トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

池上げし浮上水槽に

2018-05-06 | 何よりの楽しみ
 池のタナゴ、産卵管を出している個体も少なくなったから産卵床となったであろうドブ貝を池上げし浮上水槽に移した。この日から約3週間を浮上水槽で生活させる。

 昨年、一昨年と池の中で管理していたがタナゴの稚魚は一匹も見いだせなかった。自然環境では繁殖サイクルは滞りなく続いているから池の中なら「大丈夫」と高をくくって繁殖ならずの憂き目をみた。今期はその深い後悔を糧に浮上水槽を新装し底面濾過も導入し万全を期す。
  池上げは7枚  ➡   浮上水槽に移す

 この池上げ作業と合わせ池の底砂を回収し「荒木田土」と交換した。川砂とゼオライトの混合底砂は貝は潜れるが泥鰌が潜るに困難なのだ。そのため底層の耕起が行われず有機物の分解がうまくいかずメタンを発生させる環境になってしまう。
 少年時代、ガサガサを行っていた河川でメタンなど発生せず、底土を掘り取っても酸素の供給がある状態だったのを思い出すと今回、荒木田土に交換した事で貝の潜り込みだけでなくドジョウの生息環境も良くなるだろう。

 浚いとった底砂は水桶の中でフルイにかけ微塵と汚れを落とした。ミジンを抜いた砂礫は改めて籠に入れ、池内で産卵期のみ貝を管理する。こうしておくと池上げの管理が楽なのである。
 今回、フルイで砂礫を洗い分けていた時、新たにマシジミ2個を発見した。一昨年に池で繁殖した個体である。マシジミとカラスガイは網目の籠でなく深めのパレットにふるい分けた微塵を入れ池に沈めた。今まで同じ籠で管理していたものの、川砂を詰めていたため日々流出し貝が潜れなくなってしまった。パレットにした事でその杞憂は無くなる。
             池内に置く産卵用籠     左、減った川砂。右、籠からパレットに変更した 

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