京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




祇園の「甘泉堂」さんは創業120年の老舗和菓子屋さん
秋から春までの期間限定『栗むし羊羹』を販売されています(春から秋は水羊羹を販売)
”祇園”でも少し奥まった場所にあり、そこがまた楽しいお店です。

四条通りを八坂神社方向に左側の歩道を歩いて行きます。
しばらくすると『何必館・京都現代美術館』があります。
(日本画家・村上華岳氏の作品やコレクション等を展示)

上を見ると「甘泉堂」さんの看板がありますがお店は見当たらず・・・
よく見ると美術館の横に人が一人やっと通れる位の小さい路地があります。
こんな感じのとても細い道です。

因みに京都ではこのように一人がようやく通れる程の細い路地のことを
”ろーじ”と言われているようです。
この”ろーじ”を入って行った所にお店があります。
(通る時、ふと神楽坂の様な気分になります

ありました~!宝探しのようで、ちょっと楽しいです。
青い暖簾が目印になりすぐに分かります。

お店の前には小さいショーケースがあり
奥には古い額に入った看板があります。
こちらも、かの有名な日本画家、富岡鉄斎さんの書なのだそうです。
鉄斎さんもこちらの和菓子を好まれたのでしょうねぇ・・・

さて、こちらがその栗蒸し羊羹
注文するとお店の奥から包装したものを持って来て下さいます。

竹の皮に包まれた羊羹はこのまま蒸し上げられていて
これを皮ごと切って頂きます。

竹の皮を取って頂きますが
これぞ!栗蒸し羊羹というような何とも言えない美味しさです。
もう1本買ってくればよかった~という感じです
そしてもうひとつ、面白いものを買ってきました。

こちらは「とりどり最中」、手のひらサイズ程あるとても大きなもの
京都の四季が描かれていてこのように4つに割って頂きます。

中に入っている餡も四季それぞれによって違います。
春は粒餡、夏はうぐいす餡、秋は漉し餡、冬は白餡
それぞれの餡がとても美味しいです。

他にも「四君子」(しくんし)というお湯をかけて頂く懐中しるこがあり
中には欄の塩漬けが入っているとか・・・
詳しくはモモコさんのブログにてご覧になれます。



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