め初めは
下校路で夜勤の我とすれ違う動悸高鳴るわれ田舎者
父と住む娘であれば籠を持ちビーチサンダルぱたぱたと行く
写真得て進学したき我なれど秘めて転居の我二十歳なり
うつむいてすれ違う日々青春を訪ねし時に家すでに無く